観察月日 2021.7.11.晴 28℃
観察場所 山北町 玄倉
着いた時にはセンターの温度計は25℃を指していたが、林道
を歩き始めると、手元の温度計は28℃を指す。
脇にあるウツギのブッシュを覗いた仲間が「蜂の巣が!」と呟く。
キボシアシナガバチの巣で、5匹の働き蜂が幼虫の世話をしてい
た。“幼虫は我がまま?“で、お腹が空けば食べ物を要求するし、
暑ければ虫クーラーを要求する。これから、働き蜂は忙しくなる。
次に見付けたのは、道の脇で静止しているオオセンチコガネ
だ。何故目を引かれたか?体色が“赤紫に輝いて”いたからだ。
「きれいね!」「昆虫の宝石ね」「自然はどうしてこんな綺麗なも
のを造るのだろう」しばらく見とれて立ち止まった。
だが、こんな事で感心するのはまだ早い。赤、緑、青、藍、紫、
等強い金属光沢があり、地方によってその変化の傾向がある。
餌は!「ここ玄倉だったら、サルかシカの糞でしょうね。」
舗装された林道脇のくぼみに、アズマモグラの死体が落ちてい
た。死んで間もなくと見え、体は確りしていた。農耕地等の地中
の柔らかな所に棲むと言うのに、ここ玄倉は岩石多く、表土の
無い所、棲むには不適地だと思うのだが。今の季節は、子供が
育ち巣離れする頃、だが、歯から見て親の様だ。 死体には、
処理係の、美しい胸盤を持つ“ベッコウヒラタシデムシ”が来て
いた。
自然は不思議一杯。だから、もっと知りたい、調べたい!
キボシアシナガバチ 働き蜂は 忙しい。
美しい オオセンチコガネ の 餌は??
アズマモグラの死体が あった。
ベッコウヒラタシデムシ が来ていた。
私達の仲間
自然は不思議一杯。 だから、もっと知りたい、調べたい!