観 察 月 日 2013 10.26.強風雨 17℃
観 察 場 所 横浜市 瀬谷区
台風27号、28号の影響で小雨が降り出した。
モンシロチョウはいち早く、雨対策に入っている。と言っても、シモ
ツケの狂い咲いた花に止まり、小雨に濡れている。これがモンシロ
チョウの雨宿りだ。
キチョウが雨の中を飛び廻っている。草の茂みをかすめたり、木立
の葉を覗き、アトランダムに飛び回っている。キチョウも雨対策で止
まる場所を探索しているのだ。そこでキチョウの行動を追尾している
と、マルバウツギの所で突然姿が消えた。まるでマジックを見ている
様な感覚だ。
葉の表面に止まってはいないかつぶさに当たったが見当たらない。
それならばと、葉裏を下から覗き込み、1枚1枚調べて見ると、重なり
合っている一番下の葉裏に逆さになって止まっていた。
モンシロチョウはチョウの特徴として、翅は鱗粉が、体は毛で覆われ、
自然のレインウエアーを着ているので、雨に濡れながらの雨宿りを選
んでいるのだろうが、チョウとして同じレインウエアーを着ているキチョ
ウが、葉裏を雨宿りの場所に選び、雨に濡れるのを避けている。何故
、どうしては、又の機会にしよう。
一夜明けて台風はいよいよ近づき、風雨が強まり昨日のチョウはどう
しているか心配になった。見に行くと同じ場所で風雨をやり過ごしていた。
雨の日の野外散策は楽しい。天気の良い日と違う目線で歩くと、何時
もとは違う生き物の姿に気づき興味や疑問が倍増する。
モンシロチョウの雨宿り
雨粒をはじいている
キチョウが突然消えた マルバウツギの葉裏を覗いて見たら
雨で濡れるのを避けている