足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

 No. 1663 ~ 玄倉だより 8月 ~

2019年08月26日 | 植物

観察月日  2019 8.11.曇のち晴 28℃

観察場所  山北町 玄倉

 6月、7月の観察会は2カ月続いて雨であった。今月は久し振りの

青空、西丹沢の山の上には夏空らしい白い雲が盛り上がり、クマタ

カが円を描いた。 

 まだ、穂には早いススキの茂みを覗くと、黒い艶の甲に白ゴマを振

った“ゴマダラカミキリ”が長いアンテナを動かし、体が赤味を増して

きたミヤマアカネが、小虫を狙っている。

 昆虫も夏の種類に変わって来た中で、こればかりは「ごかんべんを」

と言いたいのは“ウシアブ”の仲間だ。花に来る“アブ”はベチタリアン

だが、“ウシアブ”の仲間は吸血性の昆虫だ。

 山間の温泉宿に行くと、“アブに注意を”の張り紙を見掛ける。

 Oさんがリックの中から取り出したのは、先月この林道で観察したマ

タタビをホワイトリカに漬けこんだものだ。手の平に2~3滴落として、

味わってみた。

「すっきりとした味わい」「マタタビの香りがステキ」「また、旅に出られそ

う・・」味わった人が、それぞれ呟いたとか?

 最後に、先月ベニシュスランの発見があり、その後の経過を探す事に

なった。いざ探して見るとあった場所が中々特定出来ない。あきらめ掛け

たその時、「ありました!」と、私達とは少しずれた所を細かく探していた

Rさんの声。既に種子になっていた。

今日も、自然の素晴らしさを満喫した。

西丹沢の山々に 夏の雲が。

ミヤマアカネ が。

ゴマダラカミキリ ダンディーね。

吸血性の昆虫 ウシアブ(アカウシアブ)の仲間。 太い口器。 刺されたら痛そう!

Oさんが、採り出したのは・・・・・・・。

マタタビの虫こぶ。 薬効があるとか。

足元にあった ベニシュスラン種子

地上を這う

8月の 仲間


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