観察月日 2019 8.18.晴 30.3℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
昨年カヤネズミの巣が見つかった広場は、ススキの原に成長した。
中央に付けられた道を歩くと、メマツヨイグサ、オトギリソウが花を
付け、バッタの仲間が足元から飛び立った。
ススキの原を出た所で職員の二人に出会い、「今朝、ヤマカガシの
轢死体が、道路にありましたよ」と坂本さんから声を掛けられた。
その時とっさに、私の頭に浮かんだものがあった。
「それは、2004年10月17日同じく“ミニ観の日”、センターの敷地を
二分している今回と同じ道路、ほぼ同じ位置に、大型のヤマカガシの
轢死体があった。そして、それを教えてくれたのは、今日と同じ“坂本
さん”であった。メジャーで計ると、体長150cm、胴周りは13cmであ
った。」
さて、轢死体のあったその場所へ行くと、既に、道路際の草叢に片付
けられていたが、見るからに大きなヤマカガシであった。体を整え計
測すると、体長は134cmであった。
戦後、日本にやって来た“ヘビの神父”で有名なリチャード・ゴリス氏に
よれば、ヤマカガシの平均体長70~80cm位で、手にした最長は134.
3cmで、飼育しているヘビは20~30年生きると言う。
以前と比べ「生き物の姿が、少なくなった」と言われたりするセンター
だが、ヤマカガシにとって棲息環境がよいのか、この谷戸で何年位過
したのだろうか。交通事故の連続で、不運な結末であった。
すっかり、 ススキの原に広がった。
前回のヤマカガシ。 丹沢大山山麓便り(続)よりコピー。
今回のヤマカガシは、既に片づけてあった
体を 整えてから 計測した。
頭の部分。
先端に近い 胴の一部。
谷戸は こんな環境。
★ ミニ観の 1コマ。 みんな楽しそう!
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