MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

エキエル版エチュード

2010年10月30日 | 音楽

昨日は自分のレッスン日でした

ショパンのエチュードを見ていただくつもりで
崩壊寸前(本がですよ)の古いパデレフスキ版の替わりに
新しいエキエル版を購入したのが、レッスン前日。

以前、楽譜売り場でちらっと見た時には
そんなに違わないよねーと思っていたので
すぐには購入しなかったのですけれど
この度、購入してから、じっくり比較すると

部分的に、フレーズの取り方が違うところがある! 
強弱が逆だ!
(pだったところがf の指示)
従って、そういう表現がしやすいように指遣いも違う

・・・今から、変更、きく?

何が何でもエキエル版の通りにするつもりはありませんが
パデレフスキ版の時には「?」と感じていた部分が
こちらでは解決していたりもするので
最終的には、エキエル版式にしたいところもあります。

しかし、これまでみっちり
パデレフスキ版式で演奏して暗譜しちゃっていますから
何が大変って
指遣いの修正が大変

表現の面では、直した方が弾きやすい。
でも、手が今までの指遣いで覚えてしまっているので
ある程度のテンポで、曲の流れに乗って弾いていくと、
どうしても前のやり方で弾いてしまうのです。
じたばた悪あがきすること数時間。

レッスン当日、お師匠様からは
今の時点でこれだけ弾けていれば、きれいに仕上がるわね。
 いいんじゃない?

 しかし、時々すごく器用な指遣いで弾くわね


はい、前の指遣いに途中で気付いて
フレーズの中で修正したりするものですから…
(止まらなかった自分を褒めてやりたい。)

年末の試弾会までには、軌道修正済ませたいと思います。

ズーラシアン

2010年10月26日 | 音楽教室

何年か前から、音楽専門誌などで見かける
ズーラシアン・フィルハーモニー管弦楽団
ウサギや猫、ライオンに獏に虎、蝶々などの
着ぐるみを着た状態で演奏するオーケストラです。

親子のためのオーケストラ』と銘打っているだけに
親しみやすい曲を、子どもさんが喜びそうな姿で演奏、
入場料もオーケストラとしてはお手頃価格。

初めて写真を見た時は「うわ、可愛い~♪」でしたが
しかし、考えてみるとこれ、大変ですよね。
金管楽器なんて、どうやって口に当てているのだろう
しかも、金管楽器・弦楽器・キーボードは皆 手袋着用
(さすがにハープとフルートは素手ですが)

エレクトーンの師匠も、この写真を見て
 「ピアノなんて手袋したら無理よねー。」

私「そうですね、簡単な曲なら何とかなりますけど
  冷え性のワタクシ
  冬場になると、ピアノもヴァイオリンも
  時々、手袋着用で練習したりしています

師匠「無理 無理!滑るもの!

 あー、そうですね、速い曲だと

とは言えませんでした。



発表会?コンクール?

2010年10月22日 | 音楽教室

年間通して、何かしらイベントの多い音楽教室ですが
ピアノの生徒さんが主に参加するイベントといえば
発表会』と『コンクール』。

どちらも任意で、強制ではありませんから
どちらも参加する人・どちらも参加しない人・
どちらか片方だけ参加する人
と様々です。
            
先日
グレードは受けていたけれど、これまで発表会は不参加
という生徒さんのお母さまから
家の子、今年は コンクールと発表会と
 どちらかに参加させようと思うのですけれど
 先生は、どちらが向いていると思われますか?

と尋ねられ、
一瞬、どう答えたものかなと考え込みました。

そのお母さまにとっての「向いている」はたぶん、
コンクールに出られる実力があるかどうか』?

でも、私にとっての『向いているかどうか』の基準は、
そこじゃないのです。

その子は、日頃はあまり練習するわけではなく
『グレード試験』のように
何かの目的があると、その時だけがんばるタイプ
結果は悪くはないのですけれど
コンクールに参加することが、
『その子の、この先のために』プラスになるかどうか。

単純に「このくらい弾けるからコンクールに」と出しても
その後、その子にとってマイナスになる可能性だってあります。

これまで舞台に全然上がっていなかった彼女ですので
とりあえず今回は、発表会の舞台に立ってみて
次回、どちらにするかを考えてみては?
と提案してみました。

まわりもの

2010年10月18日 | 音楽教室

秋の発表会シーズンが一段落いたしました。
今週は、皆気が抜けてしまっているだろうなあ。

さて、下は未就学児からの参加となる発表会、
昔は、椅子に座ると足がぶらぶらしてしまう生徒さん
よく見かけたものですが
現在では
足台・補助ペダル台アシストペダル+ハイツール&スツール
と、体格に合わせて きちんと台を使う人が増えました。

教室の備品は、足台と補助ペダル台だけですので
アシストペダル&スツールを使われる生徒さんは
自前で購入されている
担当の先生が私物を持ってきている
の、どちらかなのですが

結構よいお値段ですので、よほど熱心な方でもないと
アシストペダル&ハイツールのセットを
ダンパーペダルのために一組」は購入されても、
ウナコルダ(UPだとソフトペダル)のためにもう一組」は、
躊躇してしまいます。

今、どんなに必要でも
成長して足が届けば、いらなくなってしまう物ですからね。

以前から
ピアノの「中古」があるのですから
こういう物も「中古」として必要な方にまわしていく
という事はできないのかなあ、と思っていたのですが

今回、もうアシストのセットが不要になっている生徒さんへ
今から必要な生徒さんに
 購入した時よりお安い価格で譲っていただけませんか?
と、相談してみたところ
むしろ助かります!と快諾していただけました。

そして、譲り受けた生徒さんが不要になったら
また次の生徒さんへ。

とことんリサイクルできるといいなあ。

ぶーん。

2010年10月10日 | 音楽教室

音質にこだわって購入したオーディオ機器は別室にあるのですが
リビングでもCD・MDが聴けるように、コンポを置いています。

以前の物は、とりあえず値段が手頃という事だけで選んだので
音質がいまひとつ(そしてすぐ壊れた・・・)。
というわけで、今度は前よりちょっと良いものにしました。

            
しかし、リビングに置いているということはですね、
周囲の雑音が多いのです。
テレビやパソコン、台所の水音・換気扇の音
基本、それらを使っていない静かな時間に使用するわけですが

今日、換気扇が壊れました

問題は、壊れて止まったんじゃなく
止まらなくなった
という事でして


弱のボタンで回っていた換気扇を止めようと
OFFのボタンを押したら、手応えが無く止まらない。
          
おかしいな、ボタンが効かなくなったのかな、と
強のボタンを押したら
          
強に切り替わって弱に戻らなくなりました

というわけで現在
ぶーん
と凄い音をたてて換気扇が回り続けています。

これ、どうしよう。
連休中修理は無理ですよね?
もしや火曜日まで、ずっとこのまま?

2011年の手帳

2010年10月08日 | 音楽教室

そろそろ冬の発表会の人数分けが始まります。
まだ10月ですが、4ヶ月先の来年の予定を考えねば。

今のスケジュール帳は、1月までしか記入できないので
早々に来年のスケジュール帳のレフィルを買ってきました。

さあ、これで2月の予定が書き込める。

           
ふふふ
来年2月18日(金)の、いずみホールのコンサート、
アンドラーシュ・シフのリサイタル
チケット一般予約が今日からだったのです。
10時ジャストにオンライン予約。
めでたくチケット購入できました。

ああ、楽しみ。

3歳児レッスン研究は続く(3)

2010年10月07日 | 音楽教室

何だか今年は私にとって「3歳児の当たり年」らしく

新しく来た3歳児の生徒さんのレッスンが軌道に乗ってきた頃
新しい3歳児の生徒さんが入会され
その生徒さんにもようやく慣れてきたと思えば
先生、来月から新しい生徒さんお願いします。3歳です
とスタッフさんからお声がかかり(ありがたい事ですが)

つんのめりそうになりながら、レッスン計画を練っております。

            
いろいろと発達待ち状態である「3歳」ですが
右左がわからなくても 字が読めなくても
「歌うこと」は、ほとんど問題なし
むしろ『照れ』などがまだ そんなに無い時期であるためか
物怖じせず、よく歌ってくれます。

というわけで、とにかくレッスンでは歌う 歌う
たくさん歌って音楽に身体を慣らす時期
という気持ちで
定番の歌 (『ちょうちょ』とか『チューリップ』)
季節の歌(今の時期なら『こぎつね』など)おりまぜて

合間 合間に
リズムを打ったり、手遊びしたり
音符の○を書くなどの作業をはさみます。

そして集中力が切れてきた!という気配を感じたら
すかさず『はい、じゃあ“ひげじいさん”歌うよ!
こんな感じで
1レッスン当り、少なくとも5~6曲
多い時には10曲くらい歌っています。

できれば、ドレミの音名唱もしたいところですが
長いフレーズをドレミだけで歌うことは難しいので
(3歳児に、3音以上の音名唱は難易度高いようです
「ド・ド・ド」「ド・レ・ド」と、まずは3音ずつ
「まねっこ遊び」という形で様子見です。

ドレミが歌えたら、ドレミと弾かせたくなりますが
ドレミの鍵盤の位置がわかるまでは、まだまだ遠い道のりが。
右・左がわかるようになったら教えよう、とひたすら待ちます。

3歳児レッスン研究は続く(2)

2010年10月04日 | 音楽教室

【数字を覚える】

できることが限られる3歳児。
歌ったり リズム打ちしたりが基本のレッスンとなりますが

ドレミの「音名」や、指番号の「数字」が読めると
カードを使ってレッスンを展開できますから
さしあたり「12345」(指の数)だけでも
判別できるようになってもらいたいなあ。

しかし現実には
『数は言えても、読めない』という子もいるわけです。

つまり呪文のように「いち・にー・さん・し(よん)・ご」
と唱えているだけで
「54321」と逆さは言えない、
「3はどれ?」と聞くと、はじっこの5を指してくれたりする。

            
数字を覚えてもらうためには
「数字を書く練習」ができれば良いのですが
こつこつ書く作業が嫌い』な性格の子だった場合
作業を放棄された時点でアウトです

そういう性格の子に、今までで効果のあった方法

まず、手をそえて「(いちー)」と言いながら数字を書いていく
 (形を覚えさせるというより、
  それぞれ形が違うということを意識してもらうため)

1・2・3・4・5 の数字を書いたカードを2組用意して
 私と生徒さんと1組ずつ持ち
 こちらと同じ数字の書かれたカードを見つけてもらう。

最後の仕上げは「かるた遊び」
 生徒さん側のカードを床にまき
 手持ちのカードを示しながら「3!」と読み上げて
 そのカードを探して取らせる。
 (見せなくても取れるようになったら覚えている)


            
考えてみると、「かるた」も遊びの形をとりながら
字をすばやく判別するためのツールなのだなあ。

3歳児レッスン研究は続く

2010年10月03日 | 音楽教室

いくらか慣れてきたとはいえ
いまだ試行錯誤の続く3歳児レッスン。

発達の早い子を基準にしても意味が無いので
「できる・できない」の境界線上にいる子を基準に
発達の様子を研究中です。

もちろん、発達関係の本や
幼児用テキストなどからも、勉強することはできますが
やはり実体験から得られるものは大きい。

            
とりあえず、今一番実感しているレッスンの基本は
とにかく「1つずつで確認」を繰り返すこと。

【言葉と意味】
ひらがなが読めない子の方が多い時期。
すると、「後で字を見ておさらいする」ことができませんから
新しい言葉は全部耳で聞いて覚えるしかないわけで
単語と意味を同時に覚えるのは無理
くらいに思っておいた方がよさそうです。

 「右・左という言葉」を覚える
 「どちらが右か」を理解する

この間に、深くて広い河があるのです
(個人差もありますので、これが海の場合もあります)

もちろん、この段階で
右・左という『方向の概念』だけを理解するのは難しいので
まず「右手と左手」の違いから覚えていくのですが

右手・左手がわかってきたと思っても
それで「右・左の方向までわかった」と思ってはいけません。
この時点では
「右手と左手の形の違いに気付いた」くらいのもの。
「方向」はまだまだこれからです。
1つの言葉に2つ以上の意味を教えると
混乱してしまうことがあるので要注意です。

失敗談ですが
数字を教えるために「数字の歌」を一緒に歌って
ついでに指番号も教えたら
「数字の3はな~に?赤ちゃんのお耳♪」と歌っていたがために
「赤ちゃん指(5の指)」とごっちゃになって
3と5が入れ替わりそうになったことがありました。
やはり『1度に覚えることは1つ』。

デパート入店は一階から。

2010年10月01日 | Weblog

衣替えシーズンとなりました。

9月下旬から急に涼しくなりましたから
大あわてで秋物を引っ張り出して
せっせと夏服をしまい込んでおりますが

まさか、これから暑さが戻ってきたりはしないでしょうね

今週末から音楽教室の『秋期』発表会が始まります。

補助ペダル付き足台の設置のため
かがんだり、跪いたりすることを考えると
スカートはどうにも作業しにくい。
というわけで
今年はスカートではなくパンツスーツを着よう
お店に出始めたら買っておかないとなあ
と、先月から物色していたのですが
いまだ買っておりません。

まだ暑かった9月、パンツスーツの取り扱いが少なくて
色・デザイン・サイズが選べなかったこともありますが

暑くても、暦の上では秋ということで
うっかり踏み込んだ、地価食料品売り場の
秋のスィーツ(柿とか芋とか栗モノ)に気を取られてしまった
というところも大きいです。

秋は誘惑が多すぎる・・・。