JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

学校給食は自校方式でなければ・・・ランチルームを造った当時の教育長の思いを守れ

2014年03月05日 | Weblog
 今日は、2014年度の睦沢町予算についての、総括質疑でした。町は学校給食の自校方式を投げ捨て、中学校と土睦小学校を統合する、センター化の予算案を子育て支援の充実として予算化されており、反対だと質問しました。
 睦沢町がランチルームなどを始めたとき、1979年当時の教育長が、「戦争で味気ない食事」の経験から「食事とは豊かでたのしいものでなければなりません」と考え、「睦沢の子供たちに、外にでても物おじせず元気に働けるような人間にそだってほしい、・・・あくまでも心を込めた手作りを進めるべきです。
 したがって自校方式でなければ教育の本質は失われてしまいます。」という言葉を紹介し、その理念を投げ捨てることを、子育て充実のいっかんとして提案するのは、睦沢町のすぐれた伝統をなくすことにつながると主張しましたが、町長は、中学校の給食棟が老朽化しているので、土睦沢町小学校の給食棟を拡張して共同給食にすると。答弁するにとどまりました。


 当時の教育長の思い「「 1979年当時の教育長は「睦沢の子供たちに、外にでても物おじせず元気に働けるような人間にそだってほしい、その基礎をつくる学校生活の中で、給食は人間づくりの最大の場であると思います、教育にはお金がかかる。また、かけなければよい教育はできない。教育は明日では間に合わない・給食は教育です。ただ、食べさせれば良いというものではなく、あくまで子どもを育てるエネルギーだという考え方が必要です。したがって、調理員や栄養士は教師に準じた教育者です。こどもたちがよくなるように仕事を進めるべきです。冷凍食品や加工食品を使うようではいけない。あくまでも心を込めた手作りを進めるべきです。。したがって自校方式でなければ教育の本質は失われてしまいます。」手づくり学校給食のすすめ 雨宮正子著より。