MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

筋肉痛

2007年07月31日 | Weblog

ピアノは
曲が必要とするテクニックや、出す音色によって
手・指・ひじ・腕等の 使い方が変わってきます。

演奏する時の身体の使い方は
人によっても違うと思いますが
私の場合
細かく速いパッセージを弾く時は手の甲と指全体
1オクターブ開いた動きが多いところでは
手のひらの内側と 指の付け根の関節に意識が行きます。

最近、久しぶりにバッハの「シンフォニア」の一つを
何とはなしに弾いてみたところ
指を1オクターブ広げた状態で
5・4の指を連続して(5-4、4-5とくぐらせる)
演奏する部分が多い曲だったので
ちょっと疲れたな、とは思ったのですが

翌日 手のひらが筋肉痛になりました。

あれ?
最近 練習する曲が
シューベルトとショパンに偏っていたからなまっている??

でも、ピアノは毎日弾いていたし、
ちょっと違うタイプの曲を弾いたからといって
筋肉痛になったことは ありません。

よくよく思い返してみれば
練習後 足の裏や ふくらはぎがだるかったので
手指の力が強いのをいい事に
力任せに ぐいぐい揉んでいましたっけ。
マッサージで筋肉痛。(揉む手の方が)

生徒さんには言えない。

ぎっくり腰事件

2007年07月30日 | Weblog
まだ学生だった頃、
同じピアノ科の友人 T が
腰にコルセットをつけて登校してきたことがありました。
事情を聞いたところ、『ぎっくり腰』。(←当時二十歳)

病院で診察を受けたところ
「腰まわりの筋肉がレントゲンに写らない。」
若いんだから、ちゃんと運動しなさいね(--# と
お医者さんにお説教をくらったそうです。

演奏している所を見ると
結構 力強く弾くタイプだったので意外でしたが
どうやら彼女、腕の力だけで演奏していたものと思われます。


ピアノ演奏には手・指だけではなく
全身を使います。
肘から先の重さを使う場合もあれば
腕全体の重さを使う時もあり
力を使う一方で、脱力も必要というのが難しいところ。
いらない力を抜くために足と腰で身体を支えます。

友人の『ぎっくり腰』事件以来
私も腹筋・背筋運動は 欠かさなくなりましたが
ぎっくり腰 の予防だけでなく、身体の中心がしっかりするので
他の余分な力が抜け、かなり演奏しやすくなりました。
思わぬ副産物です。

ありがとう、T ちゃん。

来年は やはり車で。

2007年07月29日 | Weblog
先週に引き続き、またまたコンサートへ行ってきました。
今年で第15回となる やまなみ国際音楽祭です。
今回の会場は 京都府の外れ、南山城村。
…なんで こう
都心から離れた所ばっかり行ってるんでしょう、私。

ここ、昨年は同僚と車で行ったのですが
今年は公共の乗り物、電車で行ってみました。
渋滞もありませんし、本でも読みながら電車にゆられて行けば
さほど疲れることなく到着できるはず。

高槻から京都まで20分ほど。
京都から奈良線に乗り換えて36分。
木津で関西線加茂行きに乗り換え6分。
加茂から亀山行きに乗り換え16分。
ジョルダン君の案内によれば
乗り換え時間を入れて 1時間半も見れば
やまなみホールへは、開演30分前に着けるはずです。
さらに余裕を見て、15分早く出発。

しかしJR高槻の駅に到着し、電子掲示板を見上げると
65分遅れの表示が。おや?
人身事故のため、電車が来ません(TT)
ようやく来た普通電車に乗り込み、
結局ジョルダン君の指示通りの奈良線に乗車。
よかった、15分早く来ておいて。
と思ったら、そこから奈良線が10分遅れて到着しました。
次の乗り換え電車が来るのは30分以上先です。
・・・・・
結局、会場に着いたのは予定より1時間遅れ。
2時間半もかかってしまいました。
そして、会場で演奏が聴けたのは正味40分。
暑さと移動の疲れで、寝そうになりながら聴いていました。

今回の教訓。
会場に行くまでの交通機関に
1時間に一本しか電車が走っていないような路線がある時は
1時間前に着くつもりでゆけ、と。

まさかり かついだ 一寸法師♪

2007年07月28日 | 音楽教室
幼稚園の先生をしている生徒さんからのお願いにより
日本昔話メドレーを作成するために
先週に続き(先週は浦島太郎から一寸法師の間で時間切れ)
桃太郎と金太郎・浦島太郎に一寸法師 等々の
曲をつなぐ間奏を作っていました。

しかし こういう童謡って 
旋律といい、リズムといい、
どいつもこいつもよく似た曲だこと。
桃太郎を弾いていたはずが
いつの間にか 浦島太郎に化けていたりして
作りにくいったら ありません。

まあ、何とか昨日のレッスン時間内に完成させましたが
おかげで今

むっかし~むっかし~ うっらしっまは~
は~いしどうどう はいどうどう
も~もたーろさん、も~もたーろさんー

頭の中を童謡がぐるぐる。
一寸法師なんて、ほとんど知らなかったのに
(↑一番苦戦したので覚えた)
金太郎と一体となって 
エンドレスで鳴っています。


たぶん直線距離15キロ

2007年07月27日 | Weblog
一昨日の話になりますが

レッスンから自宅に帰り、ほっと一息ついていると
外からドーン・ドドーンと 妙にお腹に響く音。
花火の音みたいだけど、今頃花火大会なんてあったっけ?
と 南の方角を眺めると、遠く大阪市内の空辺りに
小さく、花火が上がっている姿が見えます。
遠目に見ても、相当な数の打ち上げ花火。
そういえば、25日は天神祭でした。

自宅マンションの周囲には、あまり高い建物が無いため
大阪市内・淀川・枚方・茨木の弁天の花火大会が
全部 見えます。
…見えますが、枚方を除き みな結構遠くなので
夜空に光の花が広がってから その音が届くまで
タイムラグが発生します。

大阪市内の天神の花火も
爆発してから音が届くまで およそ43秒。

夜空から花火が消え去ってしまった後も
ドーン・・ズドドーン…ドドドドドドド・・
と 花火の音だけが いつまでも響きます。

・・・・・
なんか、線香花火よりさみしい。(T-T)
花火はやはり、光と音との時差が生じない所で見るものだ
と思いました。


ピアノの美容師さん

2007年07月26日 | Weblog
昨日は教室のピアノの話でしたが
自宅のピアノも 音の狂いが気になるようになってきました。
(ここぞ!という所で 間の抜けた響きがします。)
というわけで
いつもお世話になっている調律師さんに
「うちのコもそろそろ」と
調律をお願いしました。

この方はベテランの調律師さんなので 人気があり
いつも 調律の依頼で予定がいっぱいです。
売れっ子の美容師さんと同じで
早めに連絡して予約を取らないと
都合の良い日に来ていただくことができません。

さて
調律と言っても 実際にやってもらうのは
単に鍵盤の音を正しく直すことだけではありません。
ピアノの使われ方によって
よく弾かれる鍵盤と、あまり使われない鍵盤とがありますが
使われる鍵盤ほど、ハンマーが固く締まって
音がくっきりと硬質になってきますから
そうでない鍵盤とで 音色にムラが出てきます。
そういう音を揃えるのも、調律師さんのお仕事です。

また ピアノは、一台一台個性があるので
音色が キンキラで響き過ぎるという場合は
ややソフトな音にしてもらうこともできますし
鍵盤の返りに早い・遅いという差が出たときも
揃えてもらう事が出来ます

ベテランの調律師さんともなると
こういう注文にちゃんと応えてくださるので
調律に来て貰う時は 私も時間を作って
気になる点を伝え、直してもらいます。
いつも あれこれ注文し、真剣にチェックを入れるので
小姑みたいな客だと思われているかもしれません。


ちなみに、このベテラン調律師さんに
ピアノって、調律してから音が狂いだすまで
どのくらいの時間がかかりますか?と質問したところ

「15分で狂います。正確には
調律した直後から狂い始めます。」
と答えてくださいました。

いや、まあ厳密にはそうでしょうけど。

実際、調律師さんというのは
これから1年後にはこういう狂い方をしていくだろう、と
予想して調律するのだそうですよ。


そろそろ調律

2007年07月25日 | 音楽教室
ピアノという楽器は、
鉄製のフレームに、ピアノ線をきつく張り
それを更にハンマーで叩いて音を出しているわけですから
日が経つにつれ、だんだんと音が狂ってきます。

狂ったのがわかっても、バイオリンなどと違って
自力で調律はできませんから
定期的に調律専門の職人さんにお願いして
狂ったピッチを正常に直してもらう必要があります。


新品のピアノは、まだ弦も伸びやすいので
調律は 半年に1回必要ですが
購入後2~3年ほどで、弦が安定してくると
年に1回の調律で十分となります。

ただし、教室で使っているレッスン用のピアノは
個人宅で使っているピアノと比較にならないくらい
かなりハードに弾き込まれていますので
これは半年1回のペースで調律します。


絶対音感とまではいかなくても
音楽を専門としている先生方は、当然耳が良いですから、
前の調律から半年が経過する頃
(つまり、ピアノのコンディションが最悪な時)
ともなると、皆さん口々に
「…気持ち悪い…酔いそう。」
「聴音しようにも、ピッチが違うしねえ。」
「正しく弾いているのに、間違えて聴こえるよ…」
と言い、
『だから早く調律してください』と
教室責任者の方へ直訴に行きます。

京都のお土産

2007年07月24日 | Weblog
私の仕事場である 音楽教室には
レッスンをする先生以外に、
受付案内その他をこなすスタッフが
一緒に働いています。

教室スタッフは一見したところ
受付に座っているだけのようですが
実は結構いろいろと 見えないところで
たくさんの仕事をこなしており
私たち講師は、日頃から本当にお世話になっています。

そんなわけで、感謝の気持ちを込めて
時々おやつを差し入れているのですが
今の季節、冷たい水羊羹やプリンなどをあげたくても
教室には冷蔵庫がありません。(以前はあったんですが)

また、すぐ食べるとも限らないので
ある程度、日持ちのするものであることも重要。

先日 コンサートを聴くために
せっかく大津まで行ってきたので
帰りに 京都伊勢丹に寄り道しまして
何か京都らしいオヤツを、と探してみました。


今回の収穫。
林万昌堂のチョコマロンと
ジュヴァンセルの抹茶コルネッタ。

チョコマロンは
チョコレートに包まれたフリーズドライの栗の
かりかりサクサクの食感がおもしろくて楽しいお菓子。
ビター・ミルク・ホワイト・抹茶チョコの4種類です。

抹茶コルネッタは、数ある抹茶モノの焼き菓子の中でも
お茶の香りと味がしっかりしていて
甘さとほろ苦さのバランスが絶妙です。

京都のお土産は、八橋が定番ですが
たまには こんなのもいかがでしょう。

コンサートに行ってきました

2007年07月23日 | Weblog
自分の勉強 及びレッスンの内容向上のために、
公開レッスンの聴講などはしているものの
このところ、久しくコンサートに行っていません。

…生の演奏が聴きたいなあ・・・

というわけで
昨日、滋賀県大津市まで
弦楽四重奏のコンサートに出かけて参りました。

今回 聴いてきたのは
ルガーノ・カルテットという
イタリアで結成されたカルテットによる演奏会で
演奏曲目を見ると
モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク以外は
日本では あまり演奏されたことのないような
プログラムだったのですが
それはそれで楽しかろう、と
行ってみました。

モーツアルトの作品は、もちろん
知らない人がいないくらいメジャーな曲なので
聴きなれた音楽に浸り、楽しんだのですが
その他の曲目も 大変良かったです。
個人的には、レスピーギの曲が一番気に入りました。

会場となったフィガロホール
小さなホールなのですが、音響が素晴らしく
まさに室内楽のためのホールです。
カルテットの皆さんも、大変楽しそうに演奏されて
アンコールに4回も応えてくださいました。


ただ このホール、
最寄りの駅から徒歩2分と、
大変近くて便利な場所にあるわりに
地図があっても行き方がわかり難く
たどり着くのが大変でした。

一般的な住宅街と団地に挟まれて
建物の前に来るまで、姿が見えない上
とても小さい建物で、一見それとわからず
ぼ~っとしていると、前を通り過ぎてしまいそうです。
(現に 私は1回通り過ぎてしまいました)

このフィガロホール、これから室内楽
特に弦楽四重奏のコンサートに力を入れていくようで
これから、年に1回は
弦楽四重奏のコンサートを開く予定だそうです。
来年が楽しみです。

場所も覚えましたし。

夏休み

2007年07月22日 | 音楽教室
梅雨明けはまだですが
子供達にとってお待ちかね、長い夏休みが始まりました。

と言っても、音楽教室は お盆休みの一週間以外
普通に開いておりますので
講師の側では 「そういえば、今って夏休み?」
というくらいの感覚です。

学校が休みだから、その分たくさん練習してくれる
という子もいないではないですが
大抵、ペースは変わりません。
むしろ、冬休みやG.W.同様
家族で旅行も多いでしょうし
休みが長いだけに、
1ヶ月くらい田舎に帰省してしまうところもあります。

なるべく休み前に、
子供達の夏休み計画を聞き出しておいて
ピアノを弾けない期間がどのくらいあるか
ピアノを弾く代わりに何ができるか
こちらも計画を立てておきます。

ただ、最近は子供達の環境も変わりまして
「夏休みだけど、塾がある」
というパターンが多く
のんびりした夏休みになる子は少ないようですね。

ピアノも勉強も大事だけど
やはり夏休みは
しっかり遊んでほしいものです。

子供達にとって、楽しい夏休みとなりますように。