JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

千葉県革新懇が原発ゼロ・自然エネルギー活用シンポ

2014年05月15日 | Weblog
 11日に、千葉県革新懇のシンポが行われました。
 パネリストの一人、日本共産党の小松実県議団長の、ブログから紹介します。
 基調講演の本島勲氏は、昨年睦沢町の「命と平和を考える会」で講演して頂いた方です。今年も、東日本大震災の被災と、原発ゼロもテーマに8月に催しを開催する予定です。

 「原発ゼロ!自然(再生可能)エネルギーの促進でまちづくりを」をテーマに、今日、千葉県革新懇(革新と正義のための千葉県の会)によるシンポジウムが開かれました。おかげさまで、会場の千葉市文化センターの大ホールは、多くの参加者で埋まりました。
 シンポはまず、千葉県革新懇の代表世話人、三輪定宣千葉大学名誉教授の開会のあいさつで始まりました。

本島勲氏 
最初に、元電力中央研究所主任研究員で元中央大学兼任講師の本島勲さんが、「原発ゼロ!地域を創る自然エネルギーの地産地消を」と題して基調講演。約40分にわたって、原発が基本的に欠陥技術であり、電力供給という観点からは、不必要なものだったと解明。安全安心な技術としての自然エネルギーへの転換を訴えました。同時に、地域固有の財産である自然エネルギーの地産地消は、新しい地方自治体のまちづくりであり、それは思想・信条、保守・革新を超えた全市民的課題であり、共同が求められる課題だと強調しました。
 
 シンポジウム
続いて、シンポジウム。千葉県革新懇事務局長の柴田英二さんがコーディネーター。報告者は、千葉県商工労働部産業振興課の田中圭さん、南房総市農林水産部地域資源再生課の押元大起さん、多古町旬の味産直センターの竹盛智敬さん、日本共産党から小松実の4人。
 千葉県の田中さんは、この間の県の取り組みと到達点について報告。県内の再生可能エネルギーの導入状況について、固定価格買取の認定ベースでは、140万kwを超えて、全国5位に躍進していること、しかし、太陽光発電が中心で他のエネルギー開発が進んでいないこと、しかも、太陽光発電の8割が県外企業によるものだと指摘。より地域にメリットがある形での導入を支援していきたいと述べました。
 南房総市の押元さんは、2月に日本共産党県議団が南房総市を視察した際に、このシンポへの参加を依頼されたと、出席の経緯を紹介したあと、南房総市の小学校跡地を活用した地元業者による太陽光発電所「南房総ソーラーパーク」や森林資源を活用したバイオマスエネルギーの取り組み=間伐材を利用した薪ストーブのハウス栽培や公共施設の暖房などの活用を紹介しました。
 竹盛智敬さんは、多古旬の味産直センターが、ドイツなどへの視察からヒントを得て、市民出資で太陽光発電所=「市民発電私のでんき」を立ち上げた経験を報告。出資は、2.5万円と5万円の二つのコース。配当として10年間、お米や野菜、農産物の加工品などをお届けするというもの。今日の参加者の中からも新たな出資者が出るかもしれません。
 最後に、私から、日本共産党のエネルギー政策を中心に、再生可能エネルギーが、まだ萌芽的ではあるけれど、地域経済活性化の推進力になりうるということで、その各地の取り組みなどを紹介させていただきました。
 会場からは、千葉の火力発電の現状をどう考えるか、電力の買取価格が下がっているのはなぜか、各地の取り組みに共通している点は何か、などの質問や我孫子市や香取市、いすみ市などの取り組みの報告もありました。

 最後に、松本悟代表世話人が閉会の挨拶をしました。多くの参加者から、テーマが明確で、たいへん面白く参考になるシンポだったと、お褒めの言葉をかけられました。

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