観察月日 2019 11.17.晴 15℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
ミニ観日誌を捲ったら、先週の日曜日のページに「谷戸のススキ
の株でクロコノマチョウの蛹を見付けた」との書き込みがあり気に
なった。
午前の下見でそれが確認出来たので、今日のミニ観の目玉は
“蛹 捜索作戦”とした。
午後になり、今日のミニ観は(私達も入れて)19名、谷戸へ下り
自然観察をしながら、蛹のいるススキの株に付いた。
今日の参加者は、クロコノマチョウの蛹を見るのは初めての人達
だ。解らないまま自分の目で探し、見付け、触れた時、どう感じた
か、自分の言葉で語り、書くことが、自然観察だから出来る、大事
な経験になる。
「このススキの株に、クロコノマチヨウの蛹がいると言う事なので、
探してみましょう」
と言う事で一斉に観察を始めた。
ススキは私達の背の高さ、先ずは自然の成り行きとして、自分の
目の高さから始まった。
暫く時間が経過したが見つからない。そこで「ススキの下の方です
」とヒントを出した。あきらめ顔が、このヒントで顔付きが変わった。
そして、蛹は4個も見つかった。
ミニ観が終了し、感想を書いて貰った中に、 「クロコノマチョウの
大人は地味な色なのに、蛹は鮮やかで意外だった」「クロコノマチョ
ウの蛹の鮮やかな緑、引きたって見えた」
「チョウの緑の蛹教えて頂き・・・」の様に、みどりが参加者皆さんの
心を射ぬき、形や、美しさに魅了し、驚き、不思議さに引きつけられ
たに違いない。
私達自然の案内人は、素晴らしい場面を前に、参加者皆さんへ語
り掛け・・・は、良かったのかどうか、考えてみたいと思いませんか。
私がいつも自慢する センターのススキの原。
今日は 谷戸のススキの株へ。
ククキの株で クロコノマチョウの蛹探し。
ススキの寝際をよく見る。
寝際にいた。
緑が鮮やかだ。
こんな蛹も。
私たち自然の案内人は、よかったか。