2006年4月26日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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みなさん、こんにちは。京都の上田英治です。
4月30日のデュオ•ウエダ•コンサートまであとわずかとなりました。名古屋でデュオ•ウエダが演奏するのは初めて、私たち自身大変楽しみにしております。

名古屋は数年前に遊びに来たとき、大須観音近くの古びた玩具屋さんで全長1.5メートルもある特大のゴジラを衝動買いした思い出の地です。そのゴジラの音楽の生みの親、伊福部昭先生が今年2月、91歳で亡くなられました。今回は追悼演奏として、先生の代表作「交響譚詩」と日本組曲から「佞武多」を演奏いたします。実は先生のお葬式の直後、大阪のギターフェスティバルで「交響譚詩」を演奏した時は、ショックが癒えず正直いって作品に向かい合うのがつらかったのですが、最近ようやく伊福部先生の作品をギターで弾く事の出来るありがたさを再認識できるようになりました。私たちの心に響く作品を残してくださった伊福部先生に感謝の気持ちを込めて演奏したいと思います。

藤井敬吾先生の「故郷 遁走と帰還」は藤井先生と大萩康司さんが二重奏するために書かれた曲で、「2人のソナタ」は昨年のデュオ•ウエダリサイタルの際、作曲していただいた全4楽章からなるソナタです。いずれも名古屋初演です。
その他、巨匠セゴビアの愛らしい「ディベルディメント」やブラジルのショパンと言われるナザレーの代表作、2人のソロなどデュオ•ウエダならではの曲目をプログラミングしました。

今度の日曜日、皆様方にお会いできる事を楽しみにしております。ぜひ、名古屋デ
ビューとなる私たちの演奏をお聴きにお越し下さい。よろしくお願い申し上げます。

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