沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩89 沖縄の敵

2010年06月15日 23時49分26秒 | 政治論
 人質及び防共戦線として沖縄をアメリカに無期限占領させたのは天皇だがいずれ側近の誰かが唆したのだろう いずれにしろ国際法上この占領は不法でありあらゆる実情を考慮しても戦後65年の今殆ど揺ぎ無く県土を軍事占領しているアメリカには時の政府の誤った方針に基づく安保条約ならびに地位協定によってもなお居坐り続ける権利はない 何故なら県民総意は反米軍基地即時全面撤退以外にはなにも望まないのだから 
 今きな臭い現状を呈している半島の事件はアメリカ一流の陰謀を匂わすが思えばかつてルーズベルトの挑発もこれに似て歴史は繰り返すのか ある意味沖縄は岐路にたたされているかもしれないがこの唐突な事件の真相はいずれ藪の中であり鳩山の完全豹変もここに由来してるようで不審な動きと見て見えぬこともないし世界における経済大国競争でやがて中国に凌駕される日本に対しその女々しいプライドをくすぐるかのようにけしかけるアメリカの意図も透けて見える 日本は再び敗戦国の汚名を着せられたままドイツと共に人質国家として内政干渉を受けながらアメリカの属国に成り下がるのだ 沖縄の反基地闘争は完全な当事国アメリカに対してのみ直接対峙することになる  

詩88 非軍事の精神 

2010年06月15日 12時59分09秒 | 政治論
 沖縄県民の総意(少数意見もあるが概して)は 米軍基地はいかなる理由でも必要がなく 逆に戦争に対する憎悪からあらゆる軍事的政策に与しないので戦略的見解の押し付けに対しては断固として抵抗をする 従って菅はじめあらゆるヘッポコがいう「負担軽減」は辺野古撤退普天間撤退一切の軍事基地撤退以外には軽減でもなんでもない 君たちの言う「説得」とは言葉の間違いで沖縄県民は決してこの姿勢を変えないし変えるという発想もない 従っていくらがんばっても強制執行以外に君たちの要求は満足されない そこでこうしたアメリカと日本政府の覇権主義に基づく民衆迫害に関して国連または国際司法裁判所に提訴し彼らの非民主的住民迫害を糾弾することになる 更に言えばそれ(強制執行)をしも実行できないくせに日米合意踏襲などとほざいている君たちの首長は日本の安全保障上の重大な問題について現実的解決の意志がない無能な宰相と認知しなければならない 次にアメリカだが この国が沖縄県民の怒り拒絶憎悪を間近に見て常識的にはここに軍事基地を置くことには絶望するだろうに 日本政府がおもいやり予算やら愚劣な追随政策やらでアメリカのご機嫌を取り結んでいる限りは決してこのタナボタ基地を手放すはずもないのだ こうして全ての罪は無能にして無策な腐った精神の日本政府に集中するといえるだろう 繰り返すが沖縄県民の総意は あらゆる戦略的視点に与せず徹底した平和外交のみを評価する 勿論非暴力主義こそその基本である 

詩87 沖縄の行く末

2010年06月15日 10時36分10秒 | 政治論
 普天間問題を 鳩山の勇み足 世論に馴染まない とする判断は菅直人の(というよりむしろ外務防衛官僚の)選挙対策非常事態宣言内閣としては実に如才のない現実路線ではある 国内本土並み世論は結果的には愚劣な表情をさらしているが今回の普天間茶番劇を単に鳩山暗愚政治劇として片付けるときこれまでの辺野古の民衆運動につき何の評価もみせない国内世論ならびに政治家たちの愚かしい精神構造を感じる それは第一に沖縄県民に対してある(意識するしないに関わらず)本土の人間の 政府ならびに政治家論調に十分に毒された沖縄軽視特別視差別蔑視対岸の外国の火事等々ありとあらゆるシカト的いじめの幼稚なガキ大将根性であり悩むは一人沖縄ばかり といった従来の本土と沖縄の関係そのまま進歩のない保守主義根性をむき出しにしている いずれにしろこうした偏頗な待遇に沖縄が永久に甘んじるのか (全く持って何の謝罪もない本土のために犯罪集団米軍を引き受ける必要などない)ここは本格的に自主独立路線を例えば防衛論にのみ関し徹底的に追求すべきであろう