2006年7月2日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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昨日7月1日はボサ・ノヴァの名手・佐藤正美さんによるソロ・コンサートが、6月30日に発売になったNew CD“ヒーリング・ボサ・ノヴァ2”の発売記念コンサートとして、ミューズサロンにて開かれました。当日は中部日本ギター協会主催の大萩康司コンサートとぶつかってしまいましたが、大勢のボサ・ノヴァファン、佐藤正美ファンの熱気の中、コンサートは盛り上がりました。
実は大萩さんのコンサートは私が協会の実行委員長なのですが、佐藤正美コンサートが先に決まっていたので、大萩さんの方は協会の事務局に全てをお任せして失礼をしてしまいました。申し訳ありませんでした。

さて、佐藤正美さんのミューズサロンでのコンサートは昨年の11月5日に続いて2回目なのですが、半年に1回程のペースでこれからもやっていきますので今回聴けなかった方は次回に是非お越しください。
兎に角、正美先生はウマイ!あのリズム感とフィーリングは他の日本人にはないですね。単音のメロディー一つとっても私たちには出せない雰囲気があります。軽いキザミ、引き立つメロディ-、時には囁くように、時には激しく、もう自由自在です。一度聴けばファンになる事請け合いです。

昨夜佐藤さんは一柳ギターで全プログラムを演奏されました。佐藤さんはとても美しい音を出されるんです。ボサ・ノヴァやジャズなどポピュラー系のギタリストの音は時々、我々クラシック系のギタリストとは異質の音であることが多いのですが、佐藤さんは違いますね。それはそれは綺麗な音を出されます。そして自由自在に音楽を奏でますからたまりません。昨夜も一柳さんのギターが泣いて喜んでいた様に聞こえてきました。会場に来ていた一柳一雄さん曰く『佐藤さんはギターの魔術師だ』。誠にうまく表現されたと思います。

そしてサロンでの打上げ。20人のファンが参加されてそれは楽しい時間でした。遠くは徳島から佐藤さんの高弟である田中章弘さんが来ていて、得意の弾き語りを披露。また名古屋の高弟・大和田さんも名曲を披露してくれました。その他、数人の参加者が一柳さんのギターを試奏し、初心者の方の弱いタッチでも後ろまで音が通るので、後方に居た人曰く『これで一柳さんのギターが良い楽器だと言う事が分かった。』

徳島の田中はん、実は佐藤正美さんとのコラボレーションで実現したファーストアルバム"speak low t-hern with masami satou"を出されたんです。ジャズとボサ・ノヴァの歌を甘く、切なく、そして渋く歌い上げています。田中はんの弾き語りあり、佐藤正美の伴奏による歌あり、二人のギターによる歌ありとなかなかのものです。ミューズで一度聴いてみてください。今もt-hernの歌声を聴きながら書いています。

山下 高博


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