MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

下準備

2010年04月30日 | 音楽教室

秋の発表会に出る?と
生徒さん達に参加不参加の確認中。
            
早ければ、6月には渡した方が良いですから
5月中に曲候補を用意しておきたい。

1ヶ月あるし、まだ大丈夫なんて思っていたら
あっという間に6月はやってきます。
(去年はのんびりし過ぎた…)


            
一応、どんな曲が弾きたいかはリサーチ。

「とにかく明るいのがいいでーす♪」
「かっちりした古典派がいいです!ハイドン好き!」
「暗くて激しい、格好いい曲で。」
「モーツァルトか、ショパン。」
「お任せします…」


選曲は、音楽史の話もできて一石二鳥ですが

そんな中、1人の生徒さんが
古典派、好きなのですよー。ショパンとか~
それはロマン派だよ…。

あ、ドビュッシーも好きです。亜麻色の髪の乙女
それはフランス近代です。

今弾いている、ハイドンも好きです
うん、それは古典派。

            

そういえば、この生徒さん
音楽検定受の話をしたら興味を持っていたなあ。

そちらの準備もかなりがんばらないと
と思った日。

重量で考える

2010年04月28日 | Weblog

レッスンを目前に控えて
ふと、思ったのです。

持っていく曲の楽譜のって重量って
全部でどれだけになるのだろう。


            
日頃は、仕事先の音楽教室でも練習できるよう
弾きたい曲の楽譜」は全てコピーして持ち歩いています

つまり、必要最小限の重量で持ち歩いているわけですが
好きな曲をつまみ食いしているということは
それぞれの楽譜の出典はみなバラバラという事で。

しかし、レッスンにはちゃんと本で持っていくのです。

モーツァルトのピアノソナタ(2楽章だけ)
シューベルトのピアノソナタ(3・4楽章)
バッハの平均律1巻からプレリュードとフーガを一組
ここまでが全て重厚感あふれるヘンレ版の楽譜で、
合計およそ2kg。おお、意外と軽いわ。

ショパンの24のプレリュード(パデレフスキ版。軽め♪)
バッハ(フランス組曲の方。ヘンレ版で重い。)…

なんだかんだで

今弾いている曲を全て楽譜で持っていくと
軽く5kgは越えてしまうことが判明いたしました

うん
今回は2kgだけにしよう。

あらゆる意味で間違っていない

2010年04月27日 | 音楽教室

学習者グレードを受ける生徒さんが
申し込み用紙を提出されますと
スタッフさんは、記入漏れが無いかをチェックします。

よく書き忘れられるのが次の2点。

A・Bどちらのコースを受けるのか
自由曲の曲名・作曲者名


もう、試験のためにずっと曲を練習しているというのに
何故、曲名を書き忘れるのか?

と不思議なのですが
曲名・作曲者名の記入漏れはダントツで多いです

ですから
申込用紙を渡す時には、あらかじめ
その生徒さんの自由曲をメモして、手元に置いておきます。

            
先日、やはり「うっかり」と
曲名・作曲者名を書き忘れた生徒さんがいたため
手帳を見ながら、せっせと記入

「勇敢な騎手」なら作曲者はシューマン、と
タイトルだけ見れば作曲者は浮かぶので
手帳にはタイトルばかり書いてあったのですが

タランテラ
ブルグミュラーやギロックでないことは確かですが
はて、このタランテラは誰の曲だっけ?

今日中に提出してください、とスタッフさんには言われているし
肝心の本は家に置いてあるので、確認できない。う~ん。

・・・たぶん、こうだった。

〔作曲者〕→外国の曲


手抜きじゃありません。
ヤマハのテキストには、こういう表示の曲がよくあるのです。


たぶん、作曲者は書いていなかったと思う。
作曲者名が書いてあったとしても、少なくとも間違っていない。

限界です

2010年04月26日 | 音楽教室

大人になってからピアノを習いにくる生徒さんは
熱心な方が多いです。
練習時間がなかなか取れない方もいらっしゃいますが
熱意でカバー。

始めたばかりの頃は
電子ピアノで練習される方も多いのですが
弾いているうちに、
本物のピアノとのタッチや音色の違いに気付き
アコースティックが欲しくなられるようです。

そこはそれ、経済力のある大人ですから
本人が必要性を感じて
欲しい!買う!
と思ってから購入するまでは早いです。

            

一方で、子どもの生徒さんの場合。

本人は電子ピアノとの違いを感じ
 本物のピアノが欲しいと思っている。

でも、親御さんはわかってくれない。
 住宅事情もありますし、経済的なこともありますし
 しかし何といっても
 必要性を感じていない親御さんって多いのですよね…

鍵盤があるし、音がちゃんと鳴るからいいじゃない
ってなものです。



しかし、
さすがにこれは(↓)買ってください、と思いました。


G「先生、今週あまり練習できてないです」

私「あ、そう?クラブが忙しかった?」

G「いえ、電子ピアノが調子悪くてー
  変なうなり音が鳴って、ちゃんと音が出なかったのです」

私「…それはもう、楽器として限界がきているのでは?」

G「もともと他人から譲り受けて、ずっと使っていますしねー」

私「それだけ使ったら元は取れているでしょう。
  お母さんは?何て?」

G「まだ、いける、と。」



いえ、無理ですって。

連休前後の計画

2010年04月24日 | 音楽教室

来週の木曜29日は昭和の日。祝日です。

連休を考慮してか
4月29日から5月5日のこどもの日まで
教室は休館日

皆さん、2週間レッスンが空くわけですが
お盆休みや年末年始同様
連休は、課題の出し方にコツが要ります。

            
前々から長くひきずって仕上がらない曲を残すと
 連休でがんばって仕上げてくる
 という事はあまりなく
 大抵、飽きてだれてしまいますし

新しい曲を渡しても、2週間の余裕があるから大丈夫かというと
 『日にちもあるし、ゆっくり取り組もう』と思っているうち
  2週間が経ちました
 というケースが多いです。

生徒さんの性格と、ペースを考えて
課題を出す必要がありますね。

となると、
連休前最後のレッスンでどうにかする」というより
『連休前のレッスンでこういう課題が出せるように』
更にその前の週から計画を立てることに。

小さい生徒さんだと
グレード13~11級の試験を休み明けに設定して
同じ曲を弾きつづけるとしても
目標意識を持って練習してもらえるように。

大きい生徒さんだと、それなりペースがつかめているので
新しい曲を渡して読譜してもらう形で。
(つまり、連休前で今までの曲が仕上がるように

連休前のレッスンを風邪でお休みされちゃったりして
すでに計画が狂いつつあります

世の中 思うようにはいきません。

グリムズその後

2010年04月22日 | Weblog

今年1月23日にスタートしたgremz

登録してブログを更新していくと
パーツの『自分の木』が成長していき
大人の木になったら、実際に1本植樹される
というものですが

めでたく、1本目が大人の木になりました
(4月11日で成長完了)

『ピアノ』は木でできていますし
せめて何の木でも植林に協力できたらいいな
と思って参加したグリムズ。

画像の木は、人によって様々ですので
どんな面白い形の木になるかと楽しみにしていたら
育った木は、実に普通の姿でした。
植林されるのは、マンゴかな、ニレの木かな?

本日、新しい苗木が登場。
次は、もうちょっと面白い姿に育ってくれるといいなあ。

ささやかなお楽しみです。

準備万端

2010年04月21日 | 音楽教室

4月も残すところ1週間ちょっととなりました。
新学期を向かえた生徒さん達も
それぞれペースがつかめてきたところでしょうか。

幼稚園から小学生になったばかりの小さい生徒さん
 やはり慣れない「学校生活」に疲労困憊
 よれよれになって帰宅するそうですし

中学生・高校生になった生徒さん
 授業が増え、クラブ活動も忙しいことを知ります。
 吹奏楽部に入ったが最後、帰ってこられなくなり
 「先生、1番遅い時間空いていませんか…」
            

生徒さん達にとっては初めての経験ですが
私の方はといえば
まあ、それなり長くこの仕事をしておりますので

幼稚園→小学生の環境変化で
体力・時間的にペースが落ちることは予想していますし

来年度から中学生・高校生という生徒さんには
どんなクラブに入りたいと思っているか
さりげなく聞いておきます。
(「運動系」と「吹奏楽」だったら時間のやりくりスタート)

と、前もって準備していても
それでもどうしようも無いことはあるのですけどね。
結構皆、ぎりぎりに希望を出してくるのです…。

もっとも、例外もありまして
来年から中学生になるので、遅い時間が空いたら
 即、キープお願いします!」(←今年、小学6年生)

このくらい早い段階で希望を出してくれると
かなり助かります。

さいた さいた

2010年04月20日 | 音楽
我が家のベランダは花盛りです。
ちょうどチューリップが次々に咲いているところ。


チューリップ』という曲がありますね。
さいた さいた チューリップの はな が
の、あの曲です。
        
先日、ピアノの先生をしている友人が
遊びにきていた姪(6歳)に弾き方を教えたところ
途中でうまく弾けなくなって、くやし泣きされたそうです。

ドレミ、ドレミで始まる易しい曲なので
一見すぐ弾けそうなのですが
最後の「どのはなみても」の部分だけ
ソソミソララソ、と「」の音が入るがために
ドレミファソのポジションに指を置いたままでは
弾けなくなってしまうのですね。

両手を置いて弾くか、途中で手をずらすか。

私が、まだ導入段階の生徒さんに弾かせる場合は
右手でドレミファソの範囲を弾かせ、
ラ1音だけ左手でカバー(手をクロスさせます)
位置関係がわかってから、手をずらすことを教えたりしますが

ハ長調で演奏すると、ファとシが抜けている
いわゆる「四七抜き(ヨナぬき)」の曲なので
遊びで教えるなら黒鍵だけで弾かせるといいのですよね。

それはさておき
この『チューリップ』、あまりにもお馴染みの曲ですが
作曲者、作詞者ってあまり知られていません。

        

『チューリップ』は、
1932年(昭和7年)日本教育音楽協会が出した
「エホンショウカ(ナツノマキ)」に載っていた作品で
作曲は有名な教育音楽家の井上武士さん。
作詞者は、近藤宮子さんです。

教育音楽協会では、「エホンショウカ」の歌詞を
一般募集していたのですが、
選考委員を引き受けていた、国文学者の藤村作氏
「良い作品がなくて」困っていたらしく
その娘さんの近藤宮子さんが
じゃあ、作ってみましょう と試作したのが
この「チューリップ」だということです。

まさか、こんなに永きにわたって残るとは
予想していなかったでしょうね~。

おまけ:
屋根より高いこいのぼり~♪の「こいのぼり」も
近藤宮子さんの作詞です。

久々にレッスン

2010年04月18日 | Weblog

このままでは怠けてしまう。

と、覚悟を決めて恩師(ピアノの)に電話。
レッスンのお願いです。

ぽち ぽち ぽち…(電話をプッシュしている音)
どきどきどきどき

トゥルルルルル…
~~~~♪(音楽)
“ただいま、留守にしております。
急ぎの用事は携帯電話かメールでお願いします。“


あああ 気合入れて電話したのに、空振り。

メールにしよう。(←呼び出し音を聞きながら待つのが辛い)

ご無沙汰しております。
 レッスンをお願いしたいのですが
 ○曜日、または祝日で
 先生のご都合のよろしい日はございますか。
 たまこ

久しぶりですね。
 ○日と△日と□日で、来られる日はありますか?
 恩師

○日と△日なら、どちらでも行けますので
 先生のご都合の良い方で伺います。
 よろしくお願いします。
 たまこ

では△日にしましょう。
 恩師

というわけで、久々にしごかれに
レッスンへ行ってまいります

おかげで、今日の練習 気合の入ること。


3周年

2010年04月17日 | Weblog

4月17日です。
ブログ(goo)を始めたのが3年前の今日。
(今回は開始日、忘れませんでした。)

始めた時は
まあ、何もコメントいただかなくても
3年はちゃんと続けよう。

という気持ちだったのですが
3年経ってしまいました。どうしよう。

考えてみれば音楽も、
『始めたからには続けよう』
ここまで来てしまった感が無いでもないです。

さて
今年の私のテーマは
『手を抜かないけど無理をしない』
『あれこれ手をのばし過ぎない』
(といっても、のばしてしまいそうですが)
と、脱力系の二本柱です。

うっかり毎日更新してしまっていましたが
こちらのブログも休み休み
のんびり行きたいと思います。
(↑不定期更新宣言)

3年目だというのに
ゆるゆるの目標でなんですが

これからもよろしくお願いいたします。