足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1291 ~ 西丹沢の 冬を飾る ~

2014年12月30日 | 植物

観 察 月 日  2014.12. 12.晴 4℃

観 察 場 所  山北町 玄倉

 10月12日 曇 18℃

 「久々の参加になりました。前に来た(夏)はチョウや甲虫が

多かったのですが、クモやトンボやバッタが増えて、昆虫層か

らも秋を感じました。・・・・」

 11月09日 曇 14℃

 「秋になると飛んでいる雪虫が、冬を越す卵を産むために、雌

を探していたなんて知りませんでした。頑張っていたんですね。

 今月はきれいな紅葉でしたが、来月は一面茶色くなっちゃうん

でしょうか。この時期限定の、綿あめだったり、ミカンだったり(葉っ

ぱの)匂いがしました。」

 12月14日 晴 4℃

 「1ヶ月ですっかり山の葉が落ちてしまいました。枯れ枝には 茶

色いのと、白っぽいのとあって、茶一色の景色になっていないのが、

おもしろかったです。色の変わったアケビの葉が青紫で、不思議な

色でした。」

 西丹沢、玄倉の生き物たちの移り変わりを、自分の心で捉え、自

分の言葉で書いているのは、中学3年の女の子 華音さんです。

 落葉樹の木々はすかり葉を落とし、尋ねても昆虫の姿もなく静ま

り返った丹沢湖畔を巡る林道を歩くと、秋には出会わなかった匂い

が漂ってきた。「山椒の匂いだ」と一人呟き抜ける様な青空を見上

げると、カラスザンショウの大木が枝を広げ、“かんざし”様に実を

付けていた。気が付くと“ネムノキ”“フサザクラ”

“ノイバラ””ツルウメモドキ“・・・・山は髪飾りの連続であった。

西丹沢は、夏の緑 秋の紅葉の賑やかさはなく 静かだ。

匂いに誘われて、見上げると・・・・・・

カラスザンショウの枝が・・・・・・

髪飾りの様に・・・・・・

ネムの細い枝が 空を覆う。

「カラ から」と 静かな音が・・・・・・

過ぎし 早春を飾った

フサザクラも 小さな羽を揺らして・・・・・

                                            静かな西丹沢を 飾る。

 

 

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No.1290 ~ 野の 氷の宝石 ~

2014年12月16日 | 植物

観 察 月 日  2014.12. 7.晴 1℃

観 察 場 所  横浜市 瀬谷区

 野の草は、キラキラと光るダイヤとなって輝いていた。

あるものはブローチに、あるものはネックレスに、あるものはイヤリ

ングに、あるものは指輪にと、誰からのプレゼントだろうか。

 それぞれが、氷の宝石となって現われたのは12月がもたらした気

象と言う自然現象で・・・・・・とは、パソコンのキイーを叩いてそこから知

識を借りたり、昔習った物理の公式やグラフを思い出して頭で考えたり、

それも良いだろうが草々の葉に出来る氷の宝石の位置や、形や、大

きさ、数や・・・・・、を自分の目で見て考えてほしい。きっと、考えや思

いが深く変わると思う。 

 12月は霜降り月、“美人の日本語“と言う本を開けて見たら、霜を

降らす女神の事を、青女(せいじょ)とあった。女神からプレゼントさ

れた草の葉に出来る氷の宝石の数々、それに触れる事が出来るの

は、寒い朝早起きして野に出た人に許された世界なのだろう。

  その宝石も、陽が昇れば元の水に帰ってしまうのだから。

夜が明けて、キラキラ輝くダイヤの粒

飾る草は・・・・・・・

夜や寒さに葉を閉じる。

イヤリングが 似合うかな。

ヨーロッパから 渡って来た・・・・・・

オランダうまれ?の可愛い葉っぱは誰。

宝石をまぶしたような ネズちゃんの耳。

葉の廻りに飾ったのは 何故。 ペンダントが似合うかな!

早く来い来い お正月 の七草!

     カタバミ・ミチタネツケバナ・オランダミミナグサ・ミドリハコベ   次は野で見てね!

 

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No.1289 ~ 木守柿 に 鳥たちが ~

2014年12月13日 | 野鳥

観 察 月 日  2014.12.4.曇 13℃

観 察 場 所  横浜市

 今年も庭の渋柿が沢山の実を付けた。Rさんに言われて、今

年は干し柿を作る事にした。小雨の中、I君とN君が収穫に来て

くれた。夕方までにバケツ何杯かを取り終えた。

 柿の木の梢には、幾つかの実を残した。木守柿(きもりがき)

の為だ。

 柿は収獲する時、全部取るのではなく梢の枝先の物を残すと

言う昔からの風習がある。地方によって、1個であったり、数個

であったりするが、日本各地に残る風習だ。冬に向かって餌の

少なくなる時期、鳥たちの為に残すとか、来年の豊作を祈る為

とか、自然の神に捧げる為とか、理由は様々だ。

 先頭立って来たのはヒヨドリだ。体力と鋭い長い嘴で果実の皮

を破り、果肉を露出させ啄む。だが、彼・彼女は、人を恐れてか

早朝に来て、日中は殆ど現われない。

 日中良く来るのは、メジロだ。カップルで現われるもの、独身な

のかⅠ羽で来るもの、色々だが、ヒヨドリが皮を破った所を利用

する。一口果肉を啄んでは、長くもない首を上下左右に回して警

戒怠りない。弱者が安全を確保する事なのだろう。メジロがおび

えて飛び立ったかと思うと、シジュウカラがやって来た。昔は、シ

ジュウカラは柿の実にやって来たのだろうか。嘴の形からして、柿

の実を啄むにはどうかと思ってしまう。シジュウカラが飛び立つと

追う様にして、スズメがやって来た。メジロやシジュウカラがやって

来ると、どこかで見ていたのか必ずやって来る鳥だ。

 木守柿に、次々と鳥たちがやって来る。地球が回っている様に、

残した柿から鳥へ、鳥から・・・・・・と、自然は回っているからこそ

保たれている。

 昔から延々と伝わる、日本の素晴らしい風習だ。

枝に残る ”木守柿”  早朝 ヒヨドリが啄ばんで行った。

日中よく来るのは メジロだ。

いつも 連れ添ってくる。

メジロが おびえる様に飛び去ったと思ったら・・・

シジュウカラは ぎこちなく啄ばむ。

飛び立つと 追うようにスズメがやって来た。

スズメはどこで見ているのか 「何かあるな!!」と 付いてくる。

木守柿も 鳥たちを巡って・・・・

                       ”へた” が残った。 師走の風に揺れる。 12月13日

 

 

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No.1288 ~ ケリに 出会う ~

2014年12月10日 | 野鳥

観 察 月 日  2014.12.2.快晴 14℃

観 察 場 所  伊勢原市

 今日はタゲリには再び会えないだろうと、半ば諦め歩いていた

時の事であった。「タゲリを見に来られたのですか」後ろから来た

熟年の人に声を掛けられた。グレーのセーターを着て手には双

眼鏡を持っている。話して見ると、近くの人で良く見に来ているの

だと言う。

 「少し前、タゲリとケリが田んぼに降りていましたよ」と言う。その

場所は先程私達が歩いていた田んぼの一画の様で、時間的に

ずれがあった様だ。

 「それでは、また」と別れ、私達はバス停に向かって歩いていると、

遥か前方から先程の人が走ってこちらにやって来る。そして私達に

近づくと、「ケリがいましたよ。案内しましょう」と速足で歩き出した。

そこは今まで歩いた事のない田んぼで、指さす方を双眼鏡で探して

見たが簡単には見つからなかった。やっと捕えたその時、何に驚い

たのか飛び立ってしまった。

 数は8羽で、タゲリと違い羽は細く先は尖って見え、腹面と羽の白

い部分が広く目立って見えた。ケリの飛行する先を目で追うと、先程

歩いた田と同じ方向なので速足で行くと、小田厚道路沿いの細長い

田に8羽のケリを捕える事が出来、田んぼの土を突いている。

 タゲリは、頭に立派な飾り羽をつけ、歩き方も優雅で、まるでヨーロッ

パの紳士淑女を思わせる様で、ケリは頭が丸く、するっとしていて親

しみを感じた。

 今日は親切な人のお陰で、ケリの集団にも会え、幸運な一日であった。

タゲリを探すのをあきらめて

親切な方の案内で ケリが・・・・・・

何に驚いたのか すぐに飛び立ってしまった。

飛ぶ先を 目で追いかけると・・・・・

先ほど歩いた田んぼの方向に降りるのが見えた。

8羽のケリが 降りていた。

タゲリと違い 頭が円く異なる風貌だ。

                               しあわせ田んぼ の 一日でした!!

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No.1287 ~ アカネとバッタが飛び出す ~

2014年12月07日 | 昆虫

観 察 月 日  2014.12.2.快晴 14℃

観 察 場 所  伊勢原市

 タゲリを求めて、広い田んぼの中を一直線に走る農道を歩く。空は

何処までも青く、太陽は輝いているが、西風が強く寒い。

 今年はいつもの年より早めに来たのか、広い田んぼの中に、稲わ

らが束ねたまま立っている。冬の田の風物詩的存在だ。田の向こう

には白い富士山が、集落の家々と共に見える。

 「あら!アカトンボかしら」Rさんが立ち止まった。道端の乾いた土の

上に、アカトンボが止まっていた。「開いた羽の幅が大きくないですか」

と私に聞き返してきた。

 確かに、アキアカネにしては羽の幅が広く見える。胸や首すじに生え

る毛が逆光に照らされて金色に見える。羽の幅が広ければ、ウスバキ

トンボと言いたいところだが、体形が違う。

 カメラ目線を変え、胸の線模様を写して見たら、アキアカネの様だ。

秋遅く見るアカトンボは、羽に破損が見られたり、磨りガラス状に白く

濁って見えるものだが、このアカネの羽はクリヤー、体色は濃いが真

新しく見え不思議だ。確かめるため、素手で捕えようとしたら、敏感に

反応し飛び去った。

 「クルマバッタモドキですか」今度はRさんの足元から、茶色のバッタ

が飛び立った。バッタの体色が田の土に融け込んで見え難い。やっと

確認するとトノサマバッタの雌で、20m程飛び姿を消した。12月の田

んぼで、アカネやバッタに出会えるとは予想だにしていなかった。

広い田んぼが続く・・・・・

「あら!アkトンボが」とRさん。

羽も 体色も きれいだ。

胸の筋模様 を見ると。

トノサマバッタが20m飛んで、見えなくなった。

トビが急降下 して降りて来た。昆虫を食べているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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