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メタンハイドレート、世界初の産出試験へ

2011-02-20 | つぶやき
経産省は今年末に東海沖から熊野灘にかけての海底で掘削作業を開始し、順調なら2018年度の商業生産に繋げる考えという。メタンハイドレートはメタンと水が結晶化した氷状の物質で、東海沖から熊野灘には日本の天然ガス消費量の13.5年分の資源量があることが03~06年度のボーリング調査で確認されているそうだ。海底でのメタンハイドレートは個体で自噴しないため、地層の圧力を下げて分解し、メタンガスを取り出す新技術を試すという。メタンガスは都市ガスや発電用の燃料として利用でき、燃焼ででるCO2の量が石油や石炭より少ない特徴がある。今まで商業生産にメドをつけた国はなく、貴重な自主開発資源となる可能性があるという。 ⇒ (2/20朝日新聞)
TIPS)5500万年前(恐竜絶滅後1000万年頃)に北大西洋周辺での大規模火成活動によるマグマの上昇によりメタンハイドレートが大量に融け出し、それが地球の急激な温暖化(気温が6~8度上昇)に繋がったと考えられているそうだ。その量は産業革命以後、人類が化石燃料を消費して発生させたCO2の量、及び今後発生するであろう量の総量に匹敵するという。