足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1767 ~ カメバヒキオコシに来た ハチは ~

2022年06月28日 | 昆虫

観察月日  2022 6. 26.快晴 36℃

観察場所  YOKOHAMA

 I.Yさんが雑誌を手に訪ねて来た。彼女は庭で多くの野の草

を育て、区民に開放もしている。それが聞えてか、雑誌MyG

ARDENに6pに渡って紹介されたのだ。

「よかったね。仲間として、うれしいよ」と私。I.Yさんが、庭を覗

いたので、今を盛りの「カメバヒキオコシ」を紹介した。「初めて

見ました。きれいな名前ですね」を残して帰って行った。

カメバヒキオコシ“の葉を見ると、幼い頃の夏の夜の縁日を思

い出す。必ず”銭亀“を売っているおじさんがいた。丸い甲羅か

ら出た可愛い尾、子供達は良く買った。クサガメかイシガメの

幼子で、大きくなると、伊勢山のお不動さんの池にもっていた。

アカミミガメでは無く、平和な時代であった。

“ヒキオコシ”は弘法大師の伝説から来た名前だ。

 

庭に来る昆虫が少ない中、“クマバチ”庭を1順しては飛び去

るのが気に成る様になった。どうも同じ1匹らしい。

12日の事。この日の庭は、ホタルブクロの花は綺麗に咲き、

ヨウシュミツバチが数匹の群れで吸蜜、賑やかであった。

対する様にカメバヒキオコシも花は盛りだが昆虫の訪花が

ない。

「どうして、何故」と思ったその時、大きなクマバチが1匹、

小さな花に止まり、次々と吸蜜を始めた。

4月19日 葉はかめのこの様だ。

5月25日花が咲く。

花は小さいが 唇常の花

大きな クマバチがやって来た。

次々吸蜜

 


No. 1766 ~ シモツケに来た クロマルハナバチ ~

2022年06月24日 | クモ

観察月日  2022 6. 17.曇 28℃

観察場所  YOKOHAMA

 庭のシモツケが綺麗に咲き揃ったのは、大分前の5月30日

であった。野外では日当たりの良い岩礫地、高さ1m程の株

立ち落葉低木、花は淡紅色、直径3~4mmの小さな花を半

球状に付ける。

 家の庭では先輩格で、もう30年程花を付けている。その当

時は花が咲くと、マルハナバチの仲間が飛来しては、花の上

を右に左にと忙しく駆け回る行動が面白く初夏の風物詩で

もあった。

 しかし年が過ぎるに付けマルハナバチの数は減り、気が付

いた時にはその姿は、庭から消えていた。

 そして今年も“シモツケ”の花は咲き、“マルハナバチ”の訪花

は無いまま季節は過ぎて行った。

 

 今朝“7時”何の気なしに庭を歩いた。ヤマオダマキの種を噴く

んだ実の先端にヤマトシジミが、カサブランカの葉にウメエダシ

ャクが止まっている。雲が厚くて暗い為か、まだ寝むっている

のだ。

 「昆虫にしては、朝寝坊過ぎるのではない!」私が独り言。そ

の時、聞き覚えのある“ハチの羽音”が耳にした。

 クロマルハナバチが1匹、微かに残った“シモツケ”の花の上を

、忙しく、ぐるぐる回りをしているではないか!

5月12日 シモツケの蕾が上がる

5月30日 シモツケ花満開

6月17日 花はとうに終わり、今日の様子

朝7時 ヤマオダマキの実の先端で眠る”ヤマトシジミ”

カサブランカの葉で眠る ウメエダシャク

 

突然 クロマルハナバチが

 

激しく 廻るので ぶれぶれだ!

 

 

 


No. 1765  ~ ホタルブクロに 来たハチ ~

2022年06月13日 | 昆虫

観察月日  2022 6. 13.晴 27℃

観察場所  YOKOHAMA

 「ホタルブクロが咲いても、ハチが来ない。セイヨウミツバチが1匹

今来ている」去年のページをめくるとそう記されていた。

 今年は、庭の手入れをしたので、“ホタルボクロ道の駅”が出来上

がった。が、立ち寄る客は、やはり多くは無い。それでも今年は、

セイヨウミツバチが何匹か、次々と花を訪ねている。来ているのは

セイヨウミツバチなのだから、そう遠くない位置に養蜂をしている方

がいるのだと思うと嬉しくなる。  

ミツバチの飛ぶ後を追って行くと、只やたらに花に潜るのではなく、

判断している様に見える。時折同じ花にかち合って互いに慌て、

飛び離れる光景が見られ、ハチの気持ちが解る様な気がする。

以前は、腹部黒く黒線の目立つ“ニホンミツバチ”も来たが、今では

見当たらない。生息可能な自然が消滅したのであろう。寂しいね。

 

ミツバチを追っていると、腹面一杯に黄色の花粉を付け、ホタルブ

クロの花に潜り込む“ハチ”が、目に止まった。

後ろ足のバケットに花粉を貯めて、巣に持ち帰るのはミツバチで、腹

面をバケットにして花粉を貯め、巣に持って帰るのは、“ハキリバチ“

だ。頭、胸、腹が艶を感じさせる黒色なのは、”スミゾメハキリバチ“だ。

最近では”ムナカタハキリバチの♀“だと言う事が解ったと言う。

”スミゾメハキリバチ“の呼び方の方が、私は好きだ。

ホタルブクロ街道 道の駅。

今年も ハチは少ない。

セイヨウミツバチ 花を選んでいるのかな!

腹面のバケットに花粉を一杯付けて。

背面は 墨で染めた黒さ。「スミゾメハキリバチ」

まだ開いていない花なのに 無理して どうして 入るの?

 

 

 

 

 

 


No.1764 ~オオマツヨイグサが咲いた~

2022年06月06日 | 植物

観察月日  2022 6. 6.雨 17℃

観察場所  YOKOHAMA

今朝は本降りの雨。部屋のシャッターを上げると、すぐ目の前にある

オオマツヨイグサの黄色い花が目に入った。それは雨に打たれて、

しなだれていて、昨夕、今年初めて花を開いたものなのだ。

 昨年の開花日は、6月6日なので、今年は1日早い事に成る。

 

 50年程前、群馬県昭和村へ生物調査に行った折り、広い畑の中を車

で走った事があった。その時前方の空に、広大な虹が掛かった。「この

まま行ったら虹の下を潜れそうだ」と夢の話を仲間と交わし、車のアク

セルを踏み込んだ道は、黄色一色に揺れるオオマツヨイグサの原で

あった。

 今、庭を賑わすオオマツヨイグサの元は、昭和村の種が出発点なの

である。或る年は庭一面を黄色に飾り、或る年は姿を消した年もあっ

た。が、絶えることなく現在まであるのは、北アメリカ原産二年草の帰

化植物に起因している。庭でも安定している本邦産野草園には入れ

ず、菜園の片隅を移り住んでいる。

 現在も、1m以上に茎を伸ばし、花を咲かせる株があるかと思えば

、畑地の高さで葉を広げ、来年を待つ株がある。種子は地中に入り

今年発芽しなかったものは、条件次第で以降の発芽を待つと言う。

今年は 開花6月5日だ。

黄色い蕾があるので 今日も 夕暮れは賑やかそう。

来年を待つ株。 ニラの株の中で。


No. 1763 ~ ホタルブクロが咲いた ~

2022年06月05日 | 植物

観察月日  2022 6. 5.晴 27℃

観察場所  横浜市

 予報では曇りの一日であったが、朝早くから陽が射し、青空の

中に墨色の千切れ雲が浮かんではいるが、さわやかな一日が

始まった。

 毎日私の脳裏から離れないのは、5月にブログを一度も書け

なかった事だ。世間一般は結構自由に出歩いているが、今まで

何度も書いている様に、コロナで自重している間に、自分自身

の体調に自信が持てなくなってしまった。

 それに引き換え、庭作業に明け暮れした毎日であったので、

庭の草木はこれに少しばかり応えてくれている。

 

 狭い庭ではあるが、住まいを除き土の部分を略二等分し、

片方は野の草を入れ、植え木は、略果物を植え,後は菜園、収穫物

は家で食べたり、近所に分けたり楽しんでいる。

 季節が進むにつれ、変化して行く様子を載せて行こうかと、考えて

います。

 今日、庭のホタルブクロが、花を開きました。昨年は5月31日

でしたので少々遅い様です。もう20年程前、伊勢原のグリンイ

ンストラクターの方が、「庭のホタルブクロが増えて増えて!」と

沢山の苗を持って来てくれました。私の庭の物は、その一株が

スタートです。

 一昨日蕾が膨らみ、色も濃くなったので、すぐにでも咲くかと

思ったら、時間が掛かりました。それには、大事な訳があった

様です。

庭の半分は野の草、半分は菜園だ。

ホタルブクロの蕾が、大きくなったが・・・・

翌日には、咲かなかった。思ったより時間がかかった!