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数学難問「ABC予想」を京大教授が証明か

2012-09-23 | つぶやき

「ABC予想」と呼ばれる数学の未解決難問を証明する論文を京大数理解析研究所の望月新一教授が公表し、注目を集めているそうだ。論文は500ページにも及び、極めて難解なため、証明の正しさを判定するのに時間がかかるようだ。望月教授は整数論と幾何学を組み合わせた「宇宙際タイヒミュラー理論」を独自に発展させて証明に用いたそうで、この理論を完全に理解できる数学者は現時点では殆どいないとみられるそうだ。今回の証明手法は、ABC予想の証明に留まらず、数学上の強力なツールになる可能性があるようだ。尚、望月教授は、数学の専門的な話であり、一部の専門家の間で処理されるべきものとして、マスコミの取材には応じていないようだ。
●「ABC予想」は1985年に欧州の数学者らによって提唱されたもので、次のような内容: 互いに素な(1以外の公約数を持たない)3つの自然数A,B,Cについて、A+B=Cの関係があるとき、A,B,Cのそれぞれの素因数をa,b,cとすると、a,b,cの積の2乗は常にCより大きいというもの。具体例として、A,B,Cとして3,125,128(互いに素)を考えると、それぞれの素因数は3,5,2であり、この積は30、その2乗は900であり、900>C(=128)が成立している。 ⇒ 9/23読売新聞