観察月日 2019 6.16.晴 28℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
毎年つゆ入りも近く、ミズキが青い実を付ける頃になると、
「ハートカメムシを見に行こう」と誰ともなく声が掛かる。(“ハ
ートカメムシ”とは、“エサキモンキツノカメムシ”を観察した
時、体形、色や模様、行動や習性等から考えて付けた仲間
での愛称だ。)
その訳は、保全センターの樹木観察園でも決まったミズキ
の木に、そのカメムシが集まり、雌雄が出会い、雌はミズキ
の葉裏に産卵、子虫になって分散するまで、哺育するのが
観察出来るからだ。
ところが、今年の”ハートカメムシ“は違った。葉裏ではなく、
”葉の表に産卵“が目に付く。この季節”葉裏に産卵“には重要
な意味があると思われるのだが。
それと、雌が卵を哺育しているのに、おすと交尾をしている。
体力的にみても、雌が再度産卵するとは考えにくい。自然の流
れから考えても理に合わない様に思えるのだが。
まだあった。雌が哺育、それに雄が交尾、その上に別の雄が
交尾をしようと被さり、三重になってもがく。それを見ながらミニ観
の人達が話し合っているらしい。「三角関係と言う事で良いんで
すね」笑い顔の一人がその場を離れて歩いて来た。
人間の世界では、“三角関係”は聞くが、昆虫の世界では本質的
な理由があるのだろう。
スタッフを交えてどんな話があったのか、聞いてみたいものだ。
梅雨入りまじか、ミズキの青い実
ハートカメムシ 葉裏に産卵 2017.6.22、撮影
今年は違った。 葉の表に産卵。 そして交尾。
「何匹も 集まってますよ」とRさん
三重に重なって・・・・・・
これ何だ!!!!!。
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