MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

大晦日

2009年12月31日 | Weblog
   
今年もとうとう今日で最後
というか、ぼんやりしている間に
残り5時間になっていました。

        
この一年、皆様にはいろいろお世話になりました。

このブログも、3日坊主にならなければいいな
くらいの気持ちでいたのですが
続くものですねー。

来年からも、ぼつぼつと。
がんばりすぎず、マイペースでいきたいと思います。


自分の練習は、もう少しがんばりたいと思います。

新しい年からも、どうぞよろしくお願いいたします。

手が温まる曲

2009年12月30日 | Weblog

冷え性です。

冷え性のくせに暖房が好きではないので
ピアノの練習中は
ひざ掛け・湯たんぽとお友達です。
そして
手の筋肉を温めるためにも
ウォーミングアップは欠かせません。

長年いろいろ試してみて
バッハはあまり温まらない。
ショパンは温まってからでないと弾けない。

ハノンは効きそうですが
まんべんなく動かすからか意外と温まらない。

やはり
ポイントをしぼって動かす方が早く温まるらしく
ツェルニーは、そこそこ効きます。

そして 今のところベートーヴェン最強。

曲にもよるらしい

2009年12月29日 | Weblog

その昔、あるゼミで
ピアノ演奏する時の身体の使い方の研究のため
演奏している姿をビデオに撮って観察する
ということをいたしました。

座っている時の姿勢から
重心がどこにあるか、脱力の様子など
それはそれで興味深いのですが

皆、どうしても自分の顔を見てしまう

ピアノを弾いている自分の顔は見えませんから
その時初めて自分の顔を見て
結構無表情になっているなあとか
口がとがっているとか
え~、私こんな顔をしているの?

と びっくりします。

ちなみに
私と連弾で相性のよかった友人は
私と全く同じ表情で弾いていました。

最近、ふと
昔と弾き方が変わってきているので
今ならどんな顔をして弾いているのかしらと
あらためて見てみたのです。

百面相状態でした

シューベルトだったから?
音色を変えようとする度に顔つきが…

新調しました

2009年12月28日 | Weblog


長年使っている私の携帯電話は
軽くて小さい」ところがお気に入りです。

今年の初夏あたり
同僚やマネージャーからのメールを
合計3件受信しそこなうなど
一時不調だった携帯電話ですが
夏の間に落ち着きまして

もう大丈夫と思っていたら
この冬
恩師からのメールを受信しそこないました

というわけで、あきらめて
新しい携帯電話に機種変更

設定や操作を冬休み中に覚えねばー

絶妙すぎる

2009年12月27日 | Weblog
本が好きなもので図書館の常連です

            

地元の市立図書館では閉館時間15分前になると
「まもなく閉館いたします」
というアナウンスの後、クラシック音楽が流れます

小学校・中学校でも下校の音楽ってありますね。
これが流れたら、もう帰る時間ですよ
という。

よく利用する市立図書館のそれは
4曲連続でショパンが流れるのですが

1曲目:ショパンのエチュードop.10-3
日本では一般に「別れの曲」と呼ばれる曲
静かに優しく始まるのに途中で激しく豹変
閉館までの残り時間で
何とか面白そうな本を見つけだそうとしている人間から
思考力を奪います。


2曲目:ショパンのエチュードop.10-12
「革命」と呼ばれる、初めから激しい曲
もう時間が無いですよ、と耳元で叫び続けられる感じで
もう本を探すのはあきらめようかな
という気持ちにさせられます。

3曲目:ショパンのエチュードop.25-11
「木枯らし」と呼ばれる
細かく速いパッセージが
ひたすら駆け下り駆け上がりまた駆け下りる曲

弾いたことのある人はたぶん、思考が止まります


最後に
静かに時間切れを告げるがごとく
ノクターン5番op.15-2がかかり
出入り口に向かうこととなります。

何だか にこやかに「お疲れ様でした♪
と言われているような気持ちになります。


誰の選曲ですか、これ

もういくつ寝ると

2009年12月26日 | 音楽教室

年賀状を書き上げてしまったので
お正月明けまで気持ちが飛んでいます。

        
新年から新しくやってくる生徒さんがいるため
教材の準備などをしておかなくては。

新人さんとは、まだ顔を合わせていないため
スタッフさんから聞いた印象も参考に
テキスト候補を考えます。
教材もいくつか手作りで用意しておこう。

また
およそ1ヶ月後に発表会を控えていますから

読譜が完了しなかった生徒さん
年明けには完了しているかなー
(毎年の状況から判断して)
無理だろうなー(涙)

間に合わせるために、年明け最初のレッスンでは
ここと このポイントにしぼって~

と新年のレッスン日にむけて
気持ちは既にお仕事モードです。

締め切り守りました

2009年12月25日 | Weblog

25日です。クリスマスです

そして『年賀状出してください』締切日。

昨日、友人・知人の分を印刷し
夜中までかかって、全ての年賀状を書き上げました。
大変でしたが、1年に1度 皆の顔を思い出しつつ
手紙を書くのは楽しい作業です

年賀状だけのやりとりになっている人は
前回の年賀状を見てメッセージを考えるのですが

転居のため教室をやめた生徒さんから
「高校生になりました」とか「来年大学を卒業します」
というお知らせをもらうと
ええ~!来たときは小学2年生だったのに?
とびっくりします。
時が経つのは早いなあ。
             
毎年、ほとんど全部印刷で
一行「今年もよろしくお願いします」
だけ 手書きの年賀状は、悩みの種。

お子さんの写真と「○才になりました」
だけ の年賀状も同様で

本人の近況も知らせてくれると
こちらもメッセージを考えやすいのですが
それが全くわからないので何と書いてよいのやら

こういう年賀状をくださる人は
自分がもらう年賀状もこれでかまわないということ?
だからといって
こちらも「今年もよろしく」だけ書くのは
あまりにそっけないよねえ、と
一生懸命文面を考える

そんなこんなで一仕事終えまして

今朝はゆっくり
シュトーレンを朝ごはんにいただいております。
そんなクリスマス

音楽が聴こえてくるお菓子

2009年12月24日 | 音楽教室
年内レッスン終了いたしました。
焼き菓子も無事、生徒さん全員に配り終え 一安心です。
        
去年はドライフルーツいっぱいのパウンドケーキでしたが
今年は『クッキーの詰め合わせ』か『チョコレートケーキ』。
作る側としては、レパートリーを広げたくなるもので
お菓子の本を借りてきては
おいしそう(で失敗しなさそう)なレシピを探し
次回に向けてメモしておきます。

今回借りた中で面白かった本が
音楽が聴こえてくるお菓子』三浦裕子著

ヘンデルの大好物「マーマレード」
音楽に深く関わりを持つ貴族
 エステルハージー家お抱えの菓子職人が作った
 「エスターハージィシュニッテン」などなど
作曲家やその音楽、時代にからめて
お菓子を紹介しているのです。

写真を眺めているだけでも楽しめますが
これ、写真と共にレシピが全部載っているのですよ

借りた時は、どれかを作るつもりだったのですが
結局どれも作りませんでした。

作り方が難しかったわけではありません。
材料として指示されている砂糖やバターの分量
にまずびっくりいたしまして
そこから予想されるカロリー…
怖くて、とても作れません

           
例えばバームクーヘン1個分の材料は
バター200g/砂糖180g/蜂蜜30g/卵6個etc.
数字だけでお腹いっぱいです

さすがdolceの本場、ヨーロッパのお菓子…。


クリスマス前

2009年12月23日 | 音楽教室

というわけで
一週間、トナカイの角をかぶってレッスンいたしました

レッスン自体はふざけず真面目にやっておりますよ
念のため。

        
それにしてもまあ、皆さん視線が上へ行くこと
初めこそ、親御さんには見られない方がよいかな
レッスン室の扉を閉めてからこっそりかぶっていたのですが

レッスンを終えて生徒さんが一旦外に出た後
出入り口で呼ばれたので「どうしたの?」と
そのまま出ていったら
先生、今年一年 娘がお世話に…

お母さまだー


わざわざご挨拶されるために見えたお母さま
トナカイの角を見上げて大うけしてくださいました。

            
まあ、そのようなわけで
以後ひらきなおって、かぶったままレッスン

レッスン室の外では
扉の窓から中を窺っていた生徒さんが口々に
トナカイや…トナカイがおる…
と 話していたそうで
なかなか楽しい一週間でございました。


きよしこの夜 (ドイツ語)

2009年12月22日 | 音楽
ドイツ語を勉強したのは
大学の4年間だけで、大方忘れていますが

「きよしこの夜」のオリジナル
(ドイツ語)歌詞が気になったので調べてみました。

そうしたら
オーストリアに『きよしこの夜協会』なるものがありまして
実に親切なことに、
オリジナル歌詞と英訳歌詞を載せてくださっているのです。
こちらでご覧になれます

            

1番の歌詞だけ抜き出して、訳してみました

【ヨゼフ・モーアのオリジナル詩】(ドイツ語)
 
Stille Nacht! Heilige Nacht!
静かな夜 聖なる夜

Alles schläft ; einsam wacht
全ては眠る ; ただ目を覚ましているのは

Nur das traute heilige Paar.
親密にして聖なる二人のみ

Holder Knab im lockigten Haar,
愛らしい巻き毛のぼうや

Schlafe in himmlischer Ruh!
お眠りなさい 天上の静けさの中で

Schlafe in himmlischer Ruh!

        
一応、辞書で確認したのですが

trauteは「親しい」の他に「くつろげる」
Heilige は「聖なる」だけではなく「敬虔な」
Paar は基本「夫婦」ですが「一組」とも訳せまして

目を覚ましているのは
くつろげる敬虔な夫婦(ヨゼフ・マリア夫妻)なのか
親密な聖なる親子のペア(イエスと聖母マリア)なのか

幼子イエスに眠れと言っているからには
起きているのは ヨゼフ・マリア夫妻なのかなあ

と、新たな謎も発生しております。