2006年7月16日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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以前も同じ様なタイトルでブログを書きましたが、その時のマエストロとはオスカー・ギリアさんと福田進一さんでした。
今回もそのマエストロ・福田進一さんがミューズに来て下さいました。

昨晩も福田さんと酒井康雄さんとご一緒させてもらいましたが、ホント福田さんはタフな人です。今回はスウェーデンでのレコーディングを終えて数日前に成田に着くやそのまま名古屋入りして名古屋市民管弦楽団と一度合わせをして、その後10日に京都で京都市交響楽団とアランフェスを演奏し、13日に琵琶湖でフルートの高木綾子さんとデュオコンサートをこなし、15日には神戸でソロ・コンサートを昼間に行い、その足で昨晩名古屋入りしてオケとリハーサル、そして今日の昼間の本番でアランフェス協奏曲を演奏すると言うスケジュールです。スウェーデンに出てから18日間自宅に戻らず仕事の連続だったそうです。
昨晩はそんな忙しい中での一杯で、福田さん『スタミナつけなきゃ』とにんにくの丸焼きを8個ペロッと食べてしまいました。

今回のアランフェスはオケにもう少し頑張って欲しいところでしたが、福田さんの名演が支えましたね。いつものイクリプス・スピーカーを使っての演奏で細部までギターの音が良く聴こえました。とは言え第1楽章、第2楽章はオケの音がギターにかぶさってきますし、オケも難しいところがあるのでしょう、オケが落ちる所があったりしました。しかし、第2楽章は福田さんが聴かせてくれました。やはり名曲を名演で聴くといいですね。

そして福田さんの出番が終わったところで楽屋出口で待ち合わせしてミューズに直行。店で約1時間半ほどくつろいで行ってくれました。ビールを一杯飲んで喉を潤してもらい、お話したりギターを弾いたりとあっと言う間に時間が経ちました。タミヤのサウンドペーパーを買っていかれましたよ。福田さんもこれがいいんだよね、といいながら・・・。
また、今回使ったギターは以前使っていたブーシェでした。店で見せてもらいましたがいい楽器です。そしてミューズにあるギターも3本弾かれました。フリッツ・オベール、ラミレス・センテナリオ、そしてハウザーIII世。どうもハウザーが一番お気に召した様子でした。『このハウザーはよく鳴るわ!』とのお言葉。

そして『今日帰らないと離婚されるから帰ります。』と言ってお帰りになりました。まあ、気さくないい人です。演奏はグラン・マエストロであり、人間的にもグレート・ピープル、ビューティフル・ピープルですね。次回のミューズでのマスター・クラスもお約束していただきました。帰宅してスケジュールを確認して日程を決めていただきます。是非ご期待ください。


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