MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

本気で びっくり

2008年10月31日 | Weblog
バロックダンスを原形とする 
クラシックバレエについて調べていた時

そのバレエの解説の本には
準備運動としてのストレッチが載っていまして
いくつか 実際にやってみたのです。
いつぞやはそれで変な所が筋肉痛になりました
       
それに載っていた
『ひざから太ももの後ろを伸ばすストレッチ』
これが、やってみると 大変気持ちよく
むくみの予防にもなりそうだったため
(むくみは 冷え性の原因になったりするので大敵)
かれこれ2ヶ月くらい続けていたら
前後に足を開いて ぺったりと床に着けるようになりました。

継続は力なり と 言いますが
10代の時にはできなかった技(180度開脚)が
まさか30代になって できるようになろうとは。


いらっしゃいませシンデレラ。

2008年10月30日 | Weblog
                
大学時代の友人から
かなり久しぶりに 連絡がありました。
「今、バロックダンスを習っているのだけれど
 来月、大阪でバロックのダンスと演奏会があるの
 ベテランの生徒さん達が バロックダンスを踊るのだけど
 よかったら 一緒に見に行かない?」

行きます。行きますとも。
だって、当時の貴族の衣装を着けて
フランス組曲とかで 踊ってくれるのですよ
(踊るのは日本人ですけれど)
そういう催しは これまでにもありましたが
予定が合わなくて、これまで一度も行ってなかったのです。
ここを逃したら、次は いつ行けるかわからない。
行かいでか。

バロックダンスの舞台の日程は、
バイオリンのレッスンと重なっていたのですが
先生に相談して レッスン日を変更していただきました。

ちなみに
今回連絡をくれた友人は 
大学のバロックダンス講座が開かれる時
一緒に参加しよう!と誘ってくれて、
バロックダンスを研究するきっかけをくれた人です。
まだ初心者のため 今回の催しには参加しないそうですが
バロックダンスについては
講座の時より かなりくわしくなっているようですから
あれこれ質問攻めにしてこようと 目論んでおります。

いろは にほへと。

2008年10月29日 | Weblog
                
来月グレードを受ける生徒さんが多いため
今週が 『最後のまとめ』となるレッスンでした。
ブログの方で いろいろまとめていたおかげで
なんだか いつもより、整理整頓してレッスンでき
ラッキー と思っています。

大方心配いらないようには なっているのですが
「試験官の先生に 迷惑かけずに済む」の意)
バスティンを使っていることと
コードネームを利用して教えていることとで
うちのクラスの生徒さん達は
『日本語音名』より『英語音名』の方が、理解しやすい。
つまり
「ハ長調」と言うより「Cメージャー」と言う方が 
速く反応できるのです。

しかしグレード試験では 
「では、調奏をします。問題は ニ長調です。」
というように、日本語の音名で 出題されます。

ですから、英語音名慣れしている生徒さん達
ニ長調の「に」 → 「レ」  → 「D」
(和名)  (イタリア音名) (英語音名)
『ああ、Dメージャーだ。
…と、変換に ちょっと時間かかります。

一応、いくつも課題をこなしつつ 和名にも慣れさせて
だいぶペースアップはしたのですが。
(変換途中で出題が始まってしまわない事を祈ります。)

まあ、うっかり変換が遅れても
調奏なら 聴いた瞬間答えがわかるので、大丈夫かと。

初見演奏 7・6級 (ピアノBコース)

2008年10月28日 | Weblog
8小節~16小節程度のピアノ曲。
(たまにD.C.があって、もっと長くなる事もあります)

7級で ♯♭3つまで、
6級で ♯♭4つまでの 長調・短調
と、調の範囲も広く
曲そのものも、複雑になります。

7・6級、課題のレベルは、
ブルグミュラー前半程度かな、と思います。
「メロディーと和音による伴奏」の課題であれば
即興演奏の伴奏付け・変奏の勉強を きちんとしている限り
さほど 難しくありません。
と、いうより
メロディーを見れば、ほぼ伴奏パートの想像がつきますから
初見の課題の伴奏を隠して 伴奏付けさせてみると
原曲と そう変わらない伴奏になるはずです。

「対位法的な課題」だと
メロディーが右左を行き来したりしますし
上声・中声・下声の 簡単な「3声体」、あるいは
もう一声増えて「4声体」が当たる可能性もあります。
こちらは、バロックの作品を勉強して
そういう音楽に慣れておくしかないですね。
どちらが試験で当たるかは、試験官の気分次第ですので。
   
そして 何より
7・6級は、次の上級(5級)の前段階として
音楽的に 演奏してほしい、というのが本音です。

Moderato やAndanteなどの 速度記号
f・p・crescendo・diminuendo等の強弱記号
スタッカート・レガート・アクセント
  等の アーティキュレーション
それら全てを読み取って、
一つの音楽として、まとめて欲しい。

実際、試験の場では 
そこまで考える余裕は無いかもしれないのですが
ただ音とリズムだけ追うよりも
全体の構成を考えて、表現を意識しながら演奏する方が
曲の流れをつかめるので、かえって弾きやすいはずなのです。

初見演奏の課題を含め、
 実際の試験の感じをつかみたい場合は
『ピアノ演奏グレード 試験問題一覧Bコース』をどうぞ。
(ヤマハ出版)

初見演奏8級(ピアノBコース)

2008年10月27日 | Weblog
課題は 8小節程度のピアノ曲。
調の範囲は 9級と同じですが
4分の2拍子・8分の6拍子が加わります。
(9級は4/4 と 3/4 だけ)

必然的に「8分音符」や「付点4分音符」が出てきますから
このリズムを きちんと理解し、
弾けるようにしておかなくてはなりません。

実際、試験をしていると 8級に限らず7級でも
リズムがわかっていないで、音を出すだけ
というような生徒さんがいるのですよね。
曲はちゃんと弾いているので、この生徒さんは
リズムは よくわからないまま
先生の真似で 曲を覚えていったのだなあ
音楽的に 自立していないのだなあ
ということが、ここで ばれてしまいます。
        
ちなみに
この時点(8級)では それほど和音は出てきませんが、
対位法的な追いかけっこの動きが 多くなります。
また、伴奏付け課題に 
『4度』や『1度の第2転回形』が現れる事と関連して、
初見演奏の課題でも 伴奏の動きが
「伴奏付けの時の 終止形のバスの動き」を取る
        (↑主音・第4音・属音・主音)
ということも あるようになります。
(ハ長調なら ド・ファ・ソ・ド、の動き)

つまり、やっている事は違うようでも
初見演奏と 伴奏付け課題は 表裏一体、
もともと 深いつながりを持っているのですね。
                
ですから
初見演奏の課題で 伴奏付けをしたり
伴奏付け課題の メロディーを右手で弾きながら
バスの音を左手で弾く、というように
それぞれの課題を別個に勉強するのではなく
常に関連付けながら やる方が
理解も深くなりますし、応用が利きます。

特に、バスの動きを意識することは
次の7級の伴奏付け・変奏に結びついていきます。

『ここで終わり』にしないために
 しっかり理解し 力をつけてほしい級です。


初見演奏9級(ピアノBコース)

2008年10月26日 | Weblog
8小節程度のピアノ曲。
調は、10級の ハ長調・ト長調・ヘ長調・イ短調に
ニ短調が 加わります。

曲の長さが 10級の2倍になるわけですが
実質的に どう変わるのかというと
『左手パートでも、メロディーを弾く部分が増える』こと。
と、いうことはですね
『ヘ音記号読みが苦手』だという生徒さんにとって
苦手なままにしておいては いけない級だという事です。
         
9級くらいになってくると
音符が読めないという事は もう ありません。
レッスンでは、ある程度の曲を弾きこなしているはずです。

逆に これくらいの時期となると
皆 楽譜をあまり 書かないのですよね…。
聴音で書いているとしても、大抵メロディーのみ。
つまり、ト音記号の楽譜だけ。
ヘ音記号の記譜作業は、皆無に近いと思います。

また、使用しているテキストによっては、
左手でメロディーを弾くことが あまり無かったりします。
                
曲そのものについては、さほど10級と変わらず
伴奏も 単音で、そんなに難しいことはありません。
たまに「4分休符」で始まる動きが出てくるので
拍子感を無くさないように、注意が要るくらいです。
3回も練習すれば、すぐ弾ける課題ばかり。
(でも、試験で弾けるのは 1回だけなのですよね)

ですから、この9級の初見演奏、
4小節くらいの 簡単なメロディーを
『ヘ音記号の高さで書いて弾く』練習が
かなり効果的なのです。

くれぐれも、
ヘ音記号が『鬼門』となりませぬよう。

初見演奏 10級(ピアノBコース)

2008年10月25日 | Weblog
4小節ほどの、両手奏の曲の 初見演奏。
調は、ハ長調・ト長調・ヘ長調・イ短調
4分の3拍子か、4分の4拍子の課題です。

右手パートも左手パートも
基本的に5度の音程内で作られていますから
「手を置く場所」に気をつければ、指くぐりもなく
最後まで 弾くことができる課題。
メロディーに限っていえば、
各調の基本ポジション(ハ長調なら 音階最初のドレミファソ)
に、手を用意しておけば スムーズに弾けるはずです。
        
ただし、注意しなければならないのは
単音のバスの動き(左手パート)。
基本的なポジションから外れることもあるので
ハ長調だからと ドレミファソの位置に手を用意していても
弾けない場合があるのです。

伴奏(バス)の音は 基本2つ、「主音」と「属音」。
つまり、
ハ長調なら ド(主)と ソ(属)
ヘ長調なら ファ(主)と ド(属)
この間を 行き来する動きが多いのです。

と、いうことは
『簡単なメロディーに 主音と属音だけで伴奏を付ける』
練習をしておけば、バスの動きも予測できるため
譜読みが格段に 楽になりますし
伴奏付けの予習にもなって、一石二鳥。
ついでに、
和音での伴奏付けも経験させてあげれば完璧です。

ちなみに、初めて初見に挑戦する時
バスティンを使っている生徒さんが苦手とするのは
基本ポジションから外れたところで
単音のバス(伴奏)が動く課題。(逆に、和音には強い)

一方で
アキピアノ教本のような
対位法的なテキストを使っている生徒さんは
単音で動く伴奏に慣れているので
両声部が自由に動く初見には かなり強いです。
(カデンツをしっかり練習しておけば、和音も平気。)

日頃使っているテキストの パターンを見て
 それを補うレッスンをすることが 大切ですね。

初見演奏 (学習者ピアノ演奏グレード)

2008年10月24日 | Weblog
Aコース・Bコース両方に共通する課題です。
Aコースでは自由曲・課題曲の演奏後、最後の課題
Bコースでは 自由曲演奏の次の課題となります。
課題の曲の難易度は、A・Bで そんなに変わりませんが
調の範囲に関しては、上級になるほど 開きが出てきます。
        
Aコース
【10級・9級】ハ長調
【8級・7級】ハ長調・ト長調・ヘ長調
【6級】♯♭1つまでの長調・短調

Bコース
【10級】ハ長調・ト長調・ヘ長調・イ短調
【9級・8級】ハ長調・ト長調・ヘ長調・イ短調・ニ短調
【7級】調号(♯・♭)3つまでの長調・短調
【6級】調号(♯・♭)4つまでの長調・短調

Aコースが最終的に 6つの調の中で出題されるのに対し
Bコースはその3倍、18の調が 出題範囲となります。
特に7級へ進む時、調の範囲が一気に増えますから
その時になって急に調の勉強をするのではなく
日頃から こつこつと積み上げることが大切。

        

この「初見」が苦手な生徒さんは 多いです。

右手のパートだけなら すぐ読めて弾ける。
左手、ヘ音記号も苦手だけど、読めないことはない。
これが『同時に演奏しなければならない』となると
皆さん つまずくのです。つまり、
『同時に 2つのパートを読み取りつつ演奏する』事に、
あまり慣れていない。

更に、自由曲などの演奏を終えたばかりで
まだ 緊張 真っ只中の状態。
いつもなら たやすく読めるような楽譜も
うっかり間違えたりつっかかったりすると
またそれが緊張を高めてしまう。

「瞬時に複数のパートを読み取り、演奏する」には
ある程度、『慣れ』が必要です。
瞬発的な 読譜スピードを高める(先を素早く読み取る)
左右で 違うリズムを同時に叩く(並行する2パート把握)
音の動きを 音型で読み取る(横の流れをつかむ)
ある程度 流れを予測する(曲の構成をつかむ)

と、ポイントを分散させて練習するのも、ひとつの方法です。

使いごこち報告

2008年10月23日 | Weblog
             
無料音楽ソフト Finale Note Padをダウンロードしてから
しばらく忙しくて触っていなかったのですが
先日、生徒さんの教材を作ろうと思い立ち
12小節の一段楽譜を 作ってみました。

入力の方法は 動かしてみて すぐわかりましたが
使えば使うほどに 謎が増えていく…
        
ここに五線ノートがあるとしましょう。
12小節の曲を 書き込もうとするなら、
1段を4小節ずつに区切り、3段に分けるやり方が
一番バランスのよい書き方かと思われます。

2段の五線ノートみたいに、五線が大き過ぎて
1段に4小節も書き込めないような場合は
1段に2小節ずつで、6段に。

とまあ、このように 通常なら
各段に、なるべく均等に小節が入るよう
できれば、2小節か4小節の 偶数小節で段が変わるように
(音楽的な切れ目が そこに来るから)
譜割りして 記入していくのですが

無料版Finaleくんの お仕事。
1段目→5小節
2段目→5小節
3段目→2小節。

こういう感じ↓
|   |   |   |   |   |
|   |   |   |   |   |
|         |          |

なんで最後の2小節だけ、異様に大きくしてくれますか。

その前の、5小節+5小節の 奇数小節での 段分けも
あんまりな仕事っぷり ですが
(1フレーズのど真ん中で 段が変わる)

1段当たりの小節数を 調整する機能が
どこかにあるかと 探してみているのですが 見つからず。
ちゃんと、そういうツールがどこかにあるのか
無料版には無くて、本来のソフトには ちゃんとあるのか。

誰か 教えてください。


発表会の曲探し。(エレクトーン)

2008年10月22日 | 音楽教室
そろそろ真剣に、生徒さんの
発表会の曲を 選ばなくてはなりません。

ピアノ…は、もう だいたい手元にいろいろ資料があるので
(そして 生徒さんのペースもだいたいわかるので)
まあ あせらずとも 用意できるのですが

問題は、エレクトーンの生徒さん。
今回 初参加とか、新人さんが多いのです。

楽譜売り場に行けば、まあ 級別にたくさんの曲集が並んで
よりどり みどり に見えますが
初参加の子も 新人さんも
あまり そんなに弾けない状態なので
選択肢は ぐっと 狭まってしまいます。

また これが皆 同じくらいのレベルなので
いいな~と思った曲は 取り合いになってしまう

更に
教室のエレクトーンと 生徒さん自宅の機種が違い
本番、どっちのエレクトーンを使うのか?
で、選択範囲が 変わってしまいます。
エレクトーンの楽譜は、機種別に 出ているので
これが決定しないと、楽譜自体が買えません。
EL(旧機種)ELS(新機種)両方に使える楽譜も
無いではないけれど、まだ少ない。

データは どちらを注文しよう?
今は 教室のエレクトーンが EL(旧機種)だけど、
そろそろ新機種に入れ替えるって 聞いたような。
替えるなら、さっさと替えてくれないとー。

とりあえず、めぼしい楽譜のタイトルを
 ノートにいっぱいメモして帰宅。