観 察 月 日 2014.9.19.晴 25℃
観 察 場 所 愛川町 中津川
横浜には “赤いくつ”の歌があり、話がある。
赤いくつ はいていた 女の子
異人さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
今、横浜港へ行ってみても、波止場の面影は感じられないが、
戦前の港には、どこか横浜の雰囲気が漂っていたのを憶えている。
戦前と言えば、横浜の港からアメリカへ輸出した積荷の中には、沢山
のヒガンバナの球根があったと聞いている。
当時の我が国では、ヒガンバナは忌み嫌う植物であり、シビトバナ、
ソーレンバナ等と呼ばれ恐れ慄く花であり、墓地に植えても、家屋敷の庭等
に植えはしなかった。植えれば、火事に見舞われ、不吉な事が起こると
も言われていた時代だ。“ヒガンバナの輸出“の話を聞いた人は、
さぞ、驚いた事だろう。
横浜の港から海を渡って行ったのは、“赤いくつ”と言うよりは、“赤いヒガ
ンバナの球根”で、異国の庭に見事な赤い花を咲かせていた事だろう。
今の時代、ヒガンバナの赤い花にこだわる人はいないであろう。それよりも、
赤いヒガンバナの咲く場所には、多くの人が集まり、マスコミも取りあげる。
「来年は、何処へヒガンバナを見に行こうか。人出の少ない所へ」と、私も
密かに考え始めている。
くさもみじ と ヒガンバナの緑が美しい。 2013.12.20.中津川堤にて
来年、ヒガンバナの花を見に来ようと 思った。
ヒガンバナの花が、迎えてくれた。 2014.9.19.
蕾の出る前に、草刈りを終えている。土地の人の心の暖かさ!
今年の開花は、4~5日早かったようだ。
黄色い花粉が見えるのが雄蕊、長く突き出ているのが雌蕊だ。でも、実は種は?見たいよね!
赤色は、元気が出る色、やる気の出る色、心が燃える色!!