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毎年、秋から年末にかけて
ヤマハ主催のコンクールの予選があるのですが
音楽教室のピアノ担当講師は
自分の担当する生徒さんが 参加してもしなくても
勉強のため 見学することになっています。
それで、毎年 見学していて気付いたこと。
幼稚園・小学校低学年くらいだと
ピアノを持っている生徒さんは
音が綺麗で、表現も自然ですから すぐわかる。
しかし
テクニックがすごい・指がよく回る子は
電子ピアノを持っている生徒さんなのですね。
これが 高学年になると、もっと顕著で
塾通いが増えて 忙しくなってくるため
練習量は、電子ピアノ組が 圧倒的に多くなり
(夜でも弾けますからね)
予選通過した子の、8割が なんと電子ピアノ組。
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正直、音色は 固くて単調なのですが
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電子楽器の弱点を考慮した上で 選曲しているらしく
レガートに歌わせるような曲ではなく
大抵、動きが速く、リズムのはっきりした
テクニックが必要なタイプの曲を選んでいました。
さらに 中学生となると
今度は 電子ピアノでも生ピアノでも
塾や 学校のクラブなどで、より忙しくなって
練習量は あまり差が出なくなります。
すると、表現力のある 生ピアノ組の方が
いい演奏をするのですね。
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電子ピアノを持っているから
よく練習した、テクニックが付いた
というより、
もともと よく練習するタイプの子だから
電子ピアノを使うことによって 練習時間を確保できた
ということなのだろうな、と思います。
生のピアノで たくさん練習できるなら
それが 一番良いのですけれどね…