観 察 月 日 2014.11.21 晴 16℃
観 察 場 所 山北町 丹沢湖 千代ノ沢園地
丹沢湖ビジターセンターへ来たのだが、午前中時間が空
いたので、千代ノ沢園地へ行ってみた。
玄倉川橋を渡り、丹沢湖の北側の林道、一方通行の道を
走り、園地の駐車場に車を止めた。紅葉が見頃と思うのに
人や車は少ない。湖岸に沿う様にイロハモミジ、オオモミジ
が植えられ、並木の様にもなっている。どの木も同じ様に色
付き、その赤さも殆ど同じに見える。
車を降りて辺りを見回した時は“キレイ”だと思ったが、次
の瞬間“何だか変”な感じに襲われた。どの木も同じ“赤”の
絵の具で塗られた様で物足りない。
考えて見なくても、ここに植えてある木は、園芸会社から持っ
て来た植木で、イロハモミジ、オオカエデと言っても園芸品種
?なのだ。だから樹形が揃い、紅葉の色が揃うのは当然の事
で、自然の中で育ったカエデの木を求める方が無理な話なの
である。だから園地なのだ。
丹沢湖の対岸に見える山肌を飾る木々は、同じ赤でもそれ
ぞれが違い、赤だけではなく、黄色や茶色がありそれが変化
に満ちている。そこには、木々の育ちが違い、思いが違い、
ささやきが違う。
それが無いのは、人間が整えた園地だからだ。
千代ノ沢園地モミジの並木
風は無く 湖面は鏡の様だ
赤いのは モミジ
山のモミジの色は いろいろ。
自然の中の木は 育ちが違う・・・・・・・・