信頼関係をつくるのは、難しいですねぇ。
先日、知合いの方から、電話がありました。
お母さんが亡くなり、土地を相続して、その土地の処分について、某不動産屋さんへ依頼してある、とのことでした。
ぇぇ・・・・小生、以前から、その知合いの方の不動産等について、相談にのっていました。
土地を相続したら、小生に任せるということと、思っていました・・・・・・勘違いでした。
なぜ、電話があったかというと、その知合いの方の人生設計について、相談したいということでした。
そんな勝手のいいことってありますかねぇ・・・・・・・小生も商売をやっているんですから。
信頼関係って、何ですかねぇ。
国土交通省の調査によると、全国の宅地建物取引業者（不動産業者）の数は、平成２７年３月末で、１２２，６８５業者です。
小生の住む、岐阜県は、１，２５３業者ということです。
個人業者の平均年齢は６４．２歳 で、構 成比率は、６０ 歳以上が全体の72.0％、５０ 歳以上にあっては全体の87. 4％ を占めています。
従事者数は、全国で、534 ,052 人ということです。
１業者当たりの平均従事数は、４．４人で、その内訳は法 人４．８人、個人１．８人ということです。
従事者 ５人未満の業者数は、全体の84.8％を占めると言うことです。
このように、不動産屋さんは、零細な事業所が多くあり、景気が悪いと、大変なんです。
三井不動産グループが販売した横浜市都筑区の大型マンションで施工不良による傾きが見つかった。
この施工不良について、住民が業者側に相談してから、業者が施工不良を認めるまで十カ月かかっていたそうです。
業者は当初、なかなか、対応しようとしなかったそうです。
こういった新築建物の苦情について、一戸建ての場合でも、ハウスメーカーは、対応が遅いと聞いたことがあります。
ハウスメーカーの過失を認めたくないんです。
大手の住宅メーカーのほとんどが、直接施工をしません・・・・・・・請負業者によっては、施工にむらがあるんじゃないんですかねぇ。
今回のマンションのケースでも、孫請けの会社が係わっているんじゃないんですかねぇ。
ですから、大手の住宅メーカーといっても、安心できない・・・・・・施工状況を毎日、自分の目で点検すれば、安心ですかねぇ。
知合いの不動産会社の社員の方から、会社を辞めましたという電話をもらいました。
中小の不動産会社の社員の方は、終身雇用は無理なんですねぇ。
特に、営業職は、厳しいものがあります。
給料も、成績主義のところが多く、毎月の個人の売上が影響します。
ですから、不動産売買仲介の営業職だったら、毎月、仲介手数料を何百万円も、稼がなくてはならないんです。
稼げなかったら会社には、おれなくなります。
こんな、不動産市場が冷え込んでいるのに大変ですねぇ・・・・・・・・。
岐阜など、地方都市は、人口減少による空き家問題を抱えています。
こういった空き家の再利用としては、中古住宅の価値を上げれば、建物付物件として、売却できるのではないか。
しかし、新築志向の人にとっては、中古住宅は、どこまでいっても、購入の対象にならないんです。
中古住宅を買わない理由として、「新築のほうが気持ちがいい」が、トップらしいです。
その他にも、「新築物件より問題が多そう」「後から欠陥が見つかると困る」「意外と値段が高い」などです。
だったら、こういった問題意識を解決すれば・・・・・・・・空き家になっている中古住宅の中には、しっかりした建物もあり、売却対象になるんじゃ
ないんですかねぇ。
