足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1378 ~ カラスザンショウへ来たコゲラ ~

2016年01月26日 | 野鳥

観 察 月 日  2016.1.10.晴 10℃

観 察 場 所  山北町 玄倉

 玄倉の広場には、今年も“どんど焼き“の準備が出来ていた。小屋

はヒノキの葉で葺き、笹だけで弓矢が立てられ、矢は北を指し正に

放たれる形をしている。正月飾りを持って来た人に聞くと、「14日の

夜、火を付ける」と言う。

 どんど小屋を見下ろす山頂を見上げると、裸木林の上を今日もク

マタカが舞う。2度3度旋回し、山の陰へと消えた。

 集落を離れて林道へ出た。この季節木々の実が青い空に目立つ。

 カラスザンショウも穂状に褐色の実を枝々に付ける。匂いが強いの

で、鳥との関わりは薄いのかと思っていたら、鳴き声と共にコゲラが

やって来て、実に止まった。巧みに体を回転しながら実を食べ始め

たのは意外だった。

 丹沢湖ビジターセンターにいたNさんに聞くと、「この木には、メジ

ロも良く来ていましたよ」と言う。私達人間が強い匂いだと感じても、

野鳥の感覚は違うのだ。

 山側の崖には、崩れ防止の金網が掛けられている。網の間から

カワラナデシコの立派な花が突き出ていた。大きな蕾も出ている。

日当たりが良く、溜まった岩石の破片が太陽熱を貯め、夜は放射

してストーブの役目をしているのだ。

 ダムに突き出た木を頼りに蚊柱が立っている。カと言うよりはユス

リカの集まりだろう。早春と錯覚しそうなダムの水面には、ホシハジ

ロが43羽、キンクロハジロが2羽泳いでいた。

”どんど焼き” の小屋が出来ていた。

小屋を見下ろす山の頂上を クマタカが舞う。

電話線を上手に使う セグロセキレイ。

集落を離れ林道へ 気になるカラスザンショウの実。

カラスザンショウの実に コゲラがやって来た。

廻りながら 食べる

太陽熱のストーブを使っている カワラナデシコ

蚊柱が立っていた。

       ★ 早春の感じ!

コメント

No.1377 ~ ミサゴ と ノスリ~

2016年01月25日 | 野鳥

観 察 月 日  2016.1.9.晴 9℃

観 察 場 所  清川村 宮が瀬

ジョウビタキの動きに気を取られていると、「何を写しているので

すか」と突然声を掛けられ、思わず ハツ とした。

 見るとカメラも、スコープも持っていない人だ。「時々この林道を

散歩しているのだが、タカの類を見ます。今も樹の頂上に止まっ

ていましたよ」と続いた。

 林道では多くの人とすれ違うが、目を合わせ互いに会釈する人

も居るが、鳥に集中しているのか、黙々と歩いている人が多い。こ

んなに話し掛けて来る人は始めてだ。そこで、「どのあたりで見まし

たか」と聞き返すと、「すぐそこですよ」と歩き始めたので付いて行っ

た。

 指さす方を見ると、遥かダムの対岸で、葉を落とした樹木が生い

茂ってるところだ。肉眼ではとてもタカの姿は確認出来ないが、スッ

と伸びる裸木の針葉樹の頂上に、白い頭が浮き出て見えた。

 「ミサゴですね」と言うと、「あの木には良く止まっている」のだと

言う。

 長いレンズで撮影し、拡大して見ると“ミサゴ”だ。そこから、樹の

幹を下げて行くと、枯れ枝を積み上げた“巣”がある。ミサゴのもの

かどうか解らないが、大きい。

 そこから暫く移動すると、突然後方から大形の鳥が、低空で頭上

を飛び越し、前方の樹に止まった。私のすぐ後ろに見た人がいて

「後ろ向きなので頭が見えない。何かなー」私は首を振った。その

後2度飛翔を繰り返し、枝に止まって振り向いてくれた。

 「多分“ノスリ”の若鳥ですかね」私は呟いた。

ジョウビタキの動きを追っていると、突然・・・・・

「タカが止まっている」 それは遥か対岸の・・・・・

裸木の林の中 肉眼でも白い頭が 解った。

”ミサゴ” だ!

止まっている幹を 下げていくと・・・・・巣材が!

頭上を 低空で飛び 止まるが・・・

それからも飛ぶが ピント合わない?

今度は 「ノスリの若鳥かな?」 つぶやく。

コメント

No.1376 ~ 気になる ジョウビタキ ~

2016年01月22日 | 野鳥

観 察 月 日  2016.1.9.晴 9℃

観 察 場 所  清川村 宮が瀬

林道歩きの中で私の好きな場所は、北西から南東へとほぼ直線に

道路が付いている場所だ。午前中でも向かいの山から陽が差し込

み、その場所は明るく暖かい。たとえ野鳥が現われなくても、私は

その場にたたずみ、しばらくその空気を味あう。 

 立ったままポットのコーヒーを飲み、クッキーを口に入れると、ジョ

ウビタキ♂が林道脇の木立に飛び出して来た。私は「あれ!」と口の

動きを止めた。先日もここで休んで居ると、ジョウビタキ♂が飛び出し

たのだ。ジョウビタキは少ない鳥でもなく、良く出会う鳥なのだが、動

きが似ていてどこか気になる。3~4m程の高さの枝に止まり、あちこ

ち眺め何か気になる素振りをする。そうだ、先日も「何か気になるジョウ

ビタキ」と呟き、自分本位の名を付けた事を思い出した。 

 ジョウビタキの♂に、それぞれの色や体形に個性は感じられず、個別

に差別する事は私には出来ないが、動きが似ているので、つい同じも

のに見えてしまう。

 ジョウビタキの動きを追って行くと、その中心には、道路に設置された

カーブ ミラーがあった。そしてミラーが気になると見え、ミラーのひさしに止まっ

たり、枝に止まって自分の姿をミラーに写して見たり、挙句の果てには

ミラーに向かって・・・・・・。

 林道には多くのミラーが設置されているが、どの場所でもと言う訳で

も無さそうだ。私と相対して、カメラを構えた人がレンズをこちらに向け

ていた。

林道の中で 私の好きな場所。 空気を味わう。

この前も、そうだが、今日も飛び出して来た。

”何か気になる” ジョウビタキ。

そこには カーブミラーが・・・・

ひさしに乗ったり・・・・

当たりを飛び回ったり・・・・

ジョウビタキが ミラーの中にいる・・・・

「ミラーの中にいるのは だれ!」 彼にして見れば・・・・不思議な世界なんだろう?

     ★ 続きは その内に・・・・・

コメント

No.1375 ~ ヌルデ と ルリビタキ ~

2016年01月14日 | 野鳥

観 察 月 日  2016.1.5.晴 10℃

観 察 場 所  清川村 宮が瀬

 昨日に続いて今日も又、宮が瀬に来てしまった。それは、林道の途中

で会った越冬中のウラギンシジミの事が気になったからだ。

 地上から3m、風雨が直接当たり、冬の陽射しとは言え、直接太陽から

の放射熱が当たる場所を選んでいるのが気になったのである。

 今日は林道に入った所で、Sさん御夫婦に出会った。「そこでエナガに

出会いました」長いレンズ、がっちりした三脚を担いでいた。狙いがある

事だろうし、先に行ってもらう事とした。

 私は、いつもの様にブラブラ歩き。「鳥と、私の動きの座標が交わった所

で」と言うのが私流。今日はどんな出会いが、どんな場面であるかが、楽

しみだ。

 風がなく、湖面は静かで、水面に浮くブイや監視台には、カワウやアオ

サギが超満員に止まっている。道端の茂みから飛び出したホオジロが、

枯れたススキで休む。

 「ジョウビタキが鳴いているが、高い所」と熟年の女性が声を掛けて行き

過ぎる。歩いていると、何人もの鳥好きの人と行き交う。

 数多くの実の付いた穂を下げるヌルデが気になって、注視すると、ルリビ

タキ♂が一粒一粒摘まんでは食べている。塩辛いあの味をどう感じている

のだろうか。実に粘り気があってか時々動作が鈍る。

  さっき聞こえた鳴き声は、ルリビタキだたのだ。

 

崖に絡まるミツバアケビ 地上3mの所で1点の光が!

そのウラギンシジミが気になって!

湖のブイには・・・・・

監視台もいっぱい・・・・

藪から ホオジロが飛び出して・・

ヌルデの木が 何故か気になって・・・

よく見ると ルリビタキ(♂)が実を食べて・・・

その後 ジョウビタキも現われて 何か気になる素振り?

            ★ 何が 気を引いたのだろう? では次回に!

コメント

No.1374 ~ 輝く ウラギンシジミ ~

2016年01月08日 | 昆虫

観 察 月 日  2016.1.4.晴 10℃

観 察 場 所  清川村 宮が瀬

 

林道入口に差し掛かると、舗装された路面が白く光っている。霜が降

りているのだ。が、少し進むと霜は無くなり、灰色の路面に戻った。林

道は湖に沿う様に造られているので、空気中の水分量は変わらない

と思はれるのに、入口付近にだけ見られるのは不思議だ。林道脇に

溜まった落葉には、葉脈上や細かな毛先には、霜が付いて美しい。

 一月ともなれば落葉樹は葉を落とし、ヤマハンノキは細かな枝先に

雄花と、雌花を含んだ冬芽、傘を開いた昨年の実がつき、樹木に絡み

付いて茎を伸ばしたフジは、まだ実を吊り下げたままだ。ヌルデも焦げ

茶の払子(ほっす)に似た実を多数付け、深い青空の中に、白黒に近

い風景を作り出している。

 林道の崖面よりミツバアケビの蔓が絡むように下がり、色褪せた葉が

付いていた。何の目的も考えもなく振り向いた私も目を、一点の輝きが

貫いた。

 「セピア色の冬の景色の中に、鋭く光るそれは何だ」胸をときめかせ近

寄って見ると、ミツバアケビの小葉に張り付いたウラギンシジミであった。

 ウラギンシジミは昨年の秋は良く見た。“成虫で越冬する”する事も知っ

ている。それなのに“ドッキ”としたのは、太陽に直接あたる場所であり、太

陽光を鋭く反射したからだ。

 ウラギンシジミの翅の裏が真白である事は勿論承知をしていたが、鋭く

反射するとは意外であった。

林道の入り口付近にだけ 霜が降りていた。

林道脇の落ち葉だまりには霜が。

フジの実が下がる。

ほっす を連想したのだが。

蔓が絡まるミツバアケビ 一点が鋭く光った。

「セピア色の中に?」 ”ドッキ”として近寄り見上げると、

直射日光に当たる ウラギンシジミだ!

温度計を見ると!

冬とはいえ 太陽の直射光は強い。

 

コメント