MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

今年の思い出

2010年12月31日 | 音楽教室

2010年も今日で最後。

一年を振り返ってみると、いろいろあったはずですが
一昨日の『ショパンエチュード全曲』試弾会で
他の印象がすっかり薄れております
            
「試弾会」なので、コンサートと違い
暗譜できなかった人は譜面を見て弾いてもよいし
『弾き直しも可』との事でしたが

想像してください

聴き手(同門下の先輩・後輩)のほとんどが同業で、
その曲を知っていて
さらには演奏中、楽譜を開いて待ち構えている状況を。

一応、私は暗譜できていて
何があっても弾き通せるようにしているつもりですが
やりたい事はいっぱいあったのに
え、もうこんなところまで曲が進んでしまったの?

駆け抜けるように終った感じ。

消化不良で物足りないため
今日は1日、エチュードを何曲か(先日弾いた曲を含め)
片っ端から弾いております

もっといい演奏ができるように
でも楽しんで弾く事は忘れないように
が、来年の目標。

これが終わらないと

2010年12月30日 | Weblog
12月も、今日を含めて残すところ2日となりました。
生誕200年のショパン・イヤーも終りです。


ショパン・エチュード全曲の試弾会が昨日でした。
私の割り当て曲はOP.25-8。

手を広げっぱなしで絶えず動くというこの曲
私にとってのイメージは
『離れた町に住む恋人に会うために
 走って、列車に乗ってその町へ向かう情景』
なのです が
脱力が上手くできないと、腕も手指も硬直してしまい
駅のホームで蹴つまずいたり
電車の扉に挟まれたりすること数知れず。

結局 試弾会3日前に、脱力のコツをつかみ
当日は無事(?)最後まで到達いたしました。

もっとやりたかったことはありますが
大きなボロを出すことはなく済み、ほっとしております。

やっとこれで年末です。


年越し準備中

2010年12月25日 | 音楽教室

昨日、生徒さん宛ての年賀状を投函しました

友人・知人宛の年賀状イラストも完成し
現在試し刷り中。

明日、今年最後のピアノレッスン(習う方)でして
結構いっぱい いっぱいなのですが

人間、追い込まれたら どうにかなるものです。

角があるから

2010年12月21日 | 音楽教室


今年の最終レッスンとなる この一週間。

クリスマス前という事もあり
レッスン仕舞いは、楽しく盛り上げて終わりましょう
と、昨年から恒例の
トナカイの角』を被ってレッスンしております。

昨年はマネージャーさんに見つからないようにと
ドキドキしながら被っていたのですが
今年は2年目という事もあり
かなり開き直ってやっています

おかげで教室の扉の開閉のたびに
他の部屋の生徒さんが気付いて爆笑してくれたり
親御さんが気付いて吹き出してくれたり
レッスン中窓ガラスから中を興味津々で覗く子がいたり

大変楽しく過ごしております

            
そんな中
隣室のT先生は、トナカイ頭を見るなり

たまこ先生、それせんとくんですか?
違います。
 T 先生、それ(せんとくん)は鹿です。
確かに去年、トナカイの角の替わりに使いたくて
せんとくんの角が欲しいとは思いましたけれども。

          

語彙の少ない3歳児の女の子は
あっカブトムシ!!
違います。
カブトムシは角が一本です。
(たぶんクワガタと言いたかったのですね)

せんとくんはともかく
カブトムシ呼ばわりされるのは予想外で
少々へこんでおります。


虫って・・・

来ましたよ

2010年12月16日 | 音楽教室

何がって、『年賀状』です。

個人レッスンの生徒さんへ送る年賀状用ポストカードは
音楽教室オリジナルのものが配布されるのですが

毎年毎年この配布が遅くて
たくさん書かなきゃいけないのにー
早く書き始めたいから、早く渡してー
と、じりじりする12月。

            
今年はまた、過去最遅記録ではあるまいか
というくらい配布が遅れまして
明日から年賀状受付が始まるという日になって
ようやく配られました。

というわけで
今日から暇さえあれば年賀状を書きます。

自宅の年賀状のイラストはまだ描けていません(泣)

樅の木

2010年12月13日 | 音楽教室

12月といえばクリスマス。そして
クリスマスツリーといえばモミの木ですね。

フィンランドの作曲家、シベリウスのピアノ作品に
樹の組曲』と呼ばれる5つの小品があります。

1.ピヒラヤの花咲く時 2.孤独な松の木
3.はこやなぎ 4.白樺 5.樅の木


かつて『樅の木』を
たてのき』と読んでくれた生徒さんもいましたが
それはさておき

私の持っている全音楽譜の曲集には
『樅の木 The Spruce』と記載されています。

へええ、樅の木が「スプルース」?
樅の木」と聞くと『クリスマスツリー』ですが
スプルース」と聞くと『ピアノの響板(きょうばん)の材料

昔、ピアノ構造論の授業で
目が細かく、軽く軟らかく弾力のあるスプルース材は
響板に最適(バイオリンにも使われます)と習ったのです。

            
クリスマスツリーの木がスプルースだったとは意外。
で、なんとなく樹木について調べてみましたら

【スプルース spruce】
マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で、
ピアノ・バイオリンの材料にも使われる。北洋エゾ松もこの仲間。
トウヒ?樅の木ではなくて?じゃあ、樅の木は?

【樅(モミ)fir】
マツ科モミ属の常緑針葉樹
日本では本州・四国・九州に自生
クリスマスツリーに用いる

混乱する事態発生

だって、「5つの小品」のタイトルには
「孤独な松の木」にThe Solitary Fir Tree
樅の木」にThe Spruce と記載されているのです。
モミとトウヒが逆さまになっていませんか?

            
日本では「クリスマスツリー=樅の木」ですね。
ヨーロッパでは
伝統的には「モミ fir」がクリスマスツリーの木ですが
実際のところ、「トウヒ spruce」の方が入手しやすいので
「どちらもクリスマスツリーの木」で正解らしい。

とりあえず、
Fir(樅)も Spruce(トウヒ)も
見た目はクリスマスツリー」ですので
「松」と訳してあっても「日本的な松」を想像してはいけません。

シベリウスの「孤独な松」を弾く時には要注意。

ジングルベル

2010年12月08日 | 音楽教室

町のあちこちがクリスマスモードになりました。
我が家でもクリスマスツリーを引っ張り出しまして
レッスンでは毎日のように『ジングルベル』を歌っております。

19世紀、牧師のビアボンドさんが作詞したという
ジングルベル』ですが
もとはクリスマス用に作られた曲ではなく
タイトルも『One Horse Open Sleigh』だったそうです。

街中で流れる『ジングルベル』は大抵英語で
BGMとして聞き流してしまっているため
いざ歌えと言われても、せいぜい
Jingle bells Jingle bells Jingle all the way
くらいしか覚えておりません。

では日本語の歌詞なら歌えるかといいますと
ジングルベール ジングルベール 鈴が鳴る~♪
のフレーズは、すっと口に上りますが
残りの部分は『あれ?何だっけ?』。

もともと英語の歌であるジングルベル
日本語の歌詞だと、何通りかあるのですね。

            
今レッスンで使っているテキストの歌詞は
私が知っている歌詞と歌いだしからして違いまして
一年ぶりだと、サビのところ以外はど忘れしたりします。

うっかり歌い間違えないよう
小さいメモに、こっそり歌詞を書き写し
生徒さんの視界に入らない場所にそっと置いて
カンニングしつつ歌い始めた12月
(1週間も歌いますと、さすがに覚えました

皆さんの知っている『ジングルベル』はどれですか?

【音羽たかし 作詞】
雪を蹴り 野山越えて 滑りゆく 軽いそり

【宮沢章二 作詞】
走れそりよ 風のように 雪の中を 軽く早く

【堀内敬三 作詞】
野を越えて 丘を越え 雪を浴び そりは走る

師は走っているのに。

2010年12月04日 | 音楽教室
   
12月になりました。

今年は12月23日が祝日のため
木曜日のクラスは真っ先に冬休みに突入、
16日が今年最後のレッスン日。

あと2回レッスンしたら『来年までさようなら』です

この木曜のクラスに
発表会への参加を11月半ばに決めた生徒さんが2人
読譜が半分も終わっていないのにどうしましょう。

なんとか今年中に譜読みは終わらせねば!

どうして、本人の方が落ち着いているのかナゾです。