沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩397 沖縄からの沖縄移住者のメッセージ 6

2012年12月23日 08時57分12秒 | 政治論
 本土から沖縄に移住した一人間が徐々に醸成した、本土に対し抱く情念に関するメッセ-ジは、とりわけ太平洋戦争前と後、沖縄が被った国家による犯罪的試練の全てが、沖縄人に対するまさにホロコースト的仕打ちであり、まるで「何事もなかった」かのように過ぎ去った事柄とでも言いたげに、更に更にその犯罪性を倍加して、加速度的に加える戦後日米政府による弾圧的所業の数々を、沖縄人は一切水に流すような仕儀で通過しようなどと金輪際思ってもいないし、惨たらしい何百万の塊のような、死屍累々たるユダヤの、受動的忍苦的甘受と、内面性への無抵抗な逃避に傾向として明け暮れた、あってはならない犯罪者目送態度を肯んじない気組にあるということなのだ。
 おまえさんがた(日米政府国民)は未必の故意的犯罪者だ。鳩山元首相の「最低でも県外」と言挙げした「普天間飛行場代替施設」移設先問題の根本は、アメリカ合衆国の、沖縄に対する特別の思惑即ち激戦を制して分捕った占領地であり、実質自由裁量下にある領土だと野蛮に無邪気に思うことと、渋々返還してからは日本政府昭和天皇お墨付きの、ていのいい植民地視状態にあるということであり、これだけでも戦争に関する国際基準に完全に齟齬し、「永続的に」その野蛮な「征服欲」充足行為に浸りきっている犯罪性は、現代に生きる人間として許容してならないものなのであり、こうした原則非人間的状況を醸す沖縄米軍基地に関わる全ての要件における、日本政府の「思いやり予算」というトンチンカン外交実質やら地位協定の完全不平等性やら、一地方行政単位単独に突出して顕現する人権阻害傾向が、日本国憲法理念から著しく外れるものとして考えられている。
 憲法違反は日米軍事同盟そのものが犯していることであり、「傀儡政府」が自衛隊という、これまた違憲組織をアメリカに半ば強制された結果、現在無類の国軍として実効的に存在性を内外に示している。彼らは、到底「アセス」の実質を有しない移設先名護市辺野古大浦湾「環境影響評価」書類を、昨年末姑息にして夜盗的方法で沖縄県にねじ込み、先頃その補正書を死に体政権が、年末に来て再び突然に押し込み、今度は「代執行」含みで「公有水面」埋め立て申請を投げつけようとしている。
 ここにはあきれた問答無用の封建的圧政がまかり通っている。君たちはその(沖縄に対する)鈍感な優越感のせいでわかろうとしないのだが、君たちがやっていることは沖縄に住む人達にとって最初から許しがたいことなのだよ。
 やりかたといい、考え方、そして基本的にアメリカ合衆国従属依存夢枕状態にあるその情けないていたらくが、なにをやっても最早糠に釘、暖簾に腕押し、の国政、選挙、として現象し人民の不満を増幅させている。
 日米安保拒否、辺野古移設反対、オスプレイ撤去、米軍基地の完全撤廃、これらは沖縄県民、議会、行政首長、挙って願い思っていることであり、多数決的に決定的に大多数の意見集約事項だ。沖縄の民主主義は「コモンセンス」によって戦闘的にその本来の独立性を勝ち取ろうとしている。「経済問題」「雇用問題」「地域活性化」はむしろ自治性の問題であり、国が銃剣のように振興策をかざして襲いかかろうとしても所詮地域振興は地域の問題に究極し、「バラマキ」程度のはした金ではなにひとつ解決しないのだ(現に振興予算は国内他県との比較においても格段に多額の実数など示していない)。(中断)


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