足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1297 ~ ニホンザルの時間 ~

2015年01月30日 | 野生動物

観 察 月 日  2015.1.26 晴 16℃

観 察 場 所  厚木市 七沢

 弁天の森へ向かう林道を、野鳥の姿を求めて歩いた。

 今年は何故か野鳥が少ない。歩いても、歩いても、林道に沿う

林の木々の枝は揺れもしない。「鳥の鳴き声も、動きも全く無い

ね」とつい弱音を呟いたその時、山の方から、“ホィー”と声が聞

こえた。

 「シカかな? 鳥ではないよね」と言葉を交わしたが、答えは出

なかった。

 それでも、ウソ5羽に会い、エナガ、シジュウカラの群れに、コガ

ラ、ルリビタキ♀等に出会い、集落へ戻って来た。

 「あら! ニホンザルじゃない。さっきの声はサルだったのよ」と

Rさんに言われ、七沢川の支流の対岸を森へ登る草地の斜面に、

川上方向に向かうサルが、2匹、3匹と見えた。ボスと思われる体

の大きめのサルが先頭に、途切れ途切れに通過して行く。

 まだ乳離れしていない小さなサルがいたかと思うと、斜面の上方

に、乳房を紅く染めた母ザルがいて、子ザルを見守っていた。やが

て、子ザルを促し草地の斜面を登り出した。

 何匹もの若いサルは、歩きを止めては、枯れ草の中から緑のロゼ

ットを見つけ、摘み取ってはのんびりと口に運んでいる。野猿は農家

にとっては困りものだ。野菜や果実を取りその被害は大きいが、今

目の前のサル達は、歩きを止めては野草を摘み取っては食べる。七沢

川支流の斜面空間には、のどかなサルの時間が流れていた。

対岸の枯れ草の斜面に 「あら!ニホンザルじゃないの」

体の大きな ボスザル?が先頭に。

若いサルは、みちくさが得意。スイバの葉を摘んでは食べ食べ・・・・・・

こっちのサルは ハコベかな?

乳房の紅い母ザルが 仔を見守る。

仔ザルを促し 歩きだした。

林の中に 姿を消した。

                 目の前では のどかなサルの時間が 過ぎていったのだが・・・・

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No.1296 ~ メジロ 日和? ~

2015年01月29日 | 野鳥

観 察 月 日  2015.1.25.晴 11℃

観 察 場 所  横浜市 瀬谷区

 メジロに給餌しようと、イチジクの枝にワイヤーで輪を作り、ミカン

を掛けた私のもくろみは、ヒヨドリの巧みな技に、脆くもくじかれて

しまった。

 「メジロは可愛い」と人は言うが、「ヒヨドリが好きだ」と言う人は、多分少な

いのだろう。私と付き合いのある人と話していても、「好き」どころか

「嫌い」と言う言葉を良く耳にする。

 「朝早くから“ヒーヨ、ヒーヨ”と啼いて、うるさい」「庭の果物を突い

て」とか、とにかく冬は何でも食べたり、突いたりするので嫌われて

いるのだろう。

 私はヒヨドリの行動を見ていると、数多くの事が目に付き興味深く、

親しみさえ感じている。

 体重はヒヨドリ約70g、メジロ10g、体が小さいと嘴も小さく、実や

果物を突き食べるにしても制限されるだろう。それに、体温を保つの

にも不利だろう。等と思いメジロを応援しているのである。

 そこで、私の部屋の前2m先に園芸用の支柱を立て、そこにワイヤ

ーの環にミカンを吊るした。警戒心の強いヒヨドリは来ないだろうと

思ったのだが、利口者のヒヨドリはやって来た。「これは 参った」と

1mにして見たがそれでも来る。50cmにしたが駄目、遂にガラス戸

すれすれの20cmにした。これでは、ヒヨドリが飛んできても、ガラス

に接触する距離だ。

 やっとメジロの給餌場が出来た。ヒヨドリには気の毒だが、君は色々

食べられるのだから、頑張ってもらおう・・・・

ガラス戸前20cmの所へ 支柱を立てミカンを吊るした。

「俺、もう 腹一杯。気分がいいなー」

「独り占めしないで 私にも食べさせてよ」

「おれは、腹一杯。 腹が膨れて動きたくない」 「そんないじわる言わないで 少し動いて」

「そんな いじわる言うなら 頭を押さえちゃうから!!」 「まいった・・・・・・」

「いつも 仲良しなんでしょ!」

                                     めでたし めでたし!!

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No.1295 ~ ヒヨドリ E難度の技 ~

2015年01月24日 | 野鳥

観 察 月 日  2015.1.23.曇 13℃

観 察 場 所  横浜市 瀬谷区

 年が明けてから、庭にメジロが頻繁に来るようになった。

 メジロがやって来ると、ヒヨドリが何羽かついて来る。ヒヨドリが

先なのか、メジロが後なのか、その時によって違いがあるようだ

が、ヒヨドリとメジロは仲が良いと言う訳では無い。力関係は、ヒ

ヨドリの方が遥かに上だ。ヒヨドリは、秋に実が大きくなれず、成

長の途中で冬に入り、ドライフルーツ状になったイチジクの実を

突いている。硬いので必ずしも食べられる物ではないが、餌の

少ない今は、それでもつつく。それを見ていたメジロも、ヒヨドリの

去った後にまねてつつくが、小さな嘴では歯が立たない。この厳

冬期に小さな体を維持して行くのは、並大抵な事ではないだろう。

 そこで、ワイヤーに二つ切りのミカンを吊るし、メジロを応援する

事にした。

 メジロはすぐにミカンを見付け、果肉を食べ始めた。

 ところが、何処で見ていたのだろう。ヒヨドリがイチジクの枝に一

直線に飛んで来た。メジロは一瞬早く飛び立ち、月桂樹の茂みに

入った。 

 ところで、ミカンはワイヤーに吊るしてあるため、止まる事が出来

ずヒヨドリはイチジクの枝に止まって頭を傾げた。だが、ヒヨドリには

ホバリングと言うE難度の技があったのだ。

 私がもくろんだメジロへの応援は、もろくも砕かれてしまったのだが!!

イチジクの枝に ミカンを吊るした。

早速 メジロがやって来た。

「メジロに!」との思いは成功。その時。

突然 メジロは飛び立った。

ヒヨドリが 一直線に飛んで来たのだ。

 ヒヨドリは 見事なホバリングでミカンを独り占め。

 飛びながら!

メジロは ミカンに寄りつけない。

                                  *私のもくろみは、見事に挫かれた。 のだが?

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No.1294 ~ この冬 初めてのウソ ~

2015年01月22日 | 野鳥

 

観 察 月 日  2015.1.11 晴 4℃

観 察 場 所  山北町 玄倉

丹沢湖ビジターセンターへ向かう車内で、「朝、散歩していた道に

始めて見るサクラの木があった。もしかと思い木の下に行くと、花

芽が一面に落ちていた」とのRさんの話。この冬、私はまだ見てい

ないウソの、それも群れで、何回も来ている様子が目に浮かんだ。

 間もなくウソに出会う予感に、明るい気持ちでビジターセンター

に着いた。

 野鳥に詳しいWさんが既に来ていたので、朝の挨拶を済ますと

同時にRさんの話しをしたところ、「宮が瀬でも、秦野でも見ている

のに、何故か西丹沢では見ていないんですよ!」と残念そうに話

をされた。

 10時、ガイドウオークの始まる時間だ。私が「そろそろ始めましょ

うか・・・・」と話し始めたその時、突然「フィー、フィー・・・」とウソの鳴

き声が聞こえ、全員の顔はウソへ引き付けられてしまった。

 センターの周囲には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、

エドヒガン“シダレザクラ・ベニシダレ”等が植えられている。

 ウソはⅠ羽の雌で、ベニシダレの枝に止まり、花芽を啄み始めた。

今日のガイドウオークは自然にウソの観察から始まり、私にとっても、

この冬初めてのウソとの遭遇であった。

 その日は参加者の皆さんと、湖を巡る道路を歩き、ウソとの出会い

を願ったものの、その日は現われなかった。

 センターのYさんによれば、早朝、ウソの群れが立ち寄って行ったと言う。

丹沢湖ビジターセンターの周囲には、種々なサクラが植栽されている。

突然やってきた 1羽のウソ雌。

ベニシダレの枝に。

エネルギーの詰まった花芽を選ぶ?

花芽のエネルギーを いただいて!

では、仲間を探さなくては・・・

                       群れで行動しないと 当たりはキケンがいっぱい!

 

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No。1293 ~ ウソ飛来 の 痕跡 ~

2015年01月21日 | 野鳥

観 察 月 日  2015.1.11 晴 11℃

観 察 場 所  伊勢原市 

2012年~13年の冬に掛けては、ウソの当たり年であった。

 私のエリアである、丹沢大山山麓の何処を歩いても、ウソの群れ

に出会った。群の中には、胸までも薄赤く染めたアカウソが混ざっ

ていて、見る者を楽しませた。

 ところがその翌年は、ウソは姿を現さなかった。

 そこで野鳥の専門家に「今年はウソの姿を見ないのですが」と聞く

と、「そうですね」と返って来た。「何故なんでしょう。どこかには来て

いるのですか」と聞いたが、「それが、良く解らない」との事であった。

そしてウソは姿を見せないままその冬は過ぎてしまった。

 そして、2014年12月、いよいよウソがサハリンからはるばる渡っ

て来る冬がやって来た。私はまだウソを見ていないのでどうかと思い

専門家に聞いてみた。すると、既に「相模原でも、海老名でも・・・ウソ

に出会った」という。野鳥を良く見ている人にも聞くと、「宮が瀬でも、

秦野でも見掛けている」と言う。

 だが年が明け2015年1月になっても、私は見る事が出来なかった。     

ところが、1月11日私と一緒に丹沢湖ビジターセンターに向ている車

の中で

「つい先日、朝の散歩をしていると見掛けないサクラの木があって、

もしやと思い木の下を見ると、一面花芽が散らばっていた」と言うの

である。

 木を見上げて見たがウソの姿は見られなかったが、ウソの群れは

確実に飛来しサクラの花芽を啄んでいたのである。

2012年~13年の冬は

丹沢大山山麓の何処を歩いても(♀)

人里では サクラの花芽を・・・・

アカウソも群れの中に

2015年1月 サクラの木の下に

                                           ウソの群れが来ていたのだ!

 

 

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