仕事に復帰してからの2当番は件数も多く夜中もあり。
帰ってきてからは寝不足のためにすぐ寝てしまいましたが、昨日は件数も少なくて夜中も無し。久しぶりに非番は体が軽かったような気がします。
さて今日のお話は、これって救急車なの?と言う事案。
私の主観的な考え方ですが、実際にこういった使い方ってどうなの?と思った事案です。意見も下さい。
まず一つ。
朝方に足を怪我した若者。親が夜間・休日でも診察可能な医療機関を情報センターに問い合わせ、親が病院まで連れて行った。
平日日中の外来がやっている時間帯では無かったので医師も看護師も限られた人数で、しかも専門的な処置や検査もできない時間帯。
それでも診察を必要とする患者さんが集中してしまうので、当然待ち時間はかかってしまうものだが、待ちきれずに救急要請。
自分で病院を探して、自分で病院まで行って。
みんな痛い中順番を待っているのに、待てないからって理由で救急車なの?
ちょっと安易な救急要請じゃないのか?
救急車で行ったって、結局は待つようですよ。
もう一つ。
小さな子供の40℃の発熱。2日ほど前に近くの小児科へかかり、薬を処方されて医師からも様子を見てくださいと。
薬を飲ませても熱が下がらないため救急要請。
熱が下がらなくけいれんを起こしたのなら分かります。場合によっては酸素投与しながら搬送したりしますので。
しかしけいれんもなく、発熱のみ。ぐったりしているわけでもなく、バイタルは体温以外は正常。普通に会話もできる状態でしたし、しまいにはストレッチャーの上ではしゃぐ始末。
薬を飲みきっていないのに、医師からも安静にさせて様子を見てくださいと言われているのに、ただ熱が下がらないと言うだけで救急車を呼ぶ。
子供の熱はそんなに早く下がりませんし、大人と同じ様な薬は飲ませられない。
かかりつけの病院に連絡を取るなり、自分で休日夜間の急病診療所へいくなりすればいいのに…なんで救急車なの?
どこの病院に行ったって、様子を見てくださいとしか言われないですよ。
案の定、搬送先の医師からもこんなので救急車呼んじゃダメって怒られていました。
子供が辛いとき一番頼りにしてるのは、自分のお父さんお母さんじゃないのかな。
その親が全く何もせず、ためらわずに救急車を呼んでしまう。
私もこれから親になる身ですが、私ならもうちょっと自分で何とかしようと思うのです。
こんな仕事をしてるから言えるのかもしれませんが…
救急車の本来の目的は災害、事故、怪我、病気などで負傷し、一刻も早く病院に搬送して医師の診察を必要とする人たちを迅速に病院まで運ぶもの。そのために赤色回転灯をまわし、サイレンを鳴らして道を空けてもらいながら走るのです。
ですが、今ではそんな人たちは100件やって20~30件あるか無いか。
自分や家族が連れて行けるだろうし、様子を見て日中外来がやっている時間に行く事だってできる。
それが完全にタクシーとして使われたり、『念のため』や『一応』で呼ばれてしまう。
急いで運ばなければいけない人の下へ救急車は向かわなければいけないのに、『とりあえず救急車でも呼んどこう』では困るのです。
救急車の不適切利用は一般市民に限ったことではなく、警察官や病院にも言えることですが…。
その点に関しても、そのうち記事にしていきたいと思います。
何度も行っているような気がしますが、数少ない救急車。
本当に必要な人の元へ早く到着できるよう、ご協力をお願いします。
明日はお休み。
天気は崩れるようです。
帰ってきてからは寝不足のためにすぐ寝てしまいましたが、昨日は件数も少なくて夜中も無し。久しぶりに非番は体が軽かったような気がします。
さて今日のお話は、これって救急車なの?と言う事案。
私の主観的な考え方ですが、実際にこういった使い方ってどうなの?と思った事案です。意見も下さい。
まず一つ。
朝方に足を怪我した若者。親が夜間・休日でも診察可能な医療機関を情報センターに問い合わせ、親が病院まで連れて行った。
平日日中の外来がやっている時間帯では無かったので医師も看護師も限られた人数で、しかも専門的な処置や検査もできない時間帯。
それでも診察を必要とする患者さんが集中してしまうので、当然待ち時間はかかってしまうものだが、待ちきれずに救急要請。
自分で病院を探して、自分で病院まで行って。
みんな痛い中順番を待っているのに、待てないからって理由で救急車なの?
ちょっと安易な救急要請じゃないのか?
救急車で行ったって、結局は待つようですよ。
もう一つ。
小さな子供の40℃の発熱。2日ほど前に近くの小児科へかかり、薬を処方されて医師からも様子を見てくださいと。
薬を飲ませても熱が下がらないため救急要請。
熱が下がらなくけいれんを起こしたのなら分かります。場合によっては酸素投与しながら搬送したりしますので。
しかしけいれんもなく、発熱のみ。ぐったりしているわけでもなく、バイタルは体温以外は正常。普通に会話もできる状態でしたし、しまいにはストレッチャーの上ではしゃぐ始末。
薬を飲みきっていないのに、医師からも安静にさせて様子を見てくださいと言われているのに、ただ熱が下がらないと言うだけで救急車を呼ぶ。
子供の熱はそんなに早く下がりませんし、大人と同じ様な薬は飲ませられない。
かかりつけの病院に連絡を取るなり、自分で休日夜間の急病診療所へいくなりすればいいのに…なんで救急車なの?
どこの病院に行ったって、様子を見てくださいとしか言われないですよ。
案の定、搬送先の医師からもこんなので救急車呼んじゃダメって怒られていました。
子供が辛いとき一番頼りにしてるのは、自分のお父さんお母さんじゃないのかな。
その親が全く何もせず、ためらわずに救急車を呼んでしまう。
私もこれから親になる身ですが、私ならもうちょっと自分で何とかしようと思うのです。
こんな仕事をしてるから言えるのかもしれませんが…
救急車の本来の目的は災害、事故、怪我、病気などで負傷し、一刻も早く病院に搬送して医師の診察を必要とする人たちを迅速に病院まで運ぶもの。そのために赤色回転灯をまわし、サイレンを鳴らして道を空けてもらいながら走るのです。
ですが、今ではそんな人たちは100件やって20~30件あるか無いか。
自分や家族が連れて行けるだろうし、様子を見て日中外来がやっている時間に行く事だってできる。
それが完全にタクシーとして使われたり、『念のため』や『一応』で呼ばれてしまう。
急いで運ばなければいけない人の下へ救急車は向かわなければいけないのに、『とりあえず救急車でも呼んどこう』では困るのです。
救急車の不適切利用は一般市民に限ったことではなく、警察官や病院にも言えることですが…。
その点に関しても、そのうち記事にしていきたいと思います。
何度も行っているような気がしますが、数少ない救急車。
本当に必要な人の元へ早く到着できるよう、ご協力をお願いします。
明日はお休み。
天気は崩れるようです。