MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

奈良に行ってきました。

2009年10月31日 | Weblog

奈良といえば鹿


いえ、鹿も見たのですが
正倉院展を見てきました。
            

先月、地元の駅で正倉院展のポスターを見かけまして
そのポスターに大写しに写っていた写真が
紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)』。
裏板一面に花鳥の装飾が美しい琵琶です。

ちょうど、邦楽についていろいろ調べていましたから
和楽器についても知識が増えつつありました。
考えてみたら、正倉院なんて
貴重な古楽器の宝庫ではないですか
(今回の展示はこのポスターの琵琶だけでしたが)

その昔、やはり正倉院展を見に行ったことがあるのですが
何の知識もない時でしたから
「古そうな物がいっぱい」という印象が残っているのみ。

今回は、かぶりつきで見てきました。

展示の目玉である琵琶
海老尾と呼ばれる、ネックの曲がった部分から
調弦のための糸巻きにまで
びっしり装飾が入っているのに感心しましたが
これって、音響的にはどうなのだろう
装飾が無い方が、いい音がするのでは?

と思ったら、ちゃんと昔記録した
実際の音を流してくれていました
意外に良い音がしています。

琵琶を包む布を展示しているコーナーもあり
こちらは他に比べて人が少ない
まあ、確かに色も薄れてぼろぼろ
装飾いっぱいの碁盤やら鏡に比べると
人気が無いのもわかるのですけれど

でも、私は面白かったです
ぴったり琵琶の形をしていて
弦の上に乗せるカバーまでセットになっている辺り
今のバイオリンケースみたいだなーと思いました。

次回は、古楽器シリーズで展示してくれないかなあ。

ひらがなのイメージ

2009年10月30日 | 音楽教室

発表会が終わって、
通常レッスンに戻ったばかりのGちゃん。

現在、ブルグミュラーを弾いています。
            
久々のブルグミュラー。
さて、どこまで弾いていたかしら。

おお、「せきれい」ではないですか。
念のため、聞いてみます。

私 「Gちゃん、『せきれい』って何だか知っている?」

G  『え?石のことですよね?

・・・・・どこかで
これと同じ勘違いを聞いたことがあるような気がする。

鳥だよ~!かわいい小鳥の名前なのよ~!

この日に限って、写真を忘れてきました。
次回、必ず持ってきて見せるから!
と約束して、この日のレッスンは終了。

ちなみに、Gちゃんの言い分。
だって、ひらがなで書いてあるじゃないですか~
 鳥の名前ならカタカナで書くでしょう~?

全音楽譜さん、次からカタカナ表記でお願いします。

お昼ごはんの悩みは続く

2009年10月29日 | Weblog

午前中からレッスンがある日のお昼ごはん。

音楽教室の同僚(つまり先生方ですね)を見ていると
外へ食べに行く人がほとんどで、
次に多いのが、パンやお弁当を買ってくる人。

私はといえば
外食は、量が多すぎるし、時間が惜しいのでパス
パンを買ってくるか、自分でパンケーキを焼いていく
という事を続けていました。
        
しかし
小麦粉系のお昼が あまりに長く続きますと
いい加減お米が食べたくなります。

でも「夜までお腹が空かない量のご飯」を食べると
食べた直後のレッスンが眠いのですよねえ・・・

レッスン中、眠気が来ては困りますし
足りないと、6時くらいにお腹が鳴りそうになり
というか、鳴ったことは何度もありまして
生徒さんに大笑いされたり同情されたりして
それはそれで困ります。

12時から9時まで、9時間お腹がもって
胃に負担がかからないものって何でしょう

玄米を炊いて少量のおにぎりにしたり
少ないご飯に、野菜いっぱいのおかずにするなど

現在、試行錯誤中です。

初舞台はいつ?

2009年10月28日 | 音楽教室
年によって多かれ少なかれ
新しい生徒さんがやってきます。

この生徒さん達が、いつ発表会に参加できるか。

               
ちょうど入会から1年目くらいで発表会の時期になり
すぐ参加できる生徒さんがいる一方

入会したのが発表会の3ヶ月前で
 さすがに今年はきつかろう とか
1年以上通っているのだけれど
 お休みが多すぎて、レッスンが進まないなど
入会のタイミングとレッスンの進み具合によって
左右される場合もあれば

進度からして参加できないことは無いものの
性格的に、舞台に上る思い切りがつかず
といった理由で見送りになる場合も。

性格的に「舞台はいや」これが一番大変です

かつて、教室に初めてやってきたとき
それまでは習う気満々だったのに
『初めて』に弱い性格からしり込みしてしまい
教室出入り口で泣き叫んだJくん

レッスンにはすっかり慣れ
はりきって練習してくるようにもなり
出ようと思えば出られるのですが
発表会当日、舞台袖であれをやられますと…

1年待つべきか。
お母さまと相談です。

ハングリー精神ゼロ

2009年10月27日 | 音楽教室

音楽教室にやってくる生徒さんには
保育関係の方が結構いらっしゃいます。

        
専門学校などに入学する直前くらいから
 あわててピアノを習いにくる人

既に保育士として働いているけれど
 実際に職場で働いてみて、力不足を感じ
 実践的な力をつけたいとやってくる人

どちらの場合も、必要にせまられていますから
一生懸命、レッスンに取り組んでくれますし
よほどでない限り、休むこともありません。

が、
今年になってから同僚のクラスにやってきた
「保育士」を目指しているという生徒さんは
様子が違うらしいのです

同僚の彼女いわく
練習を全くしないわけではないのだけど
 何だろう、「一生懸命さが無いのよね~

宿題として出した課題を
  「どうにか弾ける」くらいしか弾いてこない
  (練習しても弾けなかった、という感じではないらしい)

教えた事からすれば、もう少し先までできそうなのに
  課題として出した分以上は決してやってこない

『学祭があるから』とレッスンを休む
 (今の実力を考えると
  むしろ、学祭を休んでレッスンを進めた方が
  本人のためにはよろしいらしい)

保育士になる気がないのでは?と聞くと

その生徒さん、保育園の園長さんの娘さんらしいよ

なるほどね

        
今、うちのクラスで
保育士目指して必死にがんばっている子達が
将来こういう園長さんの下で働くのかと思うと
・・・・・。

充電

2009年10月26日 | Weblog
この10月は、土日・祝日関係なく
発表会イベント等で、休みなし。
レッスンのある平日も、研修を受けに行ったりと
消耗の激しい月でありました(まだ残っていますけど)。

しんどいなーと思いつつも結構動けるもので
せっせと働いていたのですが
今月初めてのお休みの昨日
昼過ぎになって、異様に眠気が。
ピアノを弾きたいけれど、意識が遠くなる。

あー、これは少し休んだ方がいいかもしれない、と
なんの気なしに横になったのが3時くらい。

目を開けると8時でした。

でも、ごはんを食べるより眠りたい。
水分補給だけして、再び睡眠。
合計、15時間は寝ただろうか。
こんなに寝たのは小学生以来かもしれない。

…電池切れ?

私は今どこに

2009年10月25日 | バイオリン

現在バイオリンのレッスンでは、
第1ポジション以外の第7ポジションまでを習い
実際にポジション移動のある曲を弾いています。

               
もっとも、今のところは
いきなりあらゆるポジションを使って弾くのではなく
以前は、第1ポジションだけで弾いた曲を
今度は第2・第3ポジションも使いつつ弾くだけ。

楽譜には〈ここから第○ポジション〉という指示は無く
ただ指番号だけが記載されていますから
音名と指番号を照らし合わせて
この指でこの音を弾くのなら第○ポジションであろう
というように、判断して指を持っていくのですね。

            
人さし指を『1の指』とする
バイオリンの指番号には慣れました

ポジションも、トレーニングの効果か
この音を2の指で押さえるならここね!
と、自然に指が移動できるようにもなりました

問題は
正しいポジションで、正しい指で
正しい音を出しているにもかかわらず

先生から
で、今ここは何ポジションですか?」と聞かれると

え~と何だっけ
ミを2の指(中指)で弾いているから1の指の位置はレ
レは第1ポジションでは3の指で弾くから
第3ポジションです』(この間5秒)

ポジション名がぱっと出てこない・・・

無意識にポジション移動できるようになったのは良いとして
『これは第○ポジション』と考えずに
だんだん勘だけで弾いてしまっているのですね。

方向感覚と距離感はあるのに何故か迷子
というおかしな状態になってしまっています。
気をつけよう。

久々にお勉強

2009年10月24日 | Weblog

恩師から急にメールで連絡が入りました。
母校で、公開レッスンがあるから見においで

恩師の知人であるピアニストG氏が
院生を相手に、レクチャーしてくださるとのこと。
学生対象の公開レッスンなのですが
卒業生も聴講できるらしい。しかも無料

このG氏のコンサートに行きたかったのに
仕事(レッスン)で行けなかった私。
喜び勇んで行ってまいりました。

        
レクチャーを受けたのは院生2人、曲はどちらもショパン。
それは中身の濃いレッスンで、終わって時計を見たら
3時間経過しておりました。
しかもG氏、最後に1曲演奏してくださいました
嬉しすぎる。

本来、在校生のための公開レッスンだったのですが
聴講している顔ぶれを見回すと
懐かしい顔だらけ(つまりほとんど卒業生)
在校生は5人もいたかどうか。
もったいないなあ、と思います。

前の席にいらした先輩などは
今日はたとえ病気でも、這ってでも来た。」
とおっしゃいました。同感です。

学校を出てしまってからの方がよくわかる
「勉強できる機会」の価値

ダイアリー手帳

2009年10月23日 | Weblog

来年のカレンダーやダイアリーが店頭に並んでいます。

ああ、もう買わなくちゃなあ
と思いつつ、まだ買っていない私

ダイアリー手帳は長いこと同じシリーズを使っていて
もう迷うことは無いのですが
売っているところが、近所にはないため
なかなか買いに行けずにおります。
        
現在私が愛用しているのは
使いやすいと評判を聞いて使いはじめた
Quovadis』というメーカーの手帳。

実は、評判だったのは今使っているシリーズより
もう一回り大きいサイズのシリーズで
ページにミシン目が入っているため
 必要なページがすぐ見つけられ開けやすい
書き込みスペースのバランスが良くて使いやすい
という事だったのですが
バッグにポンと放り込むには、ちょっと大きくて
結局一番小さい「ビソプラン」というシリーズを買い続けています。

ここは、一度買えばカバーはそのまま
レフィルだけ買い換えていけばよいので便利
ビソプランシリーズにミシン目はありませんが
これは自分で角にハサミを入れれば同じことですし。
        
ともあれ
来年のグレード試験官のための予定表を
提出しなければならないので
もう買わないといけません。
今週末、行ってこよう




大人の発表会

2009年10月22日 | 音楽教室

秋の発表会には無くて
冬の発表会にはあるもの。
それが『大人の部』です。

お勤めされながら習いに来られている方
お仕事を定年退職されてから始められた方
高校・大学が忙しくて、小中学生時代ほど練習できないし
  小学生と一緒はちょっと…という方
そんな方々が参加しやすいように、と作られた部です。

            
何ヶ所かの全ての教室から、そういう大人の方を集めても
全員で30人くらいのものですが
先生1人につき生徒さん1人とか2人とか
そういう割合で出ていらっしゃるので
生徒さんの人数:担当の先生の人数= 2 : 1
という感じ。
集合写真でも撮ろうものなら、誰が生徒で先生やら
年代も幅広くて、わからなくなります
(先生より年長の方が多いので)

        
今回、私のクラスからは
過去3年間『参加してみませんか~』と勧め続けて、
ようやく「出てみます」、と
お返事くださった生徒さんが初参加。
(の予定。途中でひるがえるかもしれません)

年に一回、顔ぶれもだいたい同じになる大人の部

日頃の個人レッスンでは、顔を合わせることがない
生徒さん同士が知り合える機会なので
去年より今年、今年より来年、
少しずつ、参加者を増やしていきたいな~
と思います。