食事処は主に3軒、いや2軒か。
「ふくすけ」という旅館「千両万両」のなかにある居酒屋っぽいごはん屋さんと、うどん屋さんと。
あと洋風な喫茶店もあるらしいけれどこの日はもう開いていない。
千両萬両のなかの「ふくすけ」に行く。
お食事処 ふくすけ
http://www.kaguramonzentoujimura.com/food.html
山里の美味・珍味
営業時間/11:00~21:00 (オーダーストップ 20:30)
雰囲気が、どことなくモダンな古さ。
人工的なレトロ感というか、現代の技術で懐かしい古さを再構築しようみたいな感じ。
いいか悪いかはわからないが、明かりもセンスある。
「ビールください」
お酒を飲むために泊まったのである。
このための時間と出費。
「お料理は何になさいますか?」と。
「おすすめは『板長のおすすめ膳』です。
また、『冬の特別御膳』というものもございます」
悩むなー。
「板長おすすめ:鍋焼きうどん・お刺身豊富・竜田揚げがある」
「冬の鍋:お鍋・天ぷらがある」
という差異。
うわー悩む。
どっちでもいい・・・だいじょうぶ・・・・・なときは!ムシマルは板長のおすすめを信じるぜ。
オロチ鍋も気になっています。ご当地料理っぽい。
湯上り、浴衣、上気したムシマルに、一気に冷やすようなビール。
きーん。
効いたぜ。
そしてお料理を待つ。お刺身3種が来る。
流通が発達したのでわれわれは雪の山の中でもお刺身がいただける。
人は凍えながらでも、湯上りのぼせながらでもここに食を構えることができるのだ。
さあ、やってまいりました。
これで1,800円なら、お安い気がしてきた。
竜田揚げはおっきい。がり。
あ、衣がぱりぱりというがガリガリしている。
十分、いやさ十二分においしい。
竜田揚げ定食としてこれと御飯が出てきても納得する。
胃が、納得する。
お刺身。
あれ?ちゃんとおいしい。
ちゃんと弾力がある。
お豆腐に箸は進む。
説明文には「ここの横丁にある豆腐屋『福助』さんの手作り豆腐です」と。
売り切れも出るくらいの人気豆腐店の豆腐らしい。
ムシマルが今日訪問した時にはお店は閉まっていた。が、豆乳ドーナツとかそんなおいしそうなものを売っている雰囲気。
気になっていた。
実食。
昔堅気というのか、ちょいかため。
やわらかい豆腐のほうにムシマルは気持ちよさを感じるタイプであるが、食べでがある感じは悪くないです。
うん。
その頃には、煮込みうどんが。
鍋つかみも構えていただきつつ、手に嵌めつつ、オープンする蓋。
すべての蓋はやがて開かれるためにある。
この鍋の場合は、今がそうなんだ。
オーソドックスっぽくて、すなわち王道。
あっさりとした、でも具沢山な煮込みうどんみたいだ。
うどん、すする。
ああ!おいしい。
ムシマルの中のあったかさ回路がスパークリングする。
ダシがいい感じだ。
エビが入っていて、他にもつみれや豚肉といったダシ出し要素が盛られている。
濃いまではいかないまでもちょっと強い感じのスープに、推進邁進してしまう。
ここで、ビール終了のお知らせです。
まだ半分くらいは残っている料理。
(二杯目の出番が来た)
最初は何も考えてないまま、とりあえずビールであった。
しかし、次は考える時間があった。ビール以外のお酒。考える。
5種のみ比べセット1620円?くらいのものがある。
ああ、しかしこれは開幕にこれならよかったかもであるが、いまから5種はけっこう重たい?かも。
あ、なにこれ。『神変 奇特酒』?不思議なお酒で、地酒。
お神酒か。
お神酒上がらぬ神もなし、下戸の建てたる蔵もなし、ムシマルはこれ行っちゃおうと決めました。
次いで太っ腹な気持ちで『広島牛の陶板焼き』も頼んでしまう。
グラスはかわいい。
ぐび。
ふんふん、きつさはない、でもって甘みも抑えられているから、感じるのは素材の「水」感。
水っぽいって通常良い表現ではないが、水の持つ原点っぽさがある。あるのだ。
ドジャアアーーンと大統領風に広島牛焼きを紹介。
奮発感がある。
バターの香り。
バターと牛の香り、牧畜界の親子丼みたいになる。
お肉をつかむ。お肉を食べる。
うん。
脂身は少ない部位。どこかはわからないけれど。
それでも肉汁に照り返されて、とっても薫り高いですよ。
吞んで、食べた。
そういう実感がある。
オロチ鍋が戴けなかったのは残念ではある。
あと縄文アイス300円というのもあってデザート候補筆頭であったが結局頼まなかった。
まだムシマルには、食べる場所があるから。
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