MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

練習曲レパートリー

2015年07月17日 | Weblog
ほぼ半年ぶりの お師匠様のレッスンへ。

バッハのパルティータ第1番を全曲セットで持っていきまして
「後ろになるほど雑になります」
と宣言したところ 苦笑されました。


前回は ベートーヴェンのソナタ
今回は バッハのパルティータ
古典、バロックときているので
次は フランス近代にしようかな・・・

知人は ここのところの練習レパートリーが
ショパンの革命エチュードに
ベートーヴェンの悲愴ソナタだそうで
『近所の人に 煮詰まっていると思われるのでは』
と 気にされておりました。

まあ 私も多少は
周囲を気にして選曲します。
(ショパンの革命や木枯らし、ベートーヴェンの悲愴とかは
 受験シーズン真っただ中にはやめとこうとか)

といって
遠慮ばかりしていると
レパートリーが穏やかな物に偏ってしまうので
激しい曲はいつごろ弾くか
『年間練習計画』が必要です。

バッハ好き

2015年01月23日 | Weblog
大阪市内に用事があったので
久々に 朝の通勤電車に乗りました。

ふと視線を落とすと
前に座っている学生さんらしき女の子が
プリントをせっせとノートに書き写しています。

ああ、今 試験期間中ですよねえ。

科目は何かなーと 字を追ってみると

『BWV』
あ バッハの作品番号(の略)

代表曲として 「マタイ受難曲」など
なじみ深い音楽史の内容が載っておりました。

どうやら 大阪市内にある音大の学生さんだったようです。
今日は音楽史の試験かな?

懐かしいなあ、音楽史の授業。
学生当時は ひたすら知識として詰め込むだけでしたが
お付き合いが長くなった現在、バッハは
親戚の叔父さんの事より よく知っております。

ショパンやモーツアルトは
そんなに こちらからお薦めしなくても
好きになってもらえるのですが
曲を「はい」と渡しただけでは
なかなか好きになってもらえないバッハ。
性格的には 良い人だと思うのですが。
(もちろん音楽も素晴らしい)

私が好きで 念入りに下準備して布教(違)するためか
私の生徒さんは 割とバッハに自然になじんでくれます。
最近入会された、新しい生徒さんにも
バッハを楽しい・面白いと思いこんでもらうべく
新年から 取り組み中。




いくつになっても。

2015年01月02日 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。

今年の新年はちゃんと起きて迎え
初夢も見ました。

ちなみに
年末最後に見たのは
「師匠のレッスンを受けに行ったらば
 練習していったベートーヴェンのソナタではなく
 モーツアルトのソナタ集を持って行ってしまっており
 仕方なく それでレッスンを受けしごかれる」
という 何ともな夢で

これが初夢でなくて良かったと しみじみ。

グリムス植樹3本目

2013年07月12日 | Weblog
グリムス、という
ブログで苗木を育てる育成ゲームに参加しております。

ブログパーツとして左側にあるのがそれですが
ブログ更新回数などに応じて
パーツの植物が成長していき
大人の木に成長しきると
実際に 木の苗が一本植樹される、という仕組み。


最初の頃は こまめに更新していたので
あっと言う間、3か月弱で1本目が成長しましたが
2本目は ペースを落として半年で成長
3本目はかなり放置気味でしたので
一時は枯れそうになっておりました。
(スタート苗から成長するまで2年と7か月くらい)


植樹される場所は 砂漠のような所が多いらしく
植えられるのも 乾燥に強い植物だそうですが

私の場合、始めた動機が
「砂漠化をなんとかしよう」というより
3本、植樹できたら 
自分が使っているピアノに使われている分の木の代わりになるかなあ
(ピアノには木が多く使われておりますから)
という気持ちで始めたもの。


一応、目標の3本目まで育てましたので
これにて終了かなと思いましたが
育ちきった木を見ると、それなり感慨深いものがあり

次の苗の様子を見て
また考えようかと思います。


水浴び。

2013年06月26日 | Weblog
ガス給湯器が壊れました。

お仕事に直接さしつかえはありません が

お湯が使えないということは
お風呂でお湯が使えないというわけでして
この暑い季節、入浴できないのは困りものです。

きちんと入浴して さっぱりした姿で教室へ向かいたい。

というわけで
銭湯が開いていない時間帯(朝)
鍋でお湯をわかして 行水です。
洗髪は 強引に水シャワーで。

一杯のお湯が本当に貴重で
いつも このくらい水を大事にしていたら
かなり節水できるだろうなーと反省も。

それにしても
この季節だったからよかったものの
秋冬だったら風邪をひいていそうです。

早いところ 給湯器が直ってほしい…

毎日個人レッスン

2011年03月31日 | Weblog

地震の影響は、こちらでもいろいろありまして

お勤め先の本社が東京だったところは
仕事が全部こちらへ回されてくると聞きますし
水や保存のきく食品などは、売り場から激減

そして、こちらに実家があって
小さいお子さんがいらっしゃるお母さま方は
こちらへ『疎開』されているそうです。

東京の妹も例外ではなく、姪を連れて里帰り中。

というわけで、この2週間ばかり
2歳の姪の遊び相手を務めております。

お歌が大好きで、音楽に対する反応がよいので
歌を教えたり、一緒に踊ったりしているうちに
『遊び友達』として、すっかり気に入られ
ここ数日は『おんぶ・抱っこ』による筋肉痛・・・

それにしても、この時期の子供の吸収力ってすごいです。
言葉をどんどん覚えるし
歌だけではなく、間奏まで歌うし
集中力は長く持ちませんが
気に入ったら、延々繰り返します。

今までレッスンで教えた最年少は3歳からでしたが
何ができるか、どういう事が楽しく感じられるか
レッスンの呼吸とかは
2歳も3歳も共通するところもありますから

姪が来てから
3歳児のレッスンが大変うまくいくようになり、
お母さま方にも喜んでいただけました。

実際のところ、地震による問題が早くおさまって
安心して東京へ戻れるようになってほしいですが
しばらくは先が見えませんね・・・

プロコフィエフ自伝

2011年01月25日 | Weblog

いわゆる『偉人伝』みたいな
モーツァルトやベートーヴェン
シューベルト・ハイドン・バッハ…
などなどの作曲家の伝記は
いろんな本で読みましたし
学生時代にも、あらためて勉強したわけですが

マイナーとまでは言わないまでも、
一般的に、そんなに弾かれない作曲家については
本も少ないし、あまり読むことがありません。

たまに、その手の本を見つけて「読んでみようか」
と手に取ることがあります。

今回は、プロコフィエフ。
「どういう発想からこうなったの?」
と、疑問符が飛び交う作品を演奏するに当たって
何かヒントがあるかな、と思いまして。

まあ、どう考えても
ベートーヴェンみたいに『真面目に練って 練って』
というタイプではなかろうな、
と予測しつつ読んでいったわけですが

だいたい予想通りといいますか
・先生のいう事を、素直に聞くタイプじゃなかった
・周囲の意見を(あまり)気にしないでわが道を行く
かなりのマイペース人間と見ました。

【ロミオとジュリエット】のバレエ音楽を作るに当たって
「死んだら踊れないから、
 最後は死なない、ハッピーエンドにしよう」
と考えたりもしたようで
(結局踊れる方法を思いついてやめたらしいですが)

なかなか面白かったです。
プロコフィエフの作品を演奏するにあたって
ちょっと肩の力が抜けていいかもしれません。

これが終わらないと

2010年12月30日 | Weblog
12月も、今日を含めて残すところ2日となりました。
生誕200年のショパン・イヤーも終りです。


ショパン・エチュード全曲の試弾会が昨日でした。
私の割り当て曲はOP.25-8。

手を広げっぱなしで絶えず動くというこの曲
私にとってのイメージは
『離れた町に住む恋人に会うために
 走って、列車に乗ってその町へ向かう情景』
なのです が
脱力が上手くできないと、腕も手指も硬直してしまい
駅のホームで蹴つまずいたり
電車の扉に挟まれたりすること数知れず。

結局 試弾会3日前に、脱力のコツをつかみ
当日は無事(?)最後まで到達いたしました。

もっとやりたかったことはありますが
大きなボロを出すことはなく済み、ほっとしております。

やっとこれで年末です。


オーケストラピッド

2010年11月15日 | Weblog

先日、オペラを観てきました。

オーケストラや室内楽のコンサートは何度も行っていますが
オペラは実に久しぶり。

今回観てきたのは20世紀のオペラ『欲望という名の電車』
戯曲として、ストーリーはなんとなく知っていましたが
オペラとして観るのは初めてです。
やはり、モーツアルトやヴェルディなどと違って曲が現代的。
『ミュージカル』という方がしっくりくる感じでした。

              
それはさておき
今回の席は2階席。そして、この席ならではの特典は
オーケストラピッドが見渡せる」ことなのです。
(舞台と客席の間にある、オーケストラのためのスペース
 舞台を観る時、視界に入らぬよう客席より低い位置にある)
1階席だと、視界に入らないオーケストラピッドが
それはもう実によく見える。

それで ついつい、(もちろん舞台も見ますが)
演奏している人達の方を見てしまうのです。

オーケストラのメンバーは、
通常の舞台でも、それなり集まって座りますが
舞台より、さらに狭いオーケストラピッドオケのメンバーがぎっちりと納まるわけですから
まず、配置が違うのですね。
コントラバスがほぼ中央に
金管楽器が右左の中列やや後ろに
左端の方に木管楽器
打楽器が、右側後方に

そして、狭いスペース故か
ドラなど、出番が少ないメンバーは
出番の数小節前に えっちらおっちらドラの前へ移動し
じゃ~~~ん!
と打ったら、よいしょ よいしょ と ピッドの外へ消えるのです。

出番待ちが長いメンバーは
待ち時間に出前を取って食べることがある
なんて逸話を聞いたことがありますが…

本当かもしれない。