昨日は4件、夜も働きました。
昨日は雪の後の1当直、天気は良くて日中は気温二桁まで上がっていましたが、夜はグッと冷え込みました。通勤時にまだ雪が隅っこに残っていましたが、ほとんど溶けてしまったようです。
今この記事を書いている時点でまたまた雪が降って来まして、この間よりはるかに強くて既にうっすら積もっています。屋根は完全に真っ白ですね
さて今日は仕事のお話ですが、ちょっと雑学的なものを。
知って得するわけではなく、むしろあまり意味のないムダ知識のような感じかもしれませんが…
火災時に消防隊員や救助隊員が背負っている空気呼吸器。
あれについての質問を消防署見学に来た小学生や職業体験学習に来た中学生、またはそれに引率してきた方など、多方面から受けます。
『あの酸素ボンベはどれぐらいもつんですか?』と。
個人差によりますが、大体20分程度です。
ある程度までボンベの容量が減ってきますと警告音が鳴ります。ただ単純にボンベ背負って面体(顔につけるマスクの部分)つけて動かずに…ですと20分以上はもつでしょうが、実際は動いています。それに災害現場と言う特殊な環境下にいる以上、人間は興奮状態、呼吸は早くなります。
だから実際は20分はもたない、10分台後半かなと言う計算です。面体着装時、ボンベの残圧から活動時間を単純計算しますが、その計算結果より2分少なく見積もっていました。(消防隊だった頃の話ですが)
ちなみにですが、空気呼吸器についているのは『酸素ボンベ』ではありません。普段生活している上で吸っている空気、そこら辺を漂っている空気です。
ボンベと言う物は、入っている物(気体)によって色が決められています。
・赤…水素
・緑…二酸化炭素
・黒…酸素
・茶色…アセチレン
・黄色…塩素(だったかな?)
・灰色…その他のもの
と言う具合に。
我々が背負っている空気呼吸器のボンベの色を良く見ると、灰色のボンベです。(色のついたカバーがかかっている場合がありますが、ボンベ自体の色は灰色)
もしこれが酸素であれば、ボンベの色は黒色になっているはず。灰色ですのでその他のもの、つまり、そこらを漂っている空気ですね
ちなみに救急車には酸素投与をするためのボンベが積載されています。これは黒色ですね。
普段私達が吸っている空気を、コンプレッサーで圧縮してボンベに充填。それをつけて火災現場で活動します。
(全くの余談ですが、作動中のコンプレッサー付近でオナラをしますと、その臭気がそのままコンプレッサーに取りこまれ、ボンベの中に入ってしまう可能性もあります。)
と、本日の記事は消防のちょっとした雑学をお届けしました。
記事のタイトルに、『その1』なんてつけてしまいましたが、『その2』があるかどうかはまだ分かりません
また何か思いついたらご紹介します(苦笑)
明日は休みです。
昨日は雪の後の1当直、天気は良くて日中は気温二桁まで上がっていましたが、夜はグッと冷え込みました。通勤時にまだ雪が隅っこに残っていましたが、ほとんど溶けてしまったようです。
今この記事を書いている時点でまたまた雪が降って来まして、この間よりはるかに強くて既にうっすら積もっています。屋根は完全に真っ白ですね
さて今日は仕事のお話ですが、ちょっと雑学的なものを。
知って得するわけではなく、むしろあまり意味のないムダ知識のような感じかもしれませんが…
火災時に消防隊員や救助隊員が背負っている空気呼吸器。
あれについての質問を消防署見学に来た小学生や職業体験学習に来た中学生、またはそれに引率してきた方など、多方面から受けます。
『あの酸素ボンベはどれぐらいもつんですか?』と。
個人差によりますが、大体20分程度です。
ある程度までボンベの容量が減ってきますと警告音が鳴ります。ただ単純にボンベ背負って面体(顔につけるマスクの部分)つけて動かずに…ですと20分以上はもつでしょうが、実際は動いています。それに災害現場と言う特殊な環境下にいる以上、人間は興奮状態、呼吸は早くなります。
だから実際は20分はもたない、10分台後半かなと言う計算です。面体着装時、ボンベの残圧から活動時間を単純計算しますが、その計算結果より2分少なく見積もっていました。(消防隊だった頃の話ですが)
ちなみにですが、空気呼吸器についているのは『酸素ボンベ』ではありません。普段生活している上で吸っている空気、そこら辺を漂っている空気です。
ボンベと言う物は、入っている物(気体)によって色が決められています。
・赤…水素
・緑…二酸化炭素
・黒…酸素
・茶色…アセチレン
・黄色…塩素(だったかな?)
・灰色…その他のもの
と言う具合に。
我々が背負っている空気呼吸器のボンベの色を良く見ると、灰色のボンベです。(色のついたカバーがかかっている場合がありますが、ボンベ自体の色は灰色)
もしこれが酸素であれば、ボンベの色は黒色になっているはず。灰色ですのでその他のもの、つまり、そこらを漂っている空気ですね
ちなみに救急車には酸素投与をするためのボンベが積載されています。これは黒色ですね。
普段私達が吸っている空気を、コンプレッサーで圧縮してボンベに充填。それをつけて火災現場で活動します。
(全くの余談ですが、作動中のコンプレッサー付近でオナラをしますと、その臭気がそのままコンプレッサーに取りこまれ、ボンベの中に入ってしまう可能性もあります。)
と、本日の記事は消防のちょっとした雑学をお届けしました。
記事のタイトルに、『その1』なんてつけてしまいましたが、『その2』があるかどうかはまだ分かりません
また何か思いついたらご紹介します(苦笑)
明日は休みです。
非常に勉強になります。
勉強しなくてはいけないことが山ほどありますね、大変そうです。
人が本来逃げる場所に向かって行く以上、一般の知識より何層も何層も掘り下げて勉強して身につけなくてはいけませんね。
日々お疲れ様です。
gonzo
ボンベのお話、面白かったです。ボンベは相当、重いんですよね。個人的に息子と消防車の見学をさせて頂いたとき 防火服を着せて頂き ボンベ背負いましたが 重さにビックリでした。装備合わせて20キロと聞いたような 。とにかく、体を鍛え維持しなければならない 大変なお仕事ですね。
ムサシさんは奥さんから
何か貰えましたかぁ?!
あたしは渡すどころか
メールもできませんでしたぁ!
ボンベって言っても
中にはいろんな種類の
物質が入っているんですね!
避難訓練で使う水入りの
消火器の水も消防士さんが
毎回詰め替えしてるんですかぁ?
消火器ってホームセンターでも売ってますが
どこで買うのがいいですかぁ?
消火器の処分の仕方について困ってまして、検索するうちにこちらにたどり着きました。
我が家には私が生まれる前からあろう、昭和40年代のものすごい古くて汚い消火器を納屋で発見しました。さすがに新しい物に買い換えようと思っているのですが、どのように処分をしたらいいのかわかりません。もし、お時間ありましたらご回答頂けると助かります。
急に割り込んで来た新参者ですが、よろしくお願いします。
間違いなければ、たしかライフジェム(Lifegem)って書いてあって川崎重工業製でした。
今度訓練で消防署行ったとき、注意して見ておきます。
体を鍛えるのは表面の筋肉より、今は内面の筋肉を中心に鍛えようと思います。
またまた質問なのですが消防職員採用にあたり、身長、体重など体格により有利、不利などあるのでしょうか?また採用後においてもどうなんでしょうか?
ちなみに僕の受験する都市では身長や体重などに制限がありません。僕は身長が低い方なので気になります(笑)
教えて下さい!
入るまでも勉強しますし、初任教育でも勉強。現場に出てからも勉強。退職するまでずっと勉強です。似たような現場はあるかもしれませんが、全く同じ現場はありません。10回100回の訓練より1回の現場で学ぶことはたくさんありますね
私が車の雪かきをしている間に、チビムサシ君はベランダで雪遊び。喜んでいましたが、午後になり随分陽が当たるようになり、半分ほど溶けてしまいました。
ベビームサシ君がもう少し大きくなったら、ゲレンデに連れて行ってあげたいなと思っています。嫁もゲレンデ行きたい!と口酸っぱく言ってますし、子どもたちにもたくさんの雪の中で遊ばせたいですしね
ちなみに私だけにではなく、子どもたちと一緒に。ムサシ家の男たちに…と言うことで、一まとめにされたような感じです。(笑)
今日は近所のショッピングモールへ買い物に出かけましたが、バレンタインのチョコがまだコーナーの一角にありました。(売れ残り?)
遅れてごめんね!の一言を添えて渡してみるのはいかがでしょう?とのキャッチフレーズ付きでした。
訓練に使う水消火器は、訓練の度に職員が水を詰めています。一定の量の水を入れて、記事にも書いたボンベを使って空気を入れています。
ちなみに本物の消火器は粉末です。訓練で使う水消火器はレバーを離すと水も止まりますが、本物の粉末消火器は一度レバーを握ると止まらずに出っぱなしです。(それも10秒程度しかもちませんが)
お見込みの通り、ホームセンターや消防設備業者で消火器は販売しています。消防設備業者…と言ってもピンとこないと思いますので、ホームセンターなら購入しやすいと思いますよ
消防署では古い消火器の引き取りや処分は行っておりません。時々電話で相談を受けたり、消防署に古い消火器を持って来られる方がいらっしゃいますが、消防署では引き取れない旨をお伝えしています。
これは当消防で行っている方法ですが、近所で消防設備を取り扱っている業者を何ケ所か紹介させて頂いてます。ご自身でその業者に問い合わせて頂き対応してもらっています。
消防設備業者と言ってもピンとこないかと思います。消防署では引き取り不可能ですが、処分の方法について相談してみれば何かしら回答が得られるかもしれません。
消防署には一般の電話番号もあります。(119番は緊急回線ですので、この番号でのお問い合わせはご遠慮ください)
お住まい近くの消防署のお電話番号をお調べの上、相談なさってみて下さい。