MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

お~と~こ~だった~ら♪

2011年07月25日 | 音楽教室


『テレビで流れていた曲』を弾きたいので
その楽譜が欲しいと希望される生徒さんがいます。

楽譜が市販されている曲ならば
ネットで検索するか、直接楽譜売り場で探して
購入してくればよいのですが
『楽譜が市販されていない曲』
ピアノ譜はあってもエレクトーンでは無いとか
エレクトーン楽譜はあってもピアノソロが無い
あるいは楽譜そのものが無い
こういう場合、自力で楽譜に起こすしかありません。

耳コピ自体は別に難しくないのですが
実は私
歌詞が流れている音源からの耳コピが苦手』。

いつぞやは『イナズマイレブン』の耳コピをしましたが
あれも勢いある歌詞に翻弄されたものでした
どうも、歌詞の内容に気を取られてしまい
音名より歌詞が頭に入ってしまうのですね。

で、レッスンを担当させていただいて以来
一度として市販楽譜でレッスンさせてもらえない
(つまりピアノ譜が無い曲ばかりリクエストされる)
某生徒さんの今回のリクエストが
『銭形平次』のテーマソング・・・

こんな曲です、と聴かせていただいたのですが
みごとに歌詞ばかりが脳へ飛び込んできまして
(だいたいTV番組のテーマソングって
  歌を覚えるように作ってありますしね)
このままでは作業が難航しそうな予感。

というわけでYou Tubeに何かあるだろう!と探し
インストゥルメンタルバージョン(つまり楽器のみ)
ピアノとウクレレの『銭形平次』演奏を見つけました。
これで次のレッスンまでには楽譜が作れると一安心。

残る問題は
たった2回しか聴いていないのに
頭の中で『銭形平次』の歌詞が止まらない事です。

どうしましょう。


ピアノとネイル

2011年07月10日 | 音楽教室


ピアノを弾く人は、大抵 爪を伸ばしません。
マニキュアも塗らない。(絶対ではないです、塗る人もいます)

私個人について言えば
爪については、絶えず短くしているため
伸ばすと「指先が気持ち悪い」という感覚になり
伸ばしたいとは思わなくなるのですが
マニキュアについては
「かわいいな、塗ってみたいな」という憧れがあります。

現在のピアノ鍵盤の表面は、プラスティック樹脂ですから
溶剤を含むマニキュアを付けた爪が当たると
鍵盤の樹脂が微妙に溶けていき、傷んでいきます。
(と、調律師さんから教えられました)

女の子の生徒さんの中には
マニキュアをしてきてしまう子もいますが
1回や2回で、そんなに急激に傷むわけではないし
私自身も 爪のおしゃれへの憧れはわかるので
小さなおしゃれ心に水をさすのもねーと
あまり注意はしないようになりました。

でも、本当はしない方が良い。
鍵盤のためというより、薄くて柔らかい子供の爪に
マニキュアは あまり良くないだろうなーと思うのです。

そんな中、これはいいなあと思った新製品。
京都の老舗の絵の具屋さんが開発した
「胡粉ネイル」という 溶剤を使わないマニキュアです。

溶剤を使っていないなら、鍵盤も爪も傷まない。
というか、胡粉の成分のためか
爪が健康になっていくのだそうです。

実際に買って塗ってみましたが
確かに、爪がしっかりしてきたような。

というわけで、今度から
『塗るならこれを』と お勧めしようと思っています。

もっとも
私はやっぱり手の爪には塗りませんけれども。
(嬉しくて気が散るから)