人間の手は、先が細く分かれて指となっていますが
この「指」、片手に5本。両手合わせても10本
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対するピアノの鍵盤は、88鍵盤が基本装備です。
そこで、大抵のピアノを始めて間もない生徒さんは
5本の指を置いたまま弾ける曲で
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ところから学ぶことになります。
5本指を無理なく合理的にやり繰りして弾く方法が
ピアノを演奏するための指遣い、という事なのですが
弾けてしまう子は、自己流で それなり弾いてしまう。
(私も他人のことを言えた義理ではなく
結構『自己流指遣い』で弾いていたクチですが)
やはり「いい指遣い」は
弾きやすく、思い通りに表現しやすいですから
生徒さんには
「楽をして早く上手に弾けるように
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わりと細かく、指遣いのアドバイスをします。
もっとも、弾き手の指は人それぞれ。
同じ曲を弾く場合でも、生徒さんによって
指遣いは変えていくことが多いです。
手の大きい人向きの指遣いを
手の小さい人に伝えたって無理ってものですし
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指が長くても関節が硬くて広がらないとか
指は短いけれど、すごく広がる手とか
本当に、手には個性があります。
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目的を伝えて、教える指遣い。
あくまで『参考』ですから、強制はしません。
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「もっといい指遣いを見つけたら、そっちで演奏してね」、と
本人が納得いかなければ、生徒さんの好きな指で弾かせます。