2006年9月1日のブログ記事一覧-ミューズの日記
ミューズ音楽館からの発信情報  ミューズのHP  http://www.muse-ongakukan.com/

 



遅くなりましたが、28日(月)に行われたグロンドーナのマスタークラスの様子をレポートいたします。

今回のマスタークラスは11歳の少女から50歳代後半の男性まで年齢的にも幅広い年齢層の6名の受講者が熱心にレッスンを受けられました。そして皆さんが口を揃えて『いい勉強になりました!』と感動・感激を顕わにされていました。中には地元のベテランギタリストも受講され、その姿勢に私も感激いたしました。演奏家としても活躍されている上、多くのお弟子さんを抱えている人ですから、普通は躊躇される人が多い中、熱心に受講される姿を見て感激しました。一生が勉強ですからね。他の人もこうあって欲しいと思います。

受講者と受講曲は下記の通りです。

1.上出 聖子/F.ソル/魔笛の主題による変奏曲
2.加藤 奏/R.ド・ヴィゼー/組曲二短調よりプレリュード、アルマンド
3.高橋 通康/J.S.バッハ/フーガBWV1000
4.浅原 丞/E.グラナドス/スペイン舞曲第5番
5.長縄 広紀/B.ブリテン/ノクターナルOp.70 より
              Ⅷ Passacaglia/Ⅸ Slow and quiet
6.高岡 誠/M.カステルヌオーヴォ=テデスコ/ギターと朗読のための
      “プラテーロとわたし(PLATERO Y YO)”から
          Ⅰ-プラテーロ(PLATERO) Ⅱ-アンジェラスの鐘(ANGELUS)

マスター・クラスは朝11:00から始まり、夕方6:00過ぎまでの長丁場でしたので、聴講する人も途中『疲れた~!』と言いながら終わりまで熱心に聴講していました。最も疲れたのはグロンドーナさんと通訳を引き受けてくれたリューティストの中川さんではないでしょうか?中川さんは元英語教師でもあり、留学経験もあるため流石に上手い通訳をしてくれましたが、グロンドーナ氏とは初対面でどんな考え方をしている人か知らないため、特に前半の通訳は大変だったようです。お疲れ様でございました。

レッスンの大半は『自分の内にあるものを表現しなさい。ギターは単なる媒体です』と言う一言に尽きるのではないでしょうか。曲のアナリーゼに基づく弾き方は勿論ですが、イメージする音はどんな音なのか、それをどうやって音に現すのか、時には受講生にフレーズを歌わせたりしながら進められました。兎に角、曲を音楽にする事に終始しましたね。
初心者の聴講者も『とっても勉強になりました』とグロンドーナ氏の大ファンになったようです。そして遅れて火曜日に入荷した彼のCDも買いにみえたり、メールで予約をいただいたりしています。内容は新着情報に入っていますので皆さんもチェックしておいてください。貴重なCDですよ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )