MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

学習しましょう。

2009年03月31日 | Weblog

『3月は去ってしまう』の
今日は3月最終日でございます。

音楽教室は、年度末の調整のため
30・31日と2日続けて、レッスンがお休みとなっています。

平日の月曜・火曜にお休みが来ても
一般的なお勤めをしている友人らは、仕事です。
遊びに行こうよーなどと誘ったら
今死にそうに忙しいの
と怒られそうです。

まあ、『1人でお出かけ』は慣れていますけれど。

平日のお休みを控えた先週、
『来週の休みはどうしますー?』
と、同じ教室の同僚に聞いてみたところ
平日しかやっていないデザート・バイキングがあるので
行ってみたい、とのこと。

デザート・バイキングには、苦い思い出があります

まだ学生だった時、同じピアノ科の友人に誘われて
ヒルトンホテルのケーキ・バイキングに行ったのです。

見た目もカラフルで、おいしそうなケーキ達。
しかし人間、甘いものばかり食べられるものではなく
5個食べたところで、ケーキは見たくもなくなり
後はサンドイッチを喜んで食べていた思い出が。

しかし、同僚いわく、
そこは京野菜と果物を使った料理やデザートが売りの店
京野菜のジュースなんかもあるらしい。

あ、それなら いいかな、と。
わりと、さっぱりしたものが多いなら、いけるかなと。


久々に行ってまいりました。


撃沈いたしました。


あと、10年くらいは、もういいです。


定員=楽器の数?

2009年03月30日 | Weblog

音楽大学には、オルガン専攻というところがあります。
つまり、ピアノや声楽同様
オルガンを専門とする人のためのクラスです。
        
もっとも、名称は同じ様でも 内容は学校によって様々。

私の母校の「オルガン専攻」は、オルガンと言っても
どちらかといえばクラシックに力を入れ
(一応ポピュラー等幅広い音楽を勉強する様ですが)
『パイプオルガンでの演奏』も目的としているのに対し
師匠の母校の電子オルガン科は
エレクトーンで作曲・編曲を勉強する
ヤマハの上級グレードに直結するようなカリキュラムらしい。

実は、つい最近まで母校の電子オルガン科について
ほとんど知らなかった私。
ピアノと声楽が、音大の人口のほぼ半数を占める中
オルガン専攻って、非常に狭き門らしい
くらいの認識でした。
パイプオルガンがあることは知っていましたが・・・
        
ちなみにパイプオルガン、練習が大変らしいです。
もちろん、ほとんどの練習は
コンパクトな電子オルガンで行うのでしょうが

例えば、ピアノ科の生徒で
自宅にはアップライトしかない学生が
試験前には学校の練習室のグランドピアノを借りて
練習をするように

オルガン専攻の学生さんは
師匠いわく
パイプオルガンを設置しているホールを
 夜間レンタルして練習する
』のだそうです。
(昼はコンサート等イベントで使えないから)

狭き門も納得
定員が少ないわけだ。
多かったら、練習場所が確保できない。

エレクトーンJam

2009年03月29日 | Weblog

エレクトーンを習っている人って
どのくらいいるのでしょう?

音楽教室の様子を見ると、
ピアノに劣らず結構な人数になるような気がするのですが
エレクトーンを習っている人って
あまり、日常ではわからない。

学校の音楽室に、体育館に
ピアノは大抵、置かれていますが
エレクトーンがあるとは限りませんし
考えてみると
エレクトーンを披露できる場って少ないです

エレクトーンはそれ一つで、様々な楽器の音が出せ
ビッグバンドもオーケストラもどんと来い
とても便利な楽器なのですが
エレクトーンだけで全部カバーできてしまう故に
エレクトーンだけで完結してしまって
どうも他の楽器と組みにくい感があるのですね。

実際は、そんな事もなく
本体に木管や金管楽器の音が内蔵されていても
サックスやトロンボーンと組んだり
ピアノと組んでコンチェルトをしたり
いろいろ可能性はあるのですが。
        
現在『エレクトーンJam』という
エレクトーンとボーカル
エレクトーンとアコースティック楽器
など、エレクトーンを必ず使うバンドであることが
参加の条件となっているイベントがあります。
一度友人に誘われて見に行った事がありますが
結構、面白い。

以前、エレクトーンを弾く女の子が
 バイオリンを弾く男の子と組んで演奏するという
 ヤマハのCMがありましたが
ちょうど、あんな感じのバンドもありました。

ブライダルプレーヤーとか、伴奏とか
裏方BGM的な役割が多かったエレクトーン。
エレクトーンの活躍の場が、これで広がっていくといいなあ。

エレクトーンテキスト歴々

2009年03月28日 | Weblog

ヤマハでは、ヤマハ独自の導入テキストがあります。

グループレッスンだと、『プライマリー
ピアノ個人だと、『ピアノスタディ』という本がありますが

エレクトーン個人では、現在
えれくとーん ぎゃらりいパレット』という本があります。

この本は、このテキストのための研修を受けた
jet(全日本エレクトーン指導者協会)登録者が
使うことのできるテキストでして
私も、エレクトーンの生徒さんに使用しています。

ちなみに、jetのエレクトーン用テキストは
何年かごとに改訂されているようでして
えれくとーんぎゃらりいパレット』の前には
えれくとーんちゃいるど』が
更にその前には
エレクトーンランド』という本があったらしいです。

らしい、といいますのは
私が『エレクトーンランド』を使ったことがなく
実物を知らないからなのですが

他の教室からこちらへ移動してきた生徒さんが
前の教室で『エレクトーンランド』を使っていたらしく
それでグレード12級まで取ったというのです。
しかし、レッスンしてみると
どうもいろいろ忘れてしまっていて
13級くらいからおさらいした方がよさそう…

ということで、13級に対応した『パレット』を使って
忘れてしまっている部分の復習を、と思ったのですが
jetの教材だと、同じ曲が載っている可能性がある。
ちゃいるど』と『『パレット』でも
いくつか共通する曲がありましたから。
同じ曲でも、アレンジが違っているなら
『戻った』感は少ないので、安心して使うのですが…。
        
というわけで、
『エレクトーンランド』の内容が
『パレット』とどのくらい違うか、を知りたいのです。

現在情報収集中ですが、難航しております。

コードとダイコン

2009年03月27日 | 音楽教室

コード(和音)は
ある一つの音に
3度(鍵盤一つ飛ばし)上の音と
5度(そこから更に一つ飛ばし)の音を足した
3つの音で作ります。(この状態が基本形)

これまでのレッスンで
基本形のコードは頭に入っているLちゃん
これからいよいよ、転回形を習います。

しかし、【転回形】を教える前に
本来の形である【基本形】の何たるかを
きちんと伝えておかないと、混乱の元。

単に『一番低い音をコードネーム』と思われたら
ドミソもドファラも「C」と思われかねません

基本形は、ドミソとかソシレのように
【鍵盤一つ飛ばしの配置で弾ける形】の和音。
(ドファラはドとファが鍵盤2つ飛ばしになっていますから
 基本形ではありません。)

コードネームは
『基本形で弾く時一番低い音』を
英語音名で示したものです。(ソシレなら、ソ=G)
この基本形で一番低い位置にある音を根音(こんおん)
根音から3度上の音を「第3音」
根音から5度上の音を「第5音」
と呼びます。

【根音】を理解していれば、転回形の説明がしやすい。
しかし
小学一年生のLちゃん、「根」の漢字 知らないよねえ

でも、教えてしまいましょう。

(既に習っている基本形の和音C(ドミソ)を弾いてみせて)

私「これのコードネームは何だっけ?」
L「C

私「そうそう、このCの和音、
  ドの音から一つ飛ばしで作った和音だったよね。
  ドを根っこにしてできている和音だからC。
  …ところで、この字知っている?根っこの根」
 (根の字を書いてみせる)
L「知らない。習ってない。」

私「じゃあ、これは?(大の字を書く)」
L「ダイ。」

私「ではこの大に根をくっつけると何と読むでしょう?」
L「ええと…ダイネ

私「ダイコンと読みます。ほら、大きい根っこね。」
L「ああ(すごく納得した模様)」

私「根っこのネは、コンとも読むわけ。
  だから、さっきの和音の根っこの音は
  『根音(こんおん)』って言うんだよ。
  根音の音名を英語で言ったのがコードネーム。」

ここまできたら、転回形を教えるのは楽。

ドファラの「ドとファ」、シレソの「レとソ」の様に
4度(鍵盤2個飛ばし)になっている和音だった場合
上の方の音が【根音】です。

たぶんLちゃんの頭の中には
『根の字』と『ダイコン』と『根音』が
セットで入力されたと思われます。

allegroなソナチネ

2009年03月26日 | 音楽教室

希望の公立高校に合格したIちゃん。

現在弾いているのは クレメンティのソナチネ
Op.36‐2の3楽章Allegro(アレグロ)です。
まさに今の彼女の気持ちにぴったりの曲。
(Allegroは愉快な、陽気なという意味)

というわけで、
練習時間が取れなくて、手がまわらないながらも
音がうきうきして、弾んでいる。
一方で、やはり表現には気がまわらず
嬉しい気持ちが音に表しきれていない感じです。

        
この3楽章の冒頭
ソ・ソ・ソ・ラ~レ~ド~シ・ソラシソラ♪」
ソ・ソ・ソ・ラソファミレドシ・ソラシソラ♪」
よく似たメロディーですが
1つ目の「ソ・ソ・ソ」が中音域で始まるのに対し
2つ目の「ソ・ソ・ソ」はオクターブ高い音から始まります。
どちらも最後は同じ「ソラシソラ♪」で終わりますが
絶対に、1回目と2回目では気持ちが違う。

そこでIちゃんに、聞いてみました。
合格が決まって
これからいろいろお楽しみがあると思うけれど
どんな計画があるのかな?

I「えーとね、焼肉を食べに行く。それから
  ファミレスでデザートを思い切り食べまくる
  あ、そうそう、USJも行く
と、楽しい計画山盛りのIちゃん。
ヒントはいっぱいあるのになあ。

じゃあ、今の気持ちをこの曲に取り込んでみよう。
冒頭の1つ目のフレーズは
明日は焼肉だ、うれしいな♪』
2つ目のフレーズは、さらに次の計画に思いをはせて
あさってはUSJ、楽しみだ♪』
同じ「ソラシソラ♪」でも、少し内容が違うわけ。

次の
「・ミファソラシドレミ・ミ」
「・レミファソラシドレ・レ」
と上行していく、よく似た2つのフレーズも
あれを着ていこうかな、
これを着ていこうかな、
って、もう浮き浮きで
着るものを迷っているところかもしれない。
あれ、と これ、は違う服だよね。
どちらもお気に入りだけど
色とか雰囲気は違うタイプ。

中間部の最後は、はしゃぎすぎている自分に
落ち着いて、落ち着いて、冷静に』と言い聞かせ
やっぱり我慢できな~い♪』と
初めのフレーズに戻ってしまう。

こんな感じで、
現在の気持ちをどんどん音楽に置き換えていきまして
Iちゃんならではの3楽章完成。

なんだか「焼肉だ♪」「上カルビ♪」とか
そんなフレーズが多かったのが気になりますが

きっと、この曲
合格発表とセットで記憶に残るのだろうなあ。

合格発表の日

2009年03月25日 | 音楽教室

先生~っ合格してました~
レッスン室の扉を開けるなりの第一声。

高校受験組1人目、どうやら合格した模様です。
(昨日が合格発表の日でした)

それでね、先生…結果がわかるまで 
何も手につかなくて、練習してないんですけど…

―ああ、そうかもしれないねー。
 いいよ~、気持ちはわかるから。

とはいえ、全く弾かなかったわけではないらしい
弾いてもらうと、前回のレッスンのアドバイスを
ちゃんと生かして演奏しています。

次の受験組。
先生~聞いて 聞いて~
2人目もどうやら合格の模様。

よかったね~。ほっとしたでしょう。

うん…で、先生…
 今週、気が気じゃなくて練習ほとんどしてへん…

―うん、まあそうだろうね。予想はしていた。

『あれ?先生、驚かへんの?』

うん、今日は驚かない。(2人目だし)


奇しくも、2人が弾いていたのは
アレグロ(楽しい、愉快な、陽気なの意味)の曲
合格気分も手伝って
実に明るく楽しそうな演奏をしてくれました

近くの公立に合格したおかげで
どうやら教室も時間も変えなくて大丈夫。
よかった よかった。


5ヶ月先は

2009年03月24日 | お仕事グッズ

大阪のソメイヨシノが、ちらほら咲き始めました。
今年は早いなあ…と思いつつ、教室へ向かいます。

さて
この金・土・日と世間では3連休だったようですが
金曜 →翌日の発表会のため猛練習
土曜 →発表会当日
日曜 →疲れ果ててダウン

あまり休んだ気がしません…

それはさておき
『グレード試験官の予定表』提出期限が
連休明けの日でして
あわてて、レッスンカレンダーを確認し
教室のイベントや行きたい講座と重ならないか
日程を確認しつつ、予定表を記入

無事提出しましたが
これでうっかり忘れようものなら
依頼が来ないどころか、登録抹消されかねません

しかし、桜がようやく咲き始めた3月末に
8月の予定を考えるのって
現実感が薄いです。

暑くなっているのかなあ。
ノースリーブの服は厳しいだろうなあ。
この程度。

コリコリ

2009年03月23日 | Weblog
自分の発表会が終わって、やや放心気味の休日。

たまった疲れを取り去るため&自分へのご褒美として
久しぶりにマッサージを受けてきました。

これに行こうと思っていたから頑張れた。

もともと肩凝りがひどい性質ですが
今回はバイオリンという、
『左半身に偏って筋肉を使う楽器』を
長時間練習していたので
施術してくださったスタッフさんは
「左側の筋肉が硬くなって肩甲骨が出てこない…
と あきれていらっしゃいました。

ピアノだけだと、左右バランスよく(?)凝るのですが
バイオリンという楽器を演奏すると
左肩とあごで楽器を支え、左を向きっぱなしの首
ずっと宙に浮いて、弦をしっかり押さえる左手
みごとに左半身が カッチカチだったようです。

マッサージしてくださるスタッフさんの手の関節が、
相当力を入れているらしく
時々、ポキっと鳴っています…

ピアノもバイオリンもやっている事を知っている
担当のスタッフさんは
「楽器によって、使う筋肉が違いますねー」
と感心していました。

きっちり揉みほぐしていただいて
さあ、今日からまたがんばるぞ。

終了!

2009年03月22日 | バイオリン

バイオリンの発表会が無事(?)終了いたしました。
きちんと暗譜できたのが発表会前日という
この上なく綱渡りな仕上がりでしたが
        
毎回、発表会直前の追い上げ時期になると
もっとこうしたい、という欲がわく
というか、欲を出せる余裕が出てくる)ので
終わると反省会です。

毎年バイオリンの発表会は3月ですが
仕事先の音楽教室の発表会は毎年2月
1月に弾き溜めて、3月に追い込み
間に合うか?とハラハラでした。
(来年もきっと同じことになるのでしょうね

それはともかく、終わって一安心です。

グループだった時の友人や
チェロの友人にも、久々に再会。
もっと上達したら、合奏のクラスに参加したいな~

前回も今回も、先生に言われるまま
テキストの最後に載っている曲を弾いたのですが
来年は、何か自分で探して弾いてみたいと思いました。
              
それにしても

この3月に入ってから
なるべく練習時間をバイオリンにかけるようにしたら
上腕の筋肉がたくましくなってしまい
友人知人から『触って』ではなく、『一目見て』、
「すごいね、その筋肉
と言われるようになりました。

夏の到来が怖いです。