観察月日 2010、 7、 4 晴 32℃
観察場所 瀬谷区 瀬谷
もう、ふた昔も前(1980年代の頃)ウーパールーパーが
流行した事があった。
足は生えているオタマジャクシの頭に、3本の角に見える
鰓が出ている水生の生き物がペットショップで売られ、TVの
コマーシャルにも盛んに登場し人気を集めた。
Oさんの家のアカハライモリが産卵し、幼生が育っている
というので、その内5匹がモデルとして我が家に来る事になった。
早速水槽に入れ、カメラのレンズを通して見ると、体には小さ
な前足と後足が出ていて、頭からは細かく枝分かれした立派な鰓
が生え、可愛い体形をしていた。
家族がそれを見て「ウーパールーパーだ」と言ったが無理は
なく、両種共に両生類の仲間なのだから似ている筈だ。
ヤマアカガエルのオタマジャクシの鰓は、体の中にある内鰓な
ので外からは見えないが、アカハライモリの幼生は体外にある外
鰓が目立ち、水中を移動する事によって効率的にガス交換をして
いるのだ。