2006年6月4日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日はミューズサロンで服部修司先生による『~初歩の和声学~ハーモニー分析による名曲解説 その2』が行われました。3回シリーズの今回は2回目に当たります。

第1回目は4月に実施され演奏表現を面白くするための「アーティキュレーショ」、「アゴーギグ」、「フレージング」のお話とサンプル演奏、そして音程、和音、主要三和音、など和声学のお話や譜面を見て何調かどう識別するのか、またどれが主和音、どれが属和音、下属和音かどう見分けるのかなどの解説を例題曲メルツのロマンスとアルバのハバネラを通して行われましたが、今回は例題曲としてサグレラスのマリア・ルイサ、ヘンツェのノクターンを取り上げて特に和声外音とカデンツァについてお話をしていただきました。

今回は第1回目には出ていない新しい方々も参加され熱心に勉強されていました。モデル生徒には前回と同じく成田和代さんが2曲とも演奏され、服部先生によるアドバイスがなされました。リピートする時の注意点、フレージングの最初と最後の基本的な強さ、調性以外の和音が出て来た時の意味合いと弾き方などなど。

そして和音外音の見分け方と使われ方、和音進行の法則、カデンツァの意味合いなどなどとても勉強になるお話が一杯でした。

次回最終回は名曲中の名曲『ソルの月光とタレガのラグリマ』を例題に、特に「転調について」解説していただきます。第1回、2回に参加できなかった方も是非お越しください。どんなお話になるのかご期待ください。

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