児童画家いわさきちひろさんの夫として、日本共産党元衆議院議員で、弁護士の松本善明さんの、本です。
列車転覆という謀略が行われ、共産党関係者が犯人にでっち上げられ、のちに無罪がはっきりした事件で、松本善明さんは、無名の弁護士として、弁護団に加わります。
わたくし、が生まれた1949年の8月にこの謀略事件は発生しました。
松本氏は、この謀略で殉職された、機関士・機関助士3名のご家族などにいまだに、消えない心の痛みに向き合うべきだとの視点で、書かれています。
権力による犯罪、えん罪をはらす弁護活動を続ける、松本善明・いわさきちひろ夫妻に、尾行、どろぼう、お手伝いさんの不信死など、まるで、映画のような、ゾッとするような事件が起きます。そして実行真犯人からの手紙など、えん罪とされた方の親族のお宅と殉職された親族のお宅が近所などの中で、真犯人を追及しなかった、権力の犯罪とアメリカの謀略の実態を暴露しています。
こうした、警察・検察の体質がいまも続いていると、指摘します。
安倍暴走内閣の秘密保護法は、まさに、こうした、権力犯罪の再現をねらうものではないかと、背筋がぞっとします。
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