2006年4月18日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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4月16日はミューズサロンで二つの行事が行われました。

一つは11:00から『ミューズ・合奏を楽しむ会』
もう一つは15:00からワンコイン講座『~初歩の和声学~ハーモニー分析による名曲解説』でした。

合奏を楽しむ会は12名が出席されました。高岡先生が事前に用意され、参加者に送られていた「美しく青きドナウ」とその場で渡された「フィンランディア」の2曲を題材にスタートしました。先ずはどんな曲かオリジナル曲を聴いてみましょうと言う事で用意されたMDでオーケストラの演奏を聴いて、イメージを摑む事から始まりました。参加された人達は30歳代から70歳代まで、初心者からかなり弾ける人まで様々でしたが、結構皆さん『楽しかった!』と言って頂きました。
まだ第1回目ですから、ナビゲーターの高岡さんも参加者の皆さんも手探り状態でしたが、年間通して取り組む曲と、毎回違った易しい曲で読譜力も身に付けましょうと言う2本立てで進めていくことになりそうです。

ワンコイン講座は服部修司先生による『~初歩の和声学~ハーモニー分析による名曲解説』で3回シリーズの第1回目。今回は例題曲としてメルツのロマンスとアルバのハバネラが取り上げられました。
先ずはモデル生徒の成田和代さんにロマンスを演奏していただきました。そして服部さんが用意された資料に基づき、演奏表現を面白くするための「アーティキュレーション」、「アゴーギグ」、「フレージング」のお話とサンプル演奏、そして音程、和音、主要三和音、など和声学のお話や譜面を見て何調かどう識別するのか、またどれが主和音、どれが属和音、下属和音かどう見分けるのかなどの解説を例題曲を使いながら分かりやすくしていただきました。

もっとも参加者の知識レベルは様々なので非常に分かりやすかったと言う人、少し難しかったと言う人といましたが、参加者全員に「きっかけ」作りをしていただいた事は間違いなさそうです。面白そうだな、もう少し勉強してみようかな、又はどう勉強すれば良いかなどのヒントになったと言えそうです。
第2回目は6月4日に例題曲としてサグレラスのマリア・ルイサ、ヘンツェのノクターンを取り上げます。お楽しみに!

山下 高博


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