MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

あやかりたい。

2008年02月29日 | Weblog

これでも一応 音楽ブログですので、
たまには真面目に 音楽に関する雑学話を。


4年にいっぺん、夏のオリンピックがある今年は
うるう年でもあります。
この年だけは、2月が28日ではなく、1日多い 29日まで。
さて
この日に生まれた作曲家は?

それが、「セビリヤの理髪師」「ウィリアム・テル」で有名な
イタリアの売れっ子オペラ作曲家 ロッシーニ
(1792年2月29日生まれ)

18才頃から作曲を始め、合計39作のオペラを作曲
37才の時作曲した「ウィリアム・テル」を最後に
作曲をやめ、引退してしまったそうなのですが
没年が1868年ですから、
人生半ばで作曲をやめてしまったことになりますね。

じゃあ、残りの人生を どうしていたのか。

なんと
それまでの作品からの財産・収入から
美酒・美食・美人に囲まれた
贅沢三昧の暮らしを していたそうなのです。

当時、彼の人気ぶりは ケタ違いでして
グルメ三昧の贅沢な 生活を送りながら
現在の価値にして10億円くらいの
莫大な財産を残して亡くなった、という話。

実質の勤労年数が約19年
その稼ぎで 余生を送れるとは…
ものすごく効率の良い人生です。

バーチャル楽器

2008年02月28日 | 音楽教室

新しい生徒さんが、やってきました。

ついてこられたお母様に
楽器は何をお持ちですか?と伺ったところ
「いえ、何も持ってないです、やっぱり要るのですよね?」とか
ピアニカを…」

最近、こういう方が増えました・・・

かつて、たった一人
レッスンスタート後3ヶ月くらい
お子さんに 座布団の上で練習させていた
ツワモノのお母様も いらっしゃいましたが
今回のお母様は、さすがにレッスンを始めてすぐ、
楽器を購入してくださいました。
(それでも電子ピアノなのですけれどね)

1年くらいで
本物のピアノが欲しくなってくるのになあ
とは思いますが
買っちゃったものは仕方ないですね。

後は、私のレッスン次第。
『本当のピアノ』が必要だなあと
思ってもらえるような指導をしたいと
思います。

そろそろです

2008年02月27日 | Weblog
来ましたよ、花粉症の季節が。

大阪は まだまだ寒いのですが
日差しは 少しずつ力強くなってきていますし
折からの強風が びゅんびゅん吹き荒れていますので
ぼちぼち、花粉も飛んできています。

私の花粉症は、スギに始まって ヒノキまでありますから
3月頭から5月頭くらいまで
延々、薬を飲み続けないといけません。

今のところ、くしゃみも鼻水も
それほど ひどくはありませんが
…のどが痛い…

私の場合、のどにも来るのですよね。
症状が軽い内に、病院で診察を受けておけば
強い薬を処方されずに済みますから
レッスンの無い午前中に、耳鼻科へ行ってまいりました。

天候が悪く、寒かったこともあってか
病院は ガラガラ。
待ち時間なしで、診察を受けられました。

先生「毎年、このくらいの時期に来ますねえ。」
はい、花粉症シーズン前に 風邪で一回、
次に 本当の花粉症で来ています。

先生「鼻の方は、花粉症ですね。
   でも、のどは 軽い風邪でしょう。
   両方のお薬出しておきますからね。」

あー、どちらもでしたか・・・。

歌ったり、しゃべったりする仕事ですから
気をつけてはいたのですが
乾燥で、のどに負担がきていたようです。

とりあえず、風邪薬と一緒に
アレルギーを抑える薬も貰いました。
さあ、これでスギ花粉なんか怖くない。
どこからでも かかってらっしゃい

・・・・・うそです。
できたら 一粒たりとも飛んでほしくないです。

ストッキングの使い道。

2008年02月26日 | Weblog
伝線して使えなくなったストッキング、
女性の皆さんは どうしていますか?

一 捨てる
二 掃除に使う
三 生ごみネットの代わり。

私の場合、掃除に使う事が多かったのですが
ここ一年 気に入っている再利用方法
バイオリンの 弦や本体、弓に飛び散った
ロジン(松脂)の粉の掃除。

化繊の目の細かいストッキングは
柔らかいので、バイオリンを傷つける心配もなく
静電気の働きか、さっとなでるだけで
ロジンの粉を すっと吸着して 取り除いてくれるのです。

便利だよ~♪
と チェロの友人に教えたところ
爆笑されたのは何故。

朱に交われば ってね

2008年02月25日 | 音楽教室
去る人がいれば、来る人もいる。

と いうわけで
年度末に向けて、学校や塾などの都合で
レッスンに通えなくなり 教室をやめてしまったり、
レッスン日を変更したりする生徒さんがいる一方
新しい 生徒さんも増えていきます。

いつも通り、スタッフさんが
「今度の 新しい生徒さんは こんな子でしたよ」と、
入会手続きで会った時の印象などを 教えてくれるのですが

そんな話の中で、 スタッフBさんが ぽろっと一言、
「しかし、先生のクラスの生徒さん達って
 キャラクター濃いですよね。」

【あ、いえ 先生のクラスに限らず
 この教室は 面白い子が多いのですけどー
 先生のところは 特に、】
と あわてて付け加えるBさん。

・・・・・。
あのね、
講師は生徒さんを選べないのですから
それは 私のせいじゃないと思いますし
というか
そもそもフォローになってない

クリスマスは脱出

2008年02月24日 | バイオリン

先週に続いての バイオリンレッスン。

今度こそ、と 練習していった『きよしこの夜』は
めでたく終了となりました。
現在、新しい課題を練習中です。

今までの練習曲の中にも
和音を弾くところが 1・2ヶ所あったのですが
最近の曲は、重音が現れる頻度が 上ってきまして
今回の課題は、過去最多の出現率。

2本の弦を同時に弾く、というのは
それだけなら (決して楽ではありませんが)
ある程度 安定して音を出すことができますが
次に移弦しなければならないとか
続けて違う重音を 弾かなければならない場合
弦を押さえる指の位置を変えたり
とっさに弓の角度を合わせるのが 大変です。

ピアノなら、3度の重音を続けて弾くなら
指を広げる幅を同じにしたまま 並行移動するか
隣の指にずらしていくかで 演奏できますが
バイオリンだと、片方の弦だけ押さえていたかと思えば
次は 指をクロスするような形で
弦を2本押さえなければならないとか
ピアノでは ありえない動き方をします。

2つの弦に うまく弓が乗らなくて
片方しか 鳴らなかったり
鳴っても 力が入り過ぎてきしんだり
先生から 延々、
「力を 抜いてください
と 言われ続けて、レッスン終了。

脱力の大切さは ピアノで重々わかっているのですが
『わかっている』 と 『できる』 は、別ですね。
次のレッスンは 2週間後。

なんとか、力を抜いて弾けるよう がんばります。

移調マニア

2008年02月23日 | 音楽教室


発表会後、グレードにチャレンジする人は
試験で弾く 自由曲を選び、
即興に必要な 和音進行の確認をしていきます。

8級では 試験範囲が ハ長調・ト長調・ヘ長調
及び イ短調・ニ短調の、5つの調でしたが

7級では いきなり ♯♭3つまでの長調・短調
合計 14調が出てきますから
カデンツ表を渡した途端、
「えー!こんなに 覚えるの…」と叫ぶ子も。

バスティンのテキストを使ってきた子は
全調を勉強してきているので
あまり たじろがないようです。

6級を受けるために、
♯♭4つまでの 合計18の調のカデンツ表と
ドッペルドミナント 一覧表を渡したとたん
「わあ、いっぱいある~」と
ほくほく顔で 受け取ったKくん。

宿題にしなくても、
ベーシックスのやさしい曲や ハノンくらいなら
移調して遊んでいるらしいです。

好きなんだねえ。

いざ日常へ

2008年02月22日 | 音楽教室

発表会が一段落し
通常のレッスンに戻る 1週間目。

発表会の曲と並行して
いろいろ弾いていた生徒さんはともかく
発表会の曲だけで いっぱい いっぱいだった生徒さんは
レパートリーのストックが無いので、
今週は「さて、これから何を弾こうか。」
と 相談する時間となりました。

発表会では ポピュラー音楽を演奏したので
「お母さんから、『いいかげんクラシックを弾きなさい
って 言われた~」というNちゃん

発表会前に グレードのための曲を弾いていたものの
かれこれ3ヶ月くらい間が開いているので、
「なんかもう、違う曲 弾きたい。
という Mくん。

うんうん、よくわかる。

…というか、私自身
同じ曲ばっかり聴くのに飽きていますし
もう、新曲 大歓迎

来週からが楽しみです。


これだけは

2008年02月21日 | 音楽教室

数週間、卒業旅行で海外に行っていた生徒さんが
帰国して 久々に顔を見せてくれました。

わあ、久しぶり~、元気そうね。
旅行、楽しかった?
「はい、楽しかったです~。それで…」

そう、どこが一番良かった?
「○○が、面白かったです。それで その」

何か、様子がおかしいです。どうしたのでしょう。
「…すみません、先生。 楽譜忘れました。」

??? カバンはちゃんと 持ってきているのに?

「はい、これ空っぽです。
先生への旅行のお土産を、絶対忘れちゃいけないと思ってー、
家に帰って カバンしっかりチェックしてー
よし、大丈夫!って 出てきたんですけど
よく考えたら 本入れるのを忘れていて…

・・・・・。

…ああ、一つの事に集中すると、
他の大事なものを忘れることって ありますね。

涙目

2008年02月20日 | 音楽教室

よく練習するし、飲み込みも良く
音楽的センスも表現力もある
ピアノ大好きなKちゃん。
…ただし
集中力が 長続きしない性質らしく、
時折、気を抜いてしまって
弾き方が荒くなってしまうのが玉にキズです。

「あ、ちょっと待って。
 そこのフレーズの最後は 四分音符だよ?
 伸ばしっぱなしにしたら 
 次のフレーズと つながってしまうから切って…ね…?

「そのスタッカートの音は 切り方を考えて。
 放り投げるような 乱暴な切り方をしちゃだめ。
 自分の音を よく聴いて、
 どういう音を出したら 綺麗か、考えて…ごらん…?

「そのフレーズの八分音符が 転んでしまっているよ。
 もう一度、気をつけて・・・弾いて…

ごくごく普通の注意を
優しく言って聞かせているつもりなのですが

何かアドバイスして、「弾き直して」と 言うたびに
『私は 精一杯やっているのに』と 言わんばかりの
うるうるした目で 見つめかえさないでください…

何だか 私が ものすごく
極悪人に なったような気がする・・・