JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

ただの笑いだけではない、タブーのない「赤旗」まつり「青空寄席」

2014年10月27日 | Weblog
 私が聞いた過去最高の落語は、いつだったか忘れましたが、「赤旗まつり」の野外の青空寄席での柳家小三治さんの題名も覚えていませんが、落語です。
 冒頭、「まったく面白くない落語をやります」と言って、一時間以上だったと思いますが、女房に客を取らせる夫婦の話だったと思います。江戸の風情をたんたんと語るのですが、確かに面白くはないのですが、時代の姿が浮かんできました。最後のオチも良く覚えていないのですが、その直後の爆発したような、私も含めて反応は従来の落語の意味を変えるものでした。なにかが起こるのが、青空寄席です。
 前回は、海部俊樹元首相と交流があること語っていた、芸人の方でしたが、気骨のある方のようで、「君が代」に二番があるかどうかで意見をしたが、その元うたを海部氏から示されてから、交流があるとのことでした。
 私もそうですが、おそらく会場の多くの方も、その事実は知っていたと思います。すでに、1999年にどんな問題でもタブーを設けず、国民的な自由な討論の出来る社会をということと、教育に押し付けないということで、「『古今和歌集』から採ったもので、本来の意味は、自分の家の長老の長寿を祝った歌だった」ということを当時の「赤旗」や号外などで、明らかにしていたからです。
 その意に反して、明治以後、特定の家族が永遠に統治するという意味づけを与えてきたという歴史的な経過も明らかにしていました。
 たかが寄席、されど寄席というのでしょうか、青空寄せは、まさにタブーのない、考えさせられる場でもあると思いますが。

河野談話にふさわしい行動・・・日韓・韓日議員連盟で前回一致

2014年10月27日 | Weblog
日韓・韓日議員連盟の共同声明が出され「元慰安婦の女性たちの名誉回復のための措置をとる、また『村山談話』『河野談話』にふさわしい行動をとる」という文言がはいった。
 超党派の日韓議員連盟として全会一致の意義は大きいと思います。
日本共産党の志位和夫委員長は、韓国大統領との会談での提起、ソウルでの「合同総会歓迎夕食会」で韓国側の要請による特別あいさつなど、重要な役割を果たしているのではないでしょうか。韓国映画監督チェン・ユンチョル氏との対談など文化交流としても興味を引きます。

友情とは、組織とは 現代を反映した3冊

2014年10月27日 | Weblog

なかなか面白かった三冊、青い約束は、経済アナリストと業界新聞記者の青春と最後に明かされる秘密に友情の暖かさを描いています。銀漢の賦は、葉室麟の作品、身分や立場で友情が崩れたと思っていたら、死を前にして、友情の強さを描いています。NHKがドラマ化するらしいのですが、たしかに後半の息もつかせぬ展開はドラマ向けでしょう。二冊ともなかなかの感動作です。
 株価暴落・・・池井戸潤ですが、銀行の不正と個人戦で戦うとうパターンで面白が、体制の肯定の枠内という限界、市民の自覚と闘いの広がりを反映した作品が望まれますが。