足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1108 ~ チョウゲンボウ と スズメの関係

2012年12月25日 | 野鳥

21日は会でタゲリを見に来たのだが

田んぼの用水路をまたぐコンクリートに・・・・・

スズメであろう細かな羽が散乱していた たぶん誰も気づかなかった様だ

ここの田園地域には、スズメが多い

チョウゲンボウは田に立ち並ぶ電柱の頂上に止まった

不思議に近くにいるスズメが逃げない

電柱のてっぺんにいるチョウゲンボウ

辺りの様子を探る

別の電柱に移っても 辺りを見回す

突然滑るように飛び立った 狩に向かったのだろうか

観 察 月 日  2012.12.14.晴 12℃ ・ 21.晴 9℃

観 察 場 所  伊勢原市

 「ハヤブサかな!」と誰かの声が聞こえた。 

 真横を音も無く飛び去った鳥の姿は、動画の様に私の脳に記録

された。それは尾を後に引きながら低空を飛んだチョウゲンボウで

あった。         

「昨日この近くでスズメを捕えているチョウゲンボウを見たんですよ。

まだスズメが動いていて」今し方聞いたRさんの言葉が重なって見えた。

 チョウゲンボウは、田んぼの中に立ち並ぶ電柱の一本のてっぺん

に止まり、鋭い目で辺りを見回している。が、不思議な事に近くの電柱

の横木に、そして張られた電線に数えきれない程のスズメが止まって

いるのだ。

 「チョウゲンボウのいるすぐ隣に、餌となり得るスズメが何故いるのか」

と言う疑問が一瞬浮かんだ。

 「例えば、100羽のスズメが群を形成していれば、Ⅰ羽のスズメにとっ

ては、命を失う確率は100分の1になるのか」「チョウゲンボウが動けば、

200の目がそれを感知し直ちに対応出来る」小さな弱い鳥のスズメにと

って生きる為の知恵なのであろうか。

 “都会のスズメは少ない”とい言うが、ここの田園地帯は多い。以前駅

前のケヤキの植え込みには万を越すスズメの群れが夜を過ごしていた。

 田んぼの用水路を渡るコンクリートに、スズメであろう羽が散乱してい

た。今日も何千、何万分の一のスズメの命がチョウゲンボウの命へと移

行して行ったのであろうか。

 

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No.1107 ~ 今年も タゲリが渡って来た ~

2012年12月18日 | 野鳥

冬枯れの寒々とした田んぼ タゲリの姿はない

タゲリが11羽餌を啄ばんでいた

タゲリ 光によって色は変化する

正面から見ると

後ろ姿も

土を足で叩いて餌さがし

べつに 三角関係ではないのだ

離れた1羽に ゆっくりと近づく Xさん

大山山頂を背景に 1羽で飛ぶ

残りの10羽は群れで 電線を避けながら旋回

はばたき 飛ぶタゲリ

観 察 月 日  2012.12.14.晴 12℃

観 察 場 所  伊勢原市

 晴れてはいるが、薄く巻層雲が掛かり、西へ向かうジェット旅客

機が飛ぶと飛行機雲が尾を引く。広い田んぼは刈り取った後に出

た穂も黄色く枯れ、見るからに寒々としている。タゲリがいたと言う

場所を双眼鏡で探すが、ヒバリ、タヒバリが視野に入ったが目的の

タゲリの姿はない。自動車が通る舗装道路を横切り、次の観察地

へ移動する。

 「タゲリが何羽もいますよ」突然今日の案内役のRさんの声に足を

止めて見ると、黒々とした田の土をつつきながら餌を採っているタゲ

リの群れがいた。数えてみると、11羽になる。

 田の土が黒いのは、今朝早く耕運機で土返しをしたからだ。農道に

水気のある土がわだちとなって落ちていたので、タゲリの予感がした

のだ。        

 タゲリは少し歩いては足で土を叩く動作をしては、掘り出された昆

虫やミミズ等を捕食している。

 警戒心の強い鳥なので、遠くからスコープで観察する。ハト程の大

きさで頭には長い冠毛があり、羽は光の具合で変化して見える。

 何故か一羽が群から離れ、農道へ出て来た。カメラを下げたXさん

が離れたタゲリにゆっくりと向かい、6~7m程に近付いたがタゲリは

落ち着いていた。

 やがて一斉に飛び立ち、離れの一羽は大山を背景に西へ向かい、

後の10羽は群れのまま、田んぼに張られている電線を避けながら旋

回し、東方向へと飛び去った。

 

 

 

 

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No.1106 ~ 「クマタカ が 出ましたよ」 ~  

2012年12月12日 | 野鳥

玄倉林道を行く

玄倉川は広い河原に

対岸の山にクマタカが!

観 察 月 日  2012.12.9.晴 5℃

観 察 場 所  山北町 玄倉林道

 「クマタカがでましたよ。ほら、山の稜線のすぐ上です」W氏が見

上げた。

 ここは丹沢ダムに灌ぐ玄倉川添いの林道で、山を削って流れる

玄倉川に高い砂防堤が現われると、その上は広い河原になってい

る。数年前河原にテントを張っていた数家族が、豪雨のため流され

痛ましい事故が起こった場所だ。

 クマタカが現われたのはその対岸にある山並みで、葉を落とした

山腹を旋回し、山頂へと飛び出したのである。

 ところが、クマタカ一羽ではなく、「ガアー、ガアー」の声が被る様に

ハシボソガラスがクマタカを追尾して現われたのである。

 翼幅は広く、翼開長165cmもあろうクマタカを,翼開長99cm程の

カラスが上方より体をひねって降下し、クマタカに挑んでいた。

 ハシボソガラスは、ワシ・タカ類がいると周辺から集まって騒ぎたて

る習性はよく知られている。今日はカラスの集団ではなく只一羽だ。

カラスは単独で何度か挑みかかったが、クマタカは負けてはいなかっ

た。逃げずにカラスに立ち向かっていった。

 カラスが攻撃を緩めると、逆にクマタカが攻撃に廻り、逃げるカラス

を追尾しながら両者共に稜線を越して見えなくなった。

 “クマタカとハシボソガラスの争いは、5~6分は続いたのだろう”と

私の頭に記録されていたが、カメラの記録を確かめてみると、22秒

であった。

 

 

 

 

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No.1105 ~ イクビゴケはヒナノハイゴケであった ~

2012年12月05日 | 植物

イチョウの樹幹にコケとノキシノブがびっしり付いていた

上皮は割れ目が多い

小さな粒状のがびっしり付いている

ヒナノハイゴケだ

幼いヨコズナサシガメが歩いていた 大きさを比較するとの小ささが解る

は皮をがぶっている

上皮がとれ 蓋が取れるのが楽しみだ

観 察 月 日  2012.12.5 10℃

観 察 場 所  厚木市 七沢

 「ヒナノハイゴケです。イクビゴケは山地にあり、樹間着生はほとん

どないようです」

 4日朝、Yさんからの親切な指摘のファックスが入っていた。

 コケの生える場所は、土壌に、岩石に、樹幹にと三つに大別でき、

好みは種類によって限定されると言われている。

 イクビゴケに付いては、過去に出会っていて、和名の解りやすさ、

外形の特徴が頭に印象付けられていたため、コケを見る時のスタ

ートラインを忘れたのが間違いであった。

 と言っても、私の本棚にある蘚苔類図鑑、コケに関する本を何冊か

当たったが、図や写真のの形が似ていて、イクビゴケ、タチヒダゴ

ケ、クマノゴケ、ヒナノハイゴケ等、区別し難く、以外の部分を調べ

るには、野外に於けるルーペの世界ではなく、顕微鏡の世界である

事を今回感じた。

 ヒナノハイゴケは、樹皮に割れ目のある木を好むと記載があったの

で、イチョウの幹を見たら大きな群落があった。の上皮が剝げ、ふ

たが取れると前号に掲載した赤褐色に変わると言うので、継続観察し

ようと考えている。

 又、本物のイクビゴケにも、“そのうちに”出会う機会があると思うの

で、その時には、載せたいと思っています。

 

 

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No..1104 ~ 拾ったカツラ の 落ち葉から ~

2012年12月04日 | 植物

12月裸木のカツラ

枯葉のじゅうたん

11月きれいに色づいた

散り始めた頃 いい匂いが漂う

葉の表と裏では 匂いの強さが違う 何故だろう?

葉の表を ルーペで見る 膨れたぶつぶつが見える

もう少し拡大 焼餅の表面の膨らみに似て見えた

葉の裏をルーペで見る 小さい穴のようなものが見える

もう少しルーペで拡大 気体?が出たような? 野外で見るのはこの程度

観 察 月 日  2012.12.3.曇 7℃ (記す)

観 察 場 所  山北町 玄倉 

 黄褐色に色付いたカツラの木も、今はすっかり裸木となり、根元

には色褪せた枯葉が敷き詰められている。

 紅葉した葉が散り始めた頃、地面にハート形の葉が模様を描くと、

辺りに香ばしい匂いが漂うのである。“何の匂いを連想するか“多く

の人に聞くと、「醤油せんべい、カルメ焼き、鉄砲玉(あめ)、砂糖を

焦がした匂い・・・・・」と様々な答えが出て来る。それは、人により匂

いの感じ方の違いや、人による生活経験の違いが働くからである。

 11月のある日、M・O・Rさんの3人がカツラの葉を拾い、香りを楽

しんでいた。 

 「葉の表と裏では匂いの強さが違うわ」「葉の裏の方が強いわ」彼

女らが葉の表と裏を代わる代わる確かめていたのである。その様な

考えが全く頭になかった私は、急いで試してみると確かにそう感じた

のである。

 さて、何故なのであろうか。頭に浮かんだのは“葉の裏には、光合成、

呼吸、蒸散などのガス交換による空気や水蒸気の通路である気孔が

ある。紅葉時に余剰の養分から色素を合成する折匂い物質が発生した

とすれば、葉の表より裏の方が匂いが強いのかもしれない。”であるが、

あくまでも仮定である。

 野外での頼りはいつもルーペだ。葉の表と裏で違いがあるかルーペで

覗いて見た。

 

 

 

 

 

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