消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

勉強になる

2011-02-05 22:46:29 | 消防・救急
昨日は4件、夜中も1つ。真夜中の出場だったため非番で身体がだるく、帰ってきて昼食を食べたらあっという間に寝てしまいました。

夜中の出場があるないに関わらず、非番の日の昼食後に睡魔が強烈に襲って来ます。勤務の時に眠れればまだ抵抗する力はあるものの、寝れないと無抵抗のまま夢の中。

出場件数の少ない署へ異動したこともあり昼寝をしない日も増えましたが、今日は起きてるのが辛かったですね


この日の当直は普段と違った救急隊のメンバー。

いつもなら私は機関員、主に救急車の運転をしています。普段患者室に乗っている上司が不在だったため、機関員を消防隊の方にやってもらい私が後ろの患者室に乗りました。

救急隊3人の中で、一番傷病者と接触する時間が長いのは患者室に乗る隊員。隊長より、機関員よりも傷病者やその家族(同乗者)と接する時間があります。

現場到着から現場出発までは3人ともほぼ同じぐらい接する時間はありますが、救急車が動き出すと機関員は病院へ向けて運転、救命センターへ搬送するような重症事案でも無い限り、隊長も助手席(隊長席とも言う)に乗って機関員と一緒に安全確認しながら病院へ向かいます。その間に、より詳しい情報を患者室に乗る隊員は聞くわけです。

救急隊員になって2年目ぐらいまでは誰かが休みの度に患者室に乗っていましたが、ここ最近はずっと機関員で固定されています。

その車両の運転に慣れている機関員をなるべく固定させたいと言う当直責任者の判断もありますし、代わりに乗って下さる方が過去に救急隊員としての経験が豊富で隊長としての経験も有。

年齢も考慮して、やはり負担の大きい機関員を若手に…と言う考えもあるのかな、と思います。


この仕事が好きだし、機関員をやれと言われても特に不満は無かったのですが、やはり救急隊員の基本的な『観察』と言う面からみれば、機関員と言うポジションでは時間が足りないなと思う部分があります。今後もまだ救急と言う仕事をしたいなと考える以上、やはり後ろの患者室に乗っての勤務をもっと経験したいと言うのが本音。

傷病者に接触して車内収容して、病院が決まるまでは一緒に他の隊員と観察を行いますが、病院が決まってしまうとノータッチになってしまう。搬送中に隊員と傷病者やその家族とどんなやりとりがあって、実はどんな病歴があって…と言うのが分からないのです。搬送中の詳細観察にしても同じ。


今回後ろの患者室に乗っての勤務は本当に久しぶり。あらかじめ分かっていたことでしたので、経験が少ない分多少なりの不安もありましたが、楽しみでもあった勤務でした。

案の定、隊長からお叱りに似たアドバイスを受け、自分でもああすれば良かったな、こうすれば良かったなと反省材料も見えてきました。

空き時間で色々テキストを開いたり、訓練で上司から教わったことを実際に自分がメインで観察。勉強になった1当番でした。


今年度あと1回患者室に乗る機会があるかどうか。現場から学ぶことはたくさんあるので、もう少し患者室に乗る機会を増やしてほしいなと思っています。

正規のメンバーで無い時はぜひ患者室に…と交渉してみようかな



明日は3回目の結婚記念日。

仕事も休み、またまたお出かけしてきます