消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

酔っ払い救急

2008-06-22 23:40:19 | 消防・救急
昨日は6件。件数的にはまぁ平均値ではありました。

しかし、睡眠(仮眠)時間が2時間を切り。たぶん救急隊になってから一番寝ることのできなかった1当番でした。


その理由は、『酔っ払い』。

アル中のため救急要請。車内収容して病院選定しますが、これが中々決まらない。

当番の二次病院に依頼したのですが、酔っ払いは誰か付けてくれないと診ないとの事。

単身でこっちに来ていて近くに身内もいなく、さっきまで一緒に飲んでいた友人なども連絡つかず。

病院が診ないとの回答なので、仕方なく違う病院を聞いてみることにしたのですが、聞くところ聞くところ

『当番の二次病院をあたって下さい』

って断られる始末。


仕方なく処置が終わるまで救急隊が病院で待機することを条件に、最初に聞いた当番の二次当番病院へ搬送しました。


病院が決まるまでに1時間以上要し、病院に着いてからも1時間以上病院で待機。

その間、当の酔っ払い患者さんは点滴処置をされながらグースカ寝ておりました。


ハァ~



アル中患者さんの場合、中々病院も決まらないのが現状です。

大人しければまだマシなものの、中にはやはり暴れる者もいます。

そうなると病院もトラブルを避けたいがために誰か連れて来い(あまり無いですが)って事にもなるし、危害が加わりそうなら警察官を要請しなければならないし…。

でも今回の事案は、暴れる様子も無く警察官の要請も必要なし。

危害を加えそうな様子は無いと言ったのに…もうちょっと病院側も救急隊のこと信用してくれても良いと思うんだけどな。


結局3時間近く、受け持ちを離れていたこの事案。

夜中に出場していって、帰ってきたのは明け方。空は明るくなってきていました。

さすがに当番明けて帰ってきて、何もすることなく布団へまっしぐらでした。


お酒は自分の限界を考えてほどほどに。

酔い潰れたら、関わる人皆に迷惑をかけることを学んで欲しいですね。

もういい年した大人なんだから。




明日はお休みです。