消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

乳幼児の応急手当

2011-01-28 21:34:37 | 育児日記
今日はお休み。日中外に出ましたが、晴れているとそれほど寒さは感じず。

比較的過ごしやすい気候だったと思います。


今日は昨日の記事の終わりに書きました、乳幼児の応急手当の講座に嫁が参加するため、近所の公民館に行ってきました。

小さい子を持つ親を対象に毎年1回は行われているもの。一昨年は参加しましたが、昨年は不参加。

嫁も職業柄知識としてはあるものの、小児は専門ではないようで復習の意味で聞きに行くとのことでした。


私は嫁が話を聞いている間、子守りのため一緒にお出かけ。

最初はどこか違う場所へ子どもたちを連れ出そうと考えていたのですが、同じ公民館に子どもが遊ぶスペースが設けられおりましたし、ベビームサシ君が腹減ったと泣かれたときに嫁がすぐに対処できるように、同じ場所にいました。


平日だからやはりお父さんの参加はほとんどなく。子守りをするつもりで来ましたので受講することは考えてなかったのですが、公民館の職員の方に『子どもたち見てますのでお父さんもいかがですか?』と言われたのですが、申し訳ないですが丁寧にお断りさせて頂きました。

私も時々教える立場の仕事をしてますし、逆に講師の方に失礼だと思ったので…
(実は消防職員で普段救急車に乗ってて…とは言いませんでしたが)


ただ、子守りがてら遠巻きにお話は聞いていました。

他の方がどういった教え方をしているかは気になりましたし、良いなと思えば盗むつもりでした。


大体1時間半ぐらいの時間をかけて行われた講座。

子どもには誤飲や転落、どこかにぶつけて出血したと言うのが多く、その対処方法と身近にあるものを使った応急手当。

私達が教える場合は三角巾を使ってやる場合がほとんどですが、本日の講師(赤十字のスタッフの方でした)はハンカチやパンスト、スーパーの袋を使った固定の方法などを展示していました。

三角巾よりもっと身近な物。なるほど!と思いました


そして最後に心肺蘇生法とAEDについての説明。

昔の心肺蘇生法は1人と2人でやる場合だったり、子どもと大人で違いがあったりしましたが、今では年齢関係なく統一。

あえて違いがあるとすれば、小児のCPA(心肺停止状態)において、救助者が一人しかいない場合は先に2分間のCPR(心肺蘇生法)を実施するぐらいで、後は基本的に流れは同じ。

AEDも1歳以下には使えず、小児であれば小児用のパッドを使う(無ければ緊急避難的に大人用で代用可)ぐらい。


誰でも使えるとの売り文句で、近年急速に普及してきたAED。

受講者の食いつきも良かったように見えました。


ここで覚えた知識は、使わないことが一番良いこと。

ですが、万が一の時には救助の手を差し伸べてあげないと、助かるはずだった命が助からないと言うことも起こり得ます。


もしうちで何か起こった場合に、私がいないときに起こりうるかもしれない。

そんな考えもあり、嫁も積極的に受講してくれたのは内心ありがたかったなと思っています。
(看護師と言う職業柄か、プライドなのか、私より医学的な知識は少なからずありますので絶対私には聞こうとしませんしね



明日は仕事。

この勤務が終わったら休みを利用して、ムサシ家の恒例行事でありますイチゴ狩りに行ってきます