監察月日 2023.10.秋の日
監察場所 京都市
私の知り合いの はるみさん、最近、京都へ出かけ、京の町を楽しんでいる。、
秋10月、街を歩いていたら、”ふじばかま園”の看板が目を引いた。寄って見ると、
園内至る所にフジバカマが植えてあり、それは美しかった。その上見事だったのは、
大型のチョウ”アサギマダラが、花に群れていた。アサギマダラは秋になると南へ
旅をすることで、話題の蝶だ。フジバカマに群れているのは、旅の途中なんだとい
う、園の人に聞くと、花に集まっているのは全部♂の蝶だと言う。
「何故雌はいないの」と聞くと、「フジバカマの蜜の中には、雌を集める”フェルモン”
があるから♂が吸っているのだ」という。
フジバカマにアサギマダラが群れれば、そこに集まるのは誰! [長いレンズを付 けたカメラマンの多さに、びっくりした」と言う。
私は2014.9.16.に、群馬の"赤城自然園を訪ねた。園内はフジバカマの花が真っ盛り、アサギマダラが群れ、カメラマンが集まっていた。
そこでのアサギマダラもすべて♂、私は不思議に思い、雌はどうしているのか、広い園内を探し歩いて見た。が、1匹の雌だけ、それは、トネアザミの花で吸蜜していた。
私の家にも背丈ほどに育ったフジバカマが花を付けているが、アサギマダラは来た事がない。アゲハチョウの仲間は庭へ飛びこむように来ては草木を物色し飛び交うが、フジバカマの花には興味を示さず、吸蜜に立ち寄らない。
アサギマダラはコースでないのは解るが、アゲハチョウの中間がフジバカマの花を避ける感じがするのは、不思議だ。
フジバカマには、独特な香りがあり、蝶にはこのみがあるのだろうか。
はるみさんは、どこか古都を感じさせるフジバカマの匂い袋を、”京みやげ”においていった。
フジバカマ園に立ち寄ってみた。
私の庭にも、フジバカマはあり、花は盛だ。
2014.9.16.赤城自然園を訪ねた事がある。
雌を探す。広い園内探したが1匹だけ。薄暗い林の中で。