MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

8月最終日現在

2009年08月31日 | 音楽教室

そろそろ発表会のプログラムの
『仮組み』ができあがる頃なのですが
今年も参加者が多いので、ちょっと遅れているようです

        
1日で全員は消化できないので
4~5日くらいに分けて、生徒さんを割り振る。

滅多にないですが たまに
生徒さんが全部ばらばらの日程になることもあるので
(↑経験あり)
プログラム組みを担当してくださっている
スタッフさんの腕を祈るばかりです。

そのようなわけで
誰がどの日程になるか不明ですが
早くなれば、発表会まで残りほぼ一ヶ月

どうにか全員、通して演奏できています。
暗譜の方は
既にできている生徒さんもいれば
これから、という人もいるのですが。


「昨年より、更によい演奏ができるように。
が 目標。


帰りの車中

2009年08月30日 | Weblog

旅行中、楽器には全く触れないのに
帰った翌日には、
レッスン(習う方です)で弾くことになっている
エレクトーンの新しい曲。

出発前に、前半は譜読みしたのですけどね
後半が手付かず・・・

とりあえず
楽譜をコピーして持ってきました。

移動中、ずっと譜面を見て
頭の中で曲をイメージし続けます。

はやいパッセージなんかは丸覚えしちゃえ。

というわけで なんとかなりそうです。
というか、せねばなるまい。

からぶり

2009年08月29日 | 音楽教室
音楽教室の講師をしていて、最近ちょっと悲しかったこと。
    ↓
音楽教室の朝一のレッスンは
一番早くて10時半からスタートです。
『さあ、今日も朝から頑張るぞー』
と張り切って教室に来てみたら
受付スタッフさんが、気の毒そうな顔をしてやってきます。

あ、イヤな予感。

「先生、今日最初の3人の生徒さん、
都合でお休みされるそうです…」

さ、3人連続休み…

次の生徒さんのレッスンは2時です。
わかっていれば、布団干せたのに。(T_T)
買い出しも行けた…

たっぷり余りある空き時間を使って
思う存分練習しましたとさ。

現在、長野。

2009年08月28日 | Weblog
レッスン終了後、夜行バスにて参りました。

着いたのは早朝、一泊して翌日夜に大阪へ戻り
翌日はイベントのお仕事。
我ながら、やや強引な旅行計画だったとは思います。


まあ、それはさておき観光、観光。

やはり街中でも、大阪よりは涼しいです。
横断歩道の電子音メロディが
カッコウの鳴き声だったり
「故郷の空」だったり するところに
ちょっと地方色を感じます。
(大阪はほとんど『とうりゃんせ』)

最初
『だ~れかさんとだ~れかさんが麦畑~♪』
の歌詞ばかりが浮かんで
『故郷の空』の名前がなかなか出てこないのには参りました。
恐るべし、ドリフターズ。


写真は着いて早々善光寺参道で見かけた
〔もなむす〕なるモノ。
これはここだけか、全国区か。

具が無い

2009年08月27日 | 音楽教室
先週、隣の教室でレッスンしていた先生の
「○○ちゃん、味噌汁ファイト!だからね?覚えた?」
と、生徒さんに呼びかけている声を聞きました。

これで
???と思う人もいるでしょうが
ははあ、と思う人もいます。

そう、五線譜の読み方を教えたことがある人。
つまり、私達のようなピアノの先生などです。

            
ト音記号(高音部記号)がついた五線の音は
線の音符(  ○  と、線が横切る位置に書く音符)
だけ、下から上へ読んでいくと
ミ、ソ、シ、レ、ファ
これを「ミ・ソ・シ・ル(レ)・ファいと」
と語呂合わせしているわけですね。

しかし、ト音記号の「ミソシレファ」はこれで良いとして
ヘ音記号の「ソシレファラ」は
どう語呂合わせしているのだろう?
(ちなみに、私はストレートに
『(ヘ音記号から)ソシレファラ、まん中ド、
(ト音記号から)ミソシレファ』と教えています。)

それで、翌週 その先生を捕まえて聞いてみましたら

ヘ音記号は、具が無いスープだけの味噌汁
つまりミの無い味噌汁そしるファイトです

ソシレファ…「ラは?」
「えーと、ヘ音記号は下から4つまでだけという事で。」

あ、なんだ、無かったのですね。

以前、この語呂合わせを別口でも聞きましたが
この先生は、
『小学校でこう習ったという生徒さんから聞いて
 いただきました!』という事です。

う~ん、確かに覚えやすいのだけど
みそしる・・・・

芸術の秋だ!

2009年08月26日 | Weblog
実をいえば、8月22日から既に始まっているのですが

大阪では「水都2009」というイベントが
10月12日まで催されます。

川と水路の街ということで
堂島川・土佐堀川・木津川・道頓堀川・東横川
などの「水の回廊」周辺で
様々なプログラムが計画されている模様
            
そんなプログラムの中に
ありました、音楽イベント

『大阪クラシック』と題されたこのイベント

8月30日から9月5日まで1週間、
御堂筋と中之島地区を中心に
様々なコンサートが開かれるのです。
その数、100公演で
ほとんどのコンサートは無料。

大阪中央公会堂やフェニックスホールなどは有料ですが、
それでも500円からで入れるのです。

内容もバラエティにあふれており
プログラムを見ているだけでわくわく
平日はレッスンのため行けませんが
初日と最終日なら行ける!

というわけで
クラシック・マップを眺めつつ
どこに行こうか、にまにましております。

大阪クラシック:詳細

本格的な秋を前に

2009年08月25日 | 音楽教室

5月に大騒ぎをした新型インフルエンザ、
夏場は一旦おさまっていましたが
案の定、秋の気配を感じる現在
またもや大流行しそうな感じになってきました。

発表会前にやめて~
とは思いますが、祈ったところでどうなるものでもない
ひたすら予防、予防です。

            
教室に常備されていた消毒薬は
インフルエンザ騒ぎが一旦収束した7月から
あまり減っていなかったのですが
この1~2週間で 急に減り方が早くなりました。
容器を持ち上げてみたら軽い 軽い。
皆、危機感持ち始めているのだな~。

秋は「台風による休講」の可能性もありますので
これからしばらくは、気が休まりそうにありません・・・

まだ去っていません

2009年08月24日 | 音楽教室

「去る者、日々に疎し(うとし)」
行ってしまった人は、だんだん忘れられていくものだ
というような意味のことわざですが

生徒さんの演奏で しばしば
ある楽節(音楽のひとかたまりです)が
「まだ去っていない」のに忘れ去られて鳴っている
という状態になることがあります。

        
『A楽節・B楽節・A楽節』
という三部形式の曲をレッスン中のXちゃん。
Aが4拍子で、ゆったりしているのに対し
Bからは急に3拍子に変わって
右手は重音奏、左手の動きも速くなるため
Bに入る直前のAの最後の部分がとんでもなく雑な音に

つまり、次の難しい部分に気持ちが飛んでしまって
Aの最後の音まで聴いていられないのです。
聴かないで鳴らしたフレーズは
「強さにムラ」「リズムが不安定」「外れる音」の三重苦でして
大変 悲しい音がします。

ここは一つ、Xちゃんに
「A楽節の気持ち」になってもらいたい

            
私 「突然だけど、Xちゃん
   今はあなたのレッスンの時間だけど
   Xちゃんの後も、次の生徒さんが来るよね?」

X 「うん。」

私 「その次の生徒さんが見えたとき
   私が、そっちの生徒さんに気をとられて
   Xちゃんには 見向きもせずに
   次の生徒さんを『こんにちは~』とお迎えしたら
   結構、悲しくない?」

X 「…悲しい。」

私 「でしょう?
   A楽節がまだ終わっていないのに
   気持ちを全部B楽節に向けてしまうのは
   A楽節に失礼よ、
   ちゃんと最後までお見送りしてあげてね。」

X 「・・・うん。」


ちゃんと聴いてくれるようになりました。

ボストンとエセックスの違いは

2009年08月23日 | Weblog

今年の5月、たまたま学校で触れる機会があった
ボストン・ピアノ
コンディションはいまひとつでしたが
よく鳴るピアノではありました。
        
設計はスタインウェイ
製造はKAWAIの工場ということですが
では、同じくスタインウェイ設計・KAWAI製造の
エセックスとどう違うのか、気になるところです。

たまたま
スタインウェイを取り扱う楽器店に知人がいたもので
どう違うのか、聞いてみました。

〔答え〕
どちらも中国のKAWAI工場で作られているけれど
【ボストン】 →中国のKAWAI工場製
【エセックス】→同じく中国のKAWAI工場製
    ただし、もとはヤマハのピアノを作っていた工場だった

つまり、両ピアノの違いは
ほぼ、そのまま
KAWAIピアノとヤマハピアノの違い』らしいです。
(だからボストンの音色はやや重いです、と。)

ついでに中国製ピアノの、あの低価格は一体?
と伺ったところ、
キッパリと「人件費の安さですね」。
最近は、中国のピアノも技術がよくなってきて、
人件費が安いおかげで、低価格なのに品質が良い
エセックスは結構お勧めですよ~
と教えてくださいました。
        
ヤマハのグランドも値上がりしたことだし
今のピアノが駄目になったら
次はいっそ『エセックス』というのもありかな?

調律師さんのこだわり

2009年08月22日 | Weblog

ようやく、自宅ピアノの調律が済みました

自宅にあるのはヤマハのグランドピアノですが
このピアノが家にやってきた時
最初に担当してくださったのが
現在もお世話になっている調律師さんなのです。

            
実は、この方があまりに捕まえられないため
一時期 他の方にお願いしたことがあるのですが
やはり、音色・タッチ諸々
どうにも満足できなかったのですね。
結局、再びこの方にお願いすることとなりました。
        
大変仕事の丁寧な方でして
作業に取り掛かってから終了するまで
実に3時間強。

調律し終わったピアノは
それは それは美しい音色で、うっとりします

この方、以前は某楽器店でお仕事をされていたのですが

1台1台に時間をかけて丁寧に仕上げたい
という、この調律師さんのコダワリに対し
楽器店側としては、1台当りの作業時間を短くすることで
たくさんの仕事をこなしてもらいたい

というわけで
お互いどうにも意見が合わず、
とうとう会社を辞め独立されたそうな。

昨年の調律は2時間でしたが
今年は3時間強。一段と延びました…

しかし延びただけの価値はありました。
柔らかく、耳に心地いい響きの音色
指先から弦へ気持ちが伝わるようなタッチ。

大変満足です